■「今日のことば」カレンダー 2025年03月■
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2001年 : 11 12
2025-03-28 |
![]() 人は他人のどんな行為に腹を立てるのか? その代表的な行為は「4H」と呼ばれています。 その詳しい内容は、次の通りです。 ≪4H≫ ・比較 「あなたより私のほうが仕事は早い」 など自分と誰かを比べられる ・否定 「あなたはダメな人だね」 と自分のことを否定される ・非難 「あなたが悪い」 などと誤ったことを責められる ・批判 「あなたはこういうところがあるよね」 と自分を勝手に評価、判定される この「4H」に当たる行為を他人からされると、 人は怒りを感じます。 |
2025-03-24 |
![]() 不公平感が募ると、妬みの感情が起こります。 「妬み」とは自分も手に入れたいけれども、 叶わないことや環境などを 相手がもっていることに対する不快感のことです。 「妬ましくてたまらない!」 と感じるたびに、そんな自分に、嫌悪感や 罪悪感すら覚えてしまうこともあるでしょう。 こんな感情はなくしてしまいたいと 思うこともあるでしょう。 しかし、存在するということは、 それだけ重要な感情だということです。 「なぜ私は今この感情をもったのだろう」 「この感情は大事なものかもしれない」 と考え、その気持ちをしっかりかみしめることで、 大きな気づきにもつながります。 なぜなら、その妬みの感情の中には、 自分が本当に望んでいるものが映っているからです(略) 何が妬ましいのか考え、煮詰めることで、 本当に自分が欲しいものが何か、 よくわかることでしょう。 自分に足りないもの、どうしても手に入れたいものの ヒントが隠されているかもしれないのです。 |
2025-03-19 |
![]() 自分が正しいと思っていると、 たとえ感情的になっていなくても、 相手との権力争いが起こる。 自分が正しいことを 相手に認めさせることだけが重要になる(略) 怒りの感情が起きる時の 対人関係の構えは縦である。 怒りの感情は自分は上で相手は下であることを 明らかにするために使われるので、 たとえ相手の言っていることが正しくても、 認めると負けることになってしまう。 問題を解決することを目指し、 問題解決のために何をしなければならないかを 言葉で説明するのであれば、 怒りの感情は必要でなくなる。 自分を押し通して勝利を収めることと 問題を解決することは別である。 問題解決を目指す人は、 自分が間違っていることがはっきりすれば、 それを素直に認められるはずであり、 間違いを認めたからといって、 自分が負けたとは思わないだろう。 (一部、文脈順を変えています) |
2025-03-18 |
![]() 空気に抗う勇気を持てない人はむしろ、 人からどう思われるかということばかり 考えてしまうのであり、そのことは言い換えれば 「私」がないのではなく、むしろ「私」が ありすぎるのだといえる。 本当に「私」がないのなら、他の人から どう思われようが気にするはずはないのだ。 そのような人はいわなければならないと 思っているけれども、空気の抵抗が大きいので いうべきことがいえないのではなく、 人からよく思われたいので、いうべきこと、 いいたいことをいわない、 するべきことをしないのである。 その際必要な大義名分は、 空気を読み、和を乱さないことが大切だ と考えることである。黙っていることこそ 自分にとってメリットがあると判断し、 そうすることを選んでいるのである。 |
2025-03-14 |
![]() 「不全感」が まったくないという人の方が少ないのです。 極端に言えば、多くの人はなにかしらの 不全感を抱えているものです。 例えて言えば、私たちは、 私的領域という海に浮かぶ小舟のようなものです。 船の上では文化的な生活ができますが、 しけがくれば波をかぶり、少しバランスを崩せば すぐに海に転落してしまう。 そんな微妙なバランスの上にあるのが、 私たち人間の実際の姿だということです。 人間が本来「まともで立派な存在だ」 というのは大きな間違いです。 まともなのが本来ではなく、 心身を安心安全に支える基礎、 そして社会的な位置と役割などの環境がそろって かろうじてまともで「安心して」いられる というのが実際のところ。 まともでいても、波が大きくなれば、 水をかぶってしまうような不安定な中で、 私たちの人格は成り立っているのです。 |
2025-03-11 |
![]() 私が講座で一番はじめに言うのは、こういうことです。 「講座では、人のことを批判しないようにお願いします」 「全6回の講座で、4回は出席が必要です」 チームの中で大事にしたい裁量の枠を、 こちらから伝えておくのですね。 「この集まりでは、 こういう価値観を大事にしていきます」 「あなたの仕事の目的はこうで、 期限はいつまでです」 と具体的に言うことで、 「ここまでは許されるけれども、 ここからはやめましょう」ということを、 罰ではなく、相手が選べる責任として 設けるということなのです。 意外かもしれませんが、 この方が人は安心感を得られます(略) これは、場としてもそうですが、 自分のことでも同じことが言えます。 「ここまでは「YES」、ここからは「NO」 とあなたのニーズを表明しておくといいですね。 最近の研究では、この境界線が きちんと引けていない人ほど、 裏でずっと文句を言い続けるそうです。 要注意ですね。 |
2025-03-09 |
![]() 教育心理学者のキャロル・ドゥエッグ博士は スポーツや芸術などあらゆる分野で 成功している人の共通点を見つけました。 それは、 「能力は、努力で伸びる」 という考え方を信じていること。 能力は生まれつき決まっているものではなく 努力で伸びると信じていれば、 「今できなくても、やり続けてみよう!」 と思えます。それは、努力は 成長につながる道だと感じられるからです(略) あなたは、 「私は親として(上司として、先生として)失格だ」 「車の運転能力が、生まれつきない」 「今やっている仕事は、もともと私にむいていない」 などと、自分のことを勝手に決めつけていませんか? もし、そうなのであれば、 「努力したら、少しずつでもできるようになる」 と考えることを、まずは選んでみましょう。 そしてそれを、チームや職場や家庭で、 大切な人たちに伝えていきましょう。 |
2025-03-04 |
![]() 普段穏やかな人がハンドルを握ると 人が変わってしまう、場合によっては あおり運転をして人に迷惑をかけてしまう… 家の中では手がつけられないくらい暴力を ふるっている人が外では紳士的で仕事でも活躍している… こうした事例から、私の中で仮説として 浮かんできたことはなにかと言えば、 「人間というのは、プライベートな空間では、 おかしくなりやすいのだな」ということ。 もっと正しく言い換えれば、 「公私が曖昧になると(公的領域が崩れると) 人間は不安定になりやすい生き物だ」 ということでした。(略) 私たちは「家」などのプライベートな空間は リラックスできる、安心できる場所であると考えています。 しかし、それは社会的な役割を持ち、 家族も十分に機能している場合のことです。 そうではない場合には、プライベートな 空間というのはむしろ不安と焦燥の場となります。 |