■2009年03月24日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「運命の人」であろうが何であろうが、
違う二人が一緒に生きていくということは、 あらゆる点でむずかしいものなのだ。 多くの違いを乗り越えて お互いを受け入れ合っていかない限り 二人の間の信頼関係なんて深まっていくわけがない。 「運命の人」だったら、 すれ違わないでスムーズにいくんじゃなくて、 それが本当に「運命の人」なら、 どんなにトラブっても壊れないということだ。 この点を勘違いしちゃいけない。
まゆの感想
今話題の「女優さんと芸人さんの離婚ニュース」を
見ながら、ふと、この本に書いてあったことばを 思いだし、今日は、このことば。 「運命の人」となら、すべてがうまくいく、 ケンカもいがみ合うこともなく、趣味もぴったりで、 自分を受け入れてくれ、いつも優しく、あたたかい。 それが「運命の人」だ、なんて、若い頃は、 確かに思ったものだなぁと思う。 しかし、現実は… 仮にそれが「運命の人」だとしても、 食べ物の好みも違えば、価値観も違うし、 好きなことも違うし、時間の過ごし方も違う。 考え方も、見るテレビも、読む本の種類も全然違う。 それが、時間がたつごとに、相手を知れば知るほど、 顕著になってくる。 「運命の人」と思えば、思うほど、このギャップはきつい。 さらに、この「ズレ」を修正していくのも、 妥協していくのも、なかなかむずかしい… その上、色あせていくのは、お互い様だが…辛い。 こんな切ない現実もあるけれど、 ああ、こんないいところもあったのね、 こんなところは、変わってきたのね、 なんて、いまさらながら気がついたり、思えることもあって、 これからは、そんなところをできるだけ見つけて、 ていねいに拾っていきたいと思う。 本当に「運命の人」なのかどうか、わからないし、 「運命の人」がいるのかどうかもわからないけれど、 これが現実だし、お互いさまではないかと思うから。 |
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