■2009年03月09日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
他人にやれと強制・押しつけられると、
人間の心は反発・抵抗・疲労などが起こる。 自由を制約されるからである。 人の心は自由を好む。 それを制約・束縛させるのだから、 反発が生じるのも無理はない。 とはいえ、「制約」はマイナスばかりであろうか。 「キミの好きにしていいよ」 こう言われると、かえって途方にくれる人もいる。 自由は制約されると反発が起こるが、 制約を外されると、戸惑い、持てあます。 人間にとって、自由とは負担であり、重荷でもあるのだ。 ドイツの詩人、ゲーテはこう言っている。 「すべての人間が自由を得るや、その欠点を発揮する。 強い者は度を超え、弱い者は怠ける」
まゆの感想
だから、人の心には適度な制約、歯止めが必要で、
例えば、仕事を依頼する場合にも、 「いつでもいい」だと、なかなか着手しないから、 ○○日までという期限の制約があったほうがいいそうだ。 また、ただ「キミに任せるよ」ではダメで、 「キミに任せるよ、責任は私がとるから」 と言われると、いい加減なことができない、 迷惑はかけたくないと心に歯止めや責任感がうまれ、 心を引き締めてことにあたるようになるそうだ。 とはいえ、完全な制約の、 「オレが言った通りにやればいいんだ!」では、 反発を持たれてしまい、いい方向には進まないという。 本当に、心とは、自由とは不思議なもので、 適度な制約が、今の自分を 支えてくれているのではないかと思う。 その制約の適度差が人それぞれに違っていて、 ある人は、少し少なめでやる気が起きたり、 ある人は、少し多めが居心地よかったりするかもしれない。 この辺りを見極めて、人とつき合うことが 大事なのではないかと思う。 |
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