■2009年03月03日の「今日のことば」■
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「私にはしなければならないことがあまりにも多いので、
かえって何もできないのです」と、 助けを求めに来たある男性が言ったことがある。 この男性は、しなければならないいろいろなことを考えると、 そのうちの1つのことに精神を集中することが難しくなる、 というのであった。 「いったい、どんなに多くの仕事をしなければ ならないんですか?」と、私は同情してたずねた。 「えっ!それはわかりません。数えたことがありませんから」 と、彼は答えた。 私は彼に1枚の紙と鉛筆を手渡し、自分が しなければならない仕事を全部そこに書き出すようにすすめた。 リストができあがってみると、 そこに書いてあるのはわずか数項目しかなかったので、彼は いくつか見落としているのではないか、と思ったくらいであった。 しかし、いくら考えてみても、彼のリストには それ以上つけ加えることはできなかった。 後で聞いたことであるが、現在彼は、 これまでにしたことがなかったくらいの仕事をやってのけ、 しかもそれを楽しんでいるということである。
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頭の中でばかり、あれこれとやるべきことを考えていると、
考えているうちに、あれこれ枝葉がいっぱいついて、 収拾がつかないように思えてくることがある。 これは、脳の本によると、 脳が、やるべきことに関する情報を、ともかく何でも、 必要あることもないことも、いろいろなところから かき集めてきてしまう性質があるからだそうで、 そんな情報で、頭がいっぱいになるのだそうだ。 そして、頭がいっぱいになると、その重さで、 とてもできない気持になったり、焦りでいっぱいになったり、 何もできない状態に陥ったりするそうだ。 ところが、紙にやるべきことを書き出してみると、 やるべきことがすっきりと見えて、脳の方も、 それをやるために必要なことを探し出してくるようになり、 枝葉が落とされ、頭の中も整理されるそうだ。 すると、やるべきことをスムーズにやれるというのだ。 あれもこれもやらなくちゃ、もう手一杯だ、と うんざりしたら、焦ってきたら、 まずは、それを紙に全部書き出してみよう。 何をやるべきなのか、何をやらなくてはいけないか、 まずは書き出してみよう。 そして、それを見てから、考えよう。 本当にやらなくてはいけないことは、いくつあるのか。 それは、いつまでにやらなければいけないのか。 どうしても今日中なのか、明日でもいいのか。 自分がやらなくてはいけないか、人に任せてもいいか。 どの順番でやるのが効率的か。 きっと、頭の整理がついて、やれそうな気持ちになるから、 まずは、書き出してみよう。 |
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