■「今日のことば」カレンダー 2009年3月■
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2009-03-31 |
馬に乗る人がいれば、その馬を引く人がいて、 荷物を背負って従う人がいる… 三者そろって旅人の「ご一行様」が成立するのです。 それぞれが自分に与えられた役割を全うすることで、 世間は成り立っているのですから、 損得ではとうてい考えられない役割もあるのです。 なかには大勢の人が嫌う役割もありますが、 その役割を拒まずに、黙々と仕える人がいることに、 神の計らいの見事さが感じられる。 そういう職業にこそ、畏怖と尊敬の念を持って 感謝する必要があります。 あなたにはあなたに与えられた役割があります。 その役割を全うすることが、 あなたの幸せを保証することになるでしょう。 |
2009-03-30 |
「美しい言葉を贈れば、優しい言葉が返ってくる」 私は、他人と話をするとき、 この言葉を思い出すようにしています。 美辞麗句を並び立てるということではありません。 その人のことを心の底から思う言葉を使えば、 相手は必ずその真意を受け止める。 そうすれば、相手から返ってくる言葉も、 きっと優しい言葉になるはずです。(略) 人と話すときは、できるだけ聞いて美しい言葉、 思いやりのこもった優しい言葉をかけるようにしたいものです。 世界中の人々がみんなそう心がければ、たちまち 世界平和だって実現してしまうに違いない。 言葉にはそれくらい力があるのです。 |
2009-03-29 |
悪くなる。 わるくなる。 ワルクなる……。 そんな意味を持つ言葉が口癖だったとしたら、 良くなりようがありません。 悪くなる……と、心の底から心配している人の目標は、 悪くなることなんですから。 私は不幸せ、私は苦労の連続だった、私はダメだから……。 そんな言葉をいつも会話の中にちりばめる人がいます。 無意識にでも「自分が決めた目標」に向かって、 人は命を運んでいることを忘れないでおきましょうね。 |
2009-03-28 |
画用紙に描かれた4センチほどの灰色の象の絵に 目に触れるように近づけると、見えるのは灰色だけです。 灰色が全世界になってしまいます。(略) その絵を徐々に目から離していきます。 絵と目の間に距離ができるようにします。 ふとあなたは、我に返ったように、不思議な感覚にとらわれます。 いままで灰色だけが広がっていたのに、いまは、 目の前の絵に広大な草原に立つ一頭の象が現れ、 象を取り巻く果てしない世界が広がっているのを 理解して驚きます。(略) さらにその絵を部屋の片隅の壁に張りつけます。 すべてが灰色の象が小さな絵のごく小さな1部でしかない ことに気づきます。 |
2009-03-27 |
夢がすぐに実現しなかったとしても、 自分の夢に疑問を持ってはいけません。 夢をあきらめたり、妥協するのではなく、 夢にたどりつく工夫をしてみてください。(略) 夢を実現する過程で、 あなたは人格が磨かれていく体験をするでしょう。 これは、ちょうどおとぎ話の筋立てのようなもの。 主人公がお姫様や王子様と結ばれ、 お城で幸せに暮らすために、怪物の退治や、 恐ろしい危険がいっぱいの旅をしなければならないように、 あなたも試練を乗り越えなくてはならないのです。(略) 夢を実現し、もっと自由になるために、 障害物はどんどん片づけましょう。 苦い思いで捨て置かれたものに光をあて 果敢に挑戦していきましょう。 一瞬ひるむことはあっても、安全でつまらない過去に 立ち戻ることなく、新しい次元に立つ あなた自身を求めて、前進してください。 |
2009-03-26 |
人生において何か新しいことにチャレンジする際に 経験する不安や恐怖心は、現在の快適ゾーンから、 未知のゾーンへ移動する時の不安と恐怖心と同じである。 初めてデートした時、どれほど緊張したことか。 今なら、当時を振り返って思わず微笑むかもしれないが、 その時は不安だらけだった。 自分自身にチャレンジして真っ向から恐怖心に立ち向かった。 でも、なんとかなった。そして、成長した。(略) 人生に真正面から立ち向かえば、 苦しみや不安のほうがあなたから離れていくものである。 もっとも息の長い女優メアリー・タイラー・ムーアは、 苦悩について、かつて次のように語っていた。 「人生でいろんなことにチャレンジしないで、 どうして勇気がわいてくるというの? 自分の中から勇気を引き出すのは、チャレンジなのよ」 |
2009-03-25 |
参加するすべての国がその期間に集中して 国のプライドをかけて戦うというのならば、もちろん出てみたい。 メジャーの選手がそれぞれの国の代表として出る。 そういう本当の世界一を決める舞台に オリンピックがなるのならば、選ばれれば喜んで出ますよ。 ただ、野球人気ということを考えるのならば、 そこで選手たちがどういう立ち居振る舞いをするかが、 大事だと思います。 子どもたちに対しては、勝つだけじゃなくて、 カッコいいなぁと思ってもらえなければダメなんです。 真摯に野球のことを考えている選手が集まって、 それでさらに勝てれば、子どもたちが野球に向いてくれる きっかけになる可能性は十分にあると思います。 そういう舞台に選ばれるのは名誉なことですし、 オリンピックに出たいというのではなく、 世界一を決める舞台に出たい。 |
2009-03-24 |
「運命の人」であろうが何であろうが、 違う二人が一緒に生きていくということは、 あらゆる点でむずかしいものなのだ。 多くの違いを乗り越えて お互いを受け入れ合っていかない限り 二人の間の信頼関係なんて深まっていくわけがない。 「運命の人」だったら、 すれ違わないでスムーズにいくんじゃなくて、 それが本当に「運命の人」なら、 どんなにトラブっても壊れないということだ。 この点を勘違いしちゃいけない。 |
2009-03-23 |
思いがけない受け取り方をされると、大抵の人は、 「オレはそうは言っていない」 「あんな受け取り方をするなんて、どうかしている」 「ちゃんと聞かない相手が悪い」 と、聞き手を責め立てる。 話は、聞き手が意味を決定する。 そう受け取ったというのは、動かしがたい事実なのだ。 「おかしい」「どうかしている」と文句を言っても、 始まらないことなのである。(略) コミュニケーションとは、 お互いに違う人間同士の話し合いである。 聞かれ方を考えて話すとともに、 違った受け取り方をされた場合、 「そうか、そういう受け取り方もあるのか、 相手に教えられた」と思えばよい。 コミュニケーションとは、 自分と相手との違いを知ることなのだから。 |
2009-03-22 |
《二度と無い一度の人生だから》 二度と無い一度の人生だから、 だから私は、生きる使命を見つけその使命を全うします。 二度と無い一度の人生だから、 だから私は、泣いたり笑ったり本気で生きます。 二度と無い一度の人生だから、 だから私は、人を愛し自分を愛しあらゆるものを愛します。 二度と無い一度の人生だから、 だから私は、私の持てるすべての力を出し切ります。 二度と無い一度の人生だから、 だから私は、人を妬んだり恨んだり憎んだり時間の ロスを無くします。 二度と無い一度の人生だから、 だから私は、喜びも悲しみも 天が私に与えてくれた愛として受け止めます。 二度と無い一度の人生だから、 だから私は、魂を自覚し愛の固まりで 人と社会の中で生き抜きます。 二度と無い一度の人生だから、 だから私は、愚痴や不満のない喜びに溢れた人生にします。 二度と無い一度の人生だから、 だから私は、人の失敗、迷いを大きな心で包みます。 二度と無い一度の人生だから、 だから私は、自分と人の体と心と魂を大切にします。 二度と無い一度の人生だから、 だから私は、神が私に与えてくれた天寿を全うします。 二度と無い一度の人生だから |
2009-03-21 |
望みどおりの道が開けていれば、そりゃ誰も迷いはしません。 ラクな道があるならば、誰だって容易に判断も選択もできる。 どれを選んでも苦しいし、怖いし、寂しいし、リスクもある。 そういう中から選ぶのだからこそ、自ら、 “決断”したのだといえるのではないでしょうか?(略) どんな道でも、 自分が選んだのなら必ず活路はひらける。 選ぶこともせずに、いよいよそっちへ 行かざるを得なくなる状況になってはじめて、 行動するのなら、それは、行動したんじゃない。 行動させられたに過ぎない。 生きたことにならない。 転がされた石と同じです。(略) ただ「自分が選んだ人生だったのだ」 という確信だけが、振り返った日々を輝かせるのです。 |
2009-03-20 |
死んでしまいたいほど自分をみじめに感じるときは、 どうしてもそれなしには幸せになれないと執着している、 自分への賞賛や、同意や、拍手喝采や、愛情が得られず、 それらを渇望している状態ではないでしょうか? ともかく「これがなくては幸福になれない」 と信じているものが与えられないとき、 人生はかさかさになり、こころは落ち込み、 自己嫌悪にとらわれ、みじめになってしまいます。 こうした状態は、すべて 「これがなくては幸福になれないもの」 への執着に根がありそうです。(略) 「内なる魂の思い」が豊かなとき、 人は執着を手放すことができます。 そして、天の配慮による悲惨な出来事に直面しなければ ならなくなったときにも、それを現実のものとして、 聖なる諦めを持って受け入れる力を持つことが できるようになります。 現実に対して 「なぜ、こんなことが私に起こったのか」と恨み、 現実と戦っている間は、決して平安は訪れません。 どんなに大変でも、現実を受け入れることから、 人間らしく生きられるようになります。 執着を手放して、執着を諦める大きな力こそが、 幸福への鍵だからです。 |
2009-03-19 |
ある日、親友は言いました。 「変わってはいけない。きみのままでいなさい。 きみが変わろうと変わるまいと、どうでもいいことだ。 私はありのままのきみが好きだ。きみが好きなんだよ」 これらのことばは、神父の耳に音楽のように響きました。 「変わってはいけない、変わってはいけない、 変わってはいけない…私はきみが好きだ」 そして神父は安心しました。 そして神父は生き返りました。 そして、ああ、なんという不思議! 神父は変わったのです。 いま、神父は知っています。 変わろうと変わるまいと、 神父を愛してくれる誰かを見つけるまで、 本当に変わることはできなかったのだということを。 |
2009-03-18 |
ボクはキミに「自分を好きになりましょう」とは言いません。 むしろボクはこう言います。 「好きな自分になってください」と。 「今の自分」を無理やり好きになろうとする必要はない。 嫌いでいい。軽蔑していい。 その嫌悪感こそが、 「それじゃあ、好きになれる自分になってやろう」 というモチベーションになるのです。 「ダメな自分」から抜け出すための起爆剤になるのです。 「今の自分が嫌いだ」という思いを、キミの力に変えるのです。 自分が嫌いでもいい。 しかし「嫌いな自分」にとどまっていてはいけません。 「好きになれる自分」に向けて、自分を変化させていくのです。 ただ「嫌いだ、嫌いだ」と言っていても始まりません。 |
2009-03-17 |
光は「陰」があって初めてその素晴らしさがわかる。 朝日を浴びると感動するのも、 夜の闇や陰があるからこそである。 部屋のなかに太陽の光が差してくると、 明るいところと陰になるところができる。 部屋中、明るくなってしまうより、 明暗のコントラストがある方が風情を感じる。 また、日本家屋ならではの障子を通して入ってくる やわらかい日差しの魅力は、まともに光の当たる場所しか 知らない人間にはわからないだろう。 真夏の降り注ぐ日差しのなかを歩き続けた後で、 偶然出合った木陰に身を隠したときのあの安堵感は、 陰からしかもたらされない。 映画の授賞式で賞をもらった俳優や監督たちは、 一様にスタッフに感謝の言葉を捧げる。 スポットライトが当たる人たちだけでは、 映画は成り立たないのだ。 若いときはともかく、年を経てきたら、 陰のよさがわかる人間になってほしい。 |
2009-03-16 |
これからは、「こうでなければならない」 というこだわりを捨ててみよう。 会社で偉くなることが立派な人生という価値観も すでに壊れ始めているのだ。 会社や官僚のトップが最後の最後に逮捕という 逆転劇を演じさせられる時代だ。 大企業のお偉方が打ちそろって、 頭を下げる光景はもう見飽きている。 ならば、これまでの挫折や失敗、 マイナスと思い込んできたことも、 どんなにつらいことであっても、 貴重な体験をしたと開き直って生きた方がいい。 その体験は、他の誰でもない、 あなたにしかできなかったことなのだから。 それは、いつか必ず人生のどこかでプラスになる。 人生にムダなことなど、1つもないのである。 |
2009-03-15 |
あなたは、「考えてもしかたがないこと」や 「考えなくてもいいこと」を、 つい考えてしまっていることはありませんか? たとえば、過去の出来事。(1部略) すでに起こったことは変えようがありません。 たとえば、将来のこと。 将来について考えて不安になるだけなら、 考えてもしかたありません。 たとえば、人のこと。 人が何かをした、人が何かをしてくれないなど、 いつまでも考えていてもしかたありません。 たとえば、自分にはどうしようもないこと。 自分自身や自分の環境の中には(今の)自分には 変えようがないことがあります。 そういうことを考えてもしかたありません。(略) 考えたくないのなら、まずは、考えてもしかたないことや 考えなくてもいいことを自覚することです。 そのためには、イヤな気持ちになった時に、 「このことは考えてもしかたがないことじゃないだろうか?」 「このことは考えなくてもいいことなのではないか?」 などと考えてみれば、 「これは考えてもしかたがないこと/考えなくてもいいこと」 とわかることがあるはずです。 |
2009-03-14 |
生きることは悩むことだが、 ただ悩んでいるだけでは、決して前に進めない。 人間の生き方というものは、概して、 2つのチョイスに大別できるのではないでしょうか。 1つは、 (1)「毎日、ただ悩んでいるだけ」という生き方 もう1つは、 (2)「単に悩むだけでなく、自分なりに考え、 解決策を見いだし、具体的な行動をとる」という生き方 これら2つのうち、より有意義な人生を送るためには 一体どちらがいいでしょう。答えは間違いなく(2)です。(略) 悩みは、よりよく生きようとするからこそ生じるものですが、 悩みがあったら、足踏みすることなく、とにかく自分なりに 深く考え、能天気になって意気揚々と動きましょう。 結局のところ「具体的な行動」こそが、 自分の人生をどんどんと切り開いていくのです。 |
2009-03-13 |
決めつけるような文句は要注意です。 ・~というのはありえない ・絶対に~だ ・そんなことは当たり前だ ・~のはずはない ・誓ってもいい ・~ということは考えるだけ無駄だ ・これだけは絶対自信がある ものごとを決めつけた途端、人間の頭は その結論にあった情報だけを探し始めます。 認知心理学でいわれる「認知的不協和」を回避するためです。 その結果、決めつけた結論をさらに強化するという 悪循環にはまることがあります。 したがって、決めつける前に、 自分の思考プロセスを点検することが重要です。 これらの断定的なことばには注意する習慣を身につける。 “体”の生活習慣病も、“思考”の生活習慣病も、 自らを、また自らの普段の習慣を振り返ることが、 その治療の第一歩となるのです。 |
2009-03-12 |
「一問一答」の呪縛が、思考放棄症を生む。 「正解は1つである」という前提があると、 「その正解を知らないからわからない」 という思考放棄になったり、 「その答えは知っている」と思って ほかの可能性を考えなくなったりしてしまうのです。(略) 一問一答が成り立たない、 さまざまな原因が複雑に絡み合う社会の問題、 ビジネスの問題を前にしたとき、一問一答主義では とても対応できないことはいうまでもありません。 それにもかかわらず、「一問一答」から 抜け出せない人は少なくありません。(略) 思考放棄症の方は、いつの間にかこの初期設定が、 〈思考力に限界あり=考えても答えがでない〉 になっているのです。 それと、その答えの出し方に、 「一問一答」主義のすり込みがあります。 この思考放棄を変えるには、その初期設定を、 〈思考力に限界はない=考え抜けば答えは出る〉 と書き換えればよいのです。 加えて、「一問一答」ではなく 「一問十答、百答」とすれば、「一答」にこだわることなく 考え続けることができるようになります。 |
2009-03-11 |
「バカになるって、やってみればわかると思うけど、 そんなに簡単なことではないんだよ。 だけどさ、死ぬくらいなら、 その前に1回はバカになってみたらいい。 同じことを考えた先輩として、 ひとつだけわかったことがある。 ひとつのものに狂えば、いつか必ず、 答えに巡り合うことができるんだよ」 ひとつのものに狂えば、いつか答えに巡り合う。 木村の言葉は、木村の人生そのものだった。 |
2009-03-10 |
人は見た目に反応する…なかでも、服装は、 相手の目に働きかけ、説得の効果に影響を及ぼす。(略) 作家菊池寛の短編「形」から。 中村新兵衛は槍の名手であった。その上、唐冠の兜と、 燃えるような猩々緋の服折りの武者姿は、戦場の華であり、 それだけで敵を圧倒した。 ある日、若い侍がやってきて、 「明日は私の初陣です。ぜひ、手柄を立てたいのですが、 ついては、あなた様の服折りをお貸しくださいませんか。 それを身につけて、敵を圧倒したいのです」 あれはこの私が身につけてこそ、力を発揮すると思ったものの、 若い侍の手柄を立てたい一心に感じいって、承諾した。 翌日、若侍は目ざましい活躍をして、手柄を立てた。 一方、新兵衛は普通のいでたちで槍を構えたものの、 いつもと違い、敵はなにするものぞと、勇敢に向かってくる。 兜と服折りを貸したのを後悔したときはすでに遅く、 新兵衛は敵の槍に腹を貫かれていた。 ここでは、服装が相手を圧倒する力のみならず、 自分をも励ます力として影響している点を見逃せない。 場にあった服装は、あなたの説得に力を与える。 |
2009-03-09 |
他人にやれと強制・押しつけられると、 人間の心は反発・抵抗・疲労などが起こる。 自由を制約されるからである。 人の心は自由を好む。 それを制約・束縛させるのだから、 反発が生じるのも無理はない。 とはいえ、「制約」はマイナスばかりであろうか。 「キミの好きにしていいよ」 こう言われると、かえって途方にくれる人もいる。 自由は制約されると反発が起こるが、 制約を外されると、戸惑い、持てあます。 人間にとって、自由とは負担であり、重荷でもあるのだ。 ドイツの詩人、ゲーテはこう言っている。 「すべての人間が自由を得るや、その欠点を発揮する。 強い者は度を超え、弱い者は怠ける」 |
2009-03-08 |
私たちは、自分とタイプが違う人や 考え方の違う人に出会うと、反発し合ったり、 競い合ったりすることがよくあります。 そして、どうすればうまくやっていけるかと 思い悩むものです。 しかし、人間関係や組織を活性化するうえで大切なのは、 無理して同調したり、同じ考えをもとうとすることではありません。 違いを理解したうえで、助け合い、 補い合っていくことが、豊かに生きる知恵なのです。 |
2009-03-07 |
人の思惑を気にしてイヤな気持ちになった時には、まず、 「本当?絶対?」と自問してみるといいでしょう。 その時に考えていたことを「本当?」と 一度疑ってみるといいのです。 「あの人は自分のことをこう思っているに違いない」 「きっと嫌われている」……「本当?」 少しでも疑わしい気がしたら、 「絶対?」と念を押してみるといいでしょう。 「絶対に本当」と言いきれるのなら、 信じてもいいかもしれません。 「本当?絶対?」と自問して、「わからない」 「絶対とは言えない」ということに対しては、 「そうじゃないかもしれない」と考えられるだけでも、 気持は少し楽になるでしょう。 人の心はわからないのです。 推測はできても、それは不確かなものです。 不確かなもののために、自分がイヤな思いをするのは バカらしいことです。 「わからない」のだったら、 「わからないことでイヤな思いをするのはやめよう」 と、考えることができるはずです。 |
2009-03-06 |
そもそも、人生というものは、 「守り」に入ったほうが 心配事や悩みが増えるものなのです。 「攻撃は最大の防御なり」といいます。 何かに向かって闘いを挑んいる人に比べ、 「守り」に入った人の心情は苦しいのです。 |
2009-03-05 |
《クリップ法で、自分のマイナス思考に気づく》 まずクリップを100コ用意してください。 家を出て会社に行って、帰宅するまでの間、 左ポケットにクリップを入れます。 そして、自分で自分のことを卑下してしまったり、 自分を落ち込ませるような思考をしてしまった時に、 クリップを右に移していくのです。 私が指導した、ある女子プロゴルファーは練習の時に 試してみたら、100コのクリップが全部右に移ってしまって、 あまりのマイナス思考の多さに彼女自身が驚いたくらいです。 このトレーニングによって、もちろん、 クリップが右に移ってしまった量を認識することも大事ですが、 もっと大事なのは「クリップを移動させる」という、 「非日常的な動作」によって、 自分のマイナス思考を意識化させるということです。 あなたがどれだけ無意識のうちに、 自分を陥れているかに気づくはずです。 |
2009-03-04 |
この方法は「究極のプラス思考」です。 「ものは考えよう」ということが原点にあります。 イヤなことがあったら引き算で考えるのです。 「人生の中でイヤなことの総量はすべて決まっていて、 そのイヤなことが実際に自分の身に起きた時は、 人生のイヤな出来事総量が減った」と考える思考法です。 イヤな営業先に行かなければいけない時には、 「よーし、今日もイヤなことをさっさと体験してしまおう! 若いうちに、なるべくたくさんのイヤなことを 消化してしまえば、人生の「イヤなこと総量」が減るぞ」 というセルフトークを行って引き算思考を作っていきます。 または、イヤな上司に今日もこっぴどく怒られたなら、 「よし、よし、一升、総量から減ったぞ」と 思い込むようにしてみるのです。 |
2009-03-03 |
「私にはしなければならないことがあまりにも多いので、 かえって何もできないのです」と、 助けを求めに来たある男性が言ったことがある。 この男性は、しなければならないいろいろなことを考えると、 そのうちの1つのことに精神を集中することが難しくなる、 というのであった。 「いったい、どんなに多くの仕事をしなければ ならないんですか?」と、私は同情してたずねた。 「えっ!それはわかりません。数えたことがありませんから」 と、彼は答えた。 私は彼に1枚の紙と鉛筆を手渡し、自分が しなければならない仕事を全部そこに書き出すようにすすめた。 リストができあがってみると、 そこに書いてあるのはわずか数項目しかなかったので、彼は いくつか見落としているのではないか、と思ったくらいであった。 しかし、いくら考えてみても、彼のリストには それ以上つけ加えることはできなかった。 後で聞いたことであるが、現在彼は、 これまでにしたことがなかったくらいの仕事をやってのけ、 しかもそれを楽しんでいるということである。 |
2009-03-02 |
渡米中に聞いた話ですが、ある会社の管理職がスーツの ポケットにいつもビー玉を5つ入れているそうです。 彼は社員をほめて伸ばすことを思いつき、 毎日少なくても5人はほめようと心に決めました。 しかし仕事に熱中するとそのことを忘れてしまい、 なかなか目標を達成できません。 何人までほめたか途中で忘れてしまうこともあります。 そこでビー玉の登場です。 もうおわかりだと思いますが、彼は誰かをほめるたびに、 ビー玉をひとつずつ反対側のポケットに移したのです。 これから確実に行動でき、うっかり忘れることはありません。 こうして彼はほめる習慣を身につけ、社内のムードを 変えるのに成功したということです。 |
2009-03-01 |
人間は、今いる場がすべてだと思うと、 ささいなことで落ち込んでしまいます。 心の癒しとなる人間関係を1つでも持っていれば、 それが支えとなり、ほかのところで何があっても、 さらりとかわせるものなのです。 |