■「今日のことば」カレンダー 2008年4月■
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2008-04-30 |
私は長いこと、本物の人生は これから始まると思って過ごしてきた。 だが、いつもなにかに邪魔をされてきた。 先に片づけなければならないこと、 やりかけの仕事、借金の返済。 それが終わったら、本当の人生が始まるのだろう、と。 やがてついに、私は悟った。 こういった邪魔ものこそ、私の人生だったのだ… (アルフレッド・D・ソウザの言葉) 幸せは、いまいる場所にある。 Be Happy Where You Are |
2008-04-29 |
こころの温度計を計ってみよう 物事を大げさに受け取って、 やたらと惨めになったり、ひどく腹を立てたりする人がいます。 どうしてそんなことになってしまうのでしょうか。 そういった人は、事を針小棒大に捕らえているのです。 些細なことを大げさに取って、 どんどん不愉快になってしまうのです。(略) 何かいやな目にあって、カッときそうになったなら、 目盛りが0~100までついた 「こころの温度計」を使ってみましょう。 目盛り0は、ストレスのない平和な状態。 目盛り100は、生命の危険を感じるほどに、 逼迫した状態と考えます。(略) 単に不愉快だというぐらいのことを、我慢できないほど ひどいことだと思い込むと、本当にそう思えてきてしまいます。 私たちは一度そう思い込むと、 本当にそう感じてしまうものなのです。 感情的になりすぎたら、 こころの温度計の目盛りを調べてみましょう。 (1部、順番を変えました) |
2008-04-28 |
ぐずぐずを治す… この世の中には、物事が実行できなくなる考え方と 実行できるようになる考え方、2つの考え方があるのです。 実行できなくなる考え方とは、こういったものです。 「芝刈りは、明日やればいいや」 「レポートは金曜日までに出せばいいんだから、 まだやらなくてもいいや」 「ニュースを見てから、片づけをしよう」 これに対して、実行できるようになる考え方とは、 次のようなものです。 「芝刈りを今やってしまえば、週末はのんびりできる」 「レポートを今書いてしまおう。金曜日までに 他の用事が入るかもしれないから」 「レポートを今書いてしまおう。今晩いつまでも 気にしているのはいやだから」 おわかりでしょうか。 考え方1つで、あなたの行動はずいぶん変わるのです。 仕事、家事、宿題など、やるべきことを先のばしに してはいないでしょうか。 |
2008-04-27 |
心に動揺があると自己実現はそう簡単に達成されません。(略) 追い立てられる気がして自滅的な行為をしたり、 暇になることを避けたいために脅迫観念を抱いたり、 衝動的になったり、パニックになるかもしれません。 動揺することは実際、興奮をかき立てます。 人生をエキサイティングにするために、 動揺したいと思うかもしれませんが、そんな価値はありません。 動揺に伴う興奮を楽しみながら、 もっと楽しめることを見つけ出す、ということは不可能です。 なぜなら、動揺するとそれに費やされる時間やエネルギーは 非常に大きく、自分の幸せをどうやって育てるかを考えるための 時間とエネルギーがほとんど残らないのです。 そうして、あなたの動揺は、 あなたの自己実現的な目標の達成を妨害します。 |
2008-04-26 |
私たちのほとんどは 「やるべきこと」がなくなってから、 リラックスしようと考えている。 人生の「書類入れ」がカラになることは ぜったいにないのに。 リラックスは 日ごろの心のもちようでできる。(略) いま、リラックスする。 |
2008-04-25 |
もし、べつの場所にいたら… 休暇中だったら、べつのパートナーだったら、 べつの仕事だったら、べつの家だったら、 べつの環境だったら…。 いまより幸せになって満足するどうろと、 つい思い込んでしまう。 そうはならないって! ないものねだりする癖は、 あなたの行く先々についてまわる。 逆に、あまりくよくよしないタチなら、 どこへ行っても落ち込まない。 どこへ行っても自分と道連れ。 |
2008-04-24 |
雑誌「サイエンス」に、 「人間は、脳の15%を、相手が話していることばの裏で、 何を思っているのか、分析するために使っている」 とする記事が載っていました。 脳の15%は、相手を警戒するために使っているんですね。 なぜなら、人間にとって人間は味方ですが、 同時にいちばん危ない存在も、人間だからです。(略) だまされないように、殺されないように、 人は人と対面していときに、15%の脳を駆使して、 必死に警戒しているのです。 この人は、こういうことを言っているけれど信用できるだろうか? 以前、同じようなケースはなかっただろうか? いまちょっと視線をずらしたけれど、やっぱり嘘なんだろうか? 気の休まる暇がありません。 僕たちは人といっしょにいたい。 でも、ひどい目にはあいたくない。 結局「警戒しながら、心を開く」 という矛盾を強いられているわけです。 |
2008-04-23 |
サラリーマンでも、 「それは教えてもらってないから仕方ない」と 開き直る人がいます。 これは、「仕方がない」ことではないのです。 世の中には、教えてくれないことがいっぱいあるのです。 教えてくれないけど、学ばなければならないことです。 なんでも教えてくれるというふうに思い込んでいる頭を、 まず改めないといけません。 社会では、誰も何も教えてくれません。 教えてくれるようなことは、たいてい役に立たないのです。 本当に役立つことは、教えてくれないことの中にあるのです。 (略) 教えてくれないことを、学ぼう。 |
2008-04-22 |
落伍者が落伍者でない人と肩を並べるには、 できることはひとつしかありません。 それは、人の倍働いて、人の倍考えること。 それでようやく、人並みのことができると思うべきでしょう。 厳しい言い方かもしれませんが、私はこういう思いで 社員に話しています。 当然、なかにはムッとする人もいます。 しかし、私の経験では「落ちこぼれ」とか「落伍者」という レッテルを貼られて、そこからはい上がれるかどうか、それが その人の本当の力の見せどころだと思っています。 落ちこぼれだから、人一倍働く、人一倍考える。 でも世の中の成功者といわれる人たちは、人一倍働き、 人一倍考えた人たちなのです。その意味で、落伍者こそ、 成功するチャンスが与えられていると私は考えています。 |
2008-04-21 |
過去の優れた実績や高い名声、自信を持っていたものが、 去っていったり、忘れられたりするのは辛いでしょう。 人によっては、生きていく価値さえ 奪われてしまうかもしれません。 でも、冷静に自分自身を見つめてください。 あなたを必要以上に辛くしているのは、 実は失った過去ではなく、 過去にすがらなければいけないほど 充実していない現実そのものと言えるのです。 かつての役割を失ったことにがっかりしたり、 悲しんだりする行為は、気持を整理するためには必要です。 でもある時点になったら、昔の役割に上手に別れを告げて、 新しい役割に前向きに取り組まなくてはならないのです。 |
2008-04-20 |
「自分らしさとは何か」を探すのが 私たちの一生かもしれません。 その意味では一生が「わたし探し」ともいえ、 そのときに探した「わたし」は、 ずぅーと一貫したわたしではないかも知れません。 そんな自分の変化を知るためにも、まず必要なのは、 自分の思っていることを口にだしてみることです。 そのためには、 「わたし」を主語に語るようにしてみると、自分がはっきりします。 わたし探しは、「わたし」を主語に語れる自分を探すこと、 となると、そのときどきの「わたし」を積み重ねていくのが 生きるということかもしれません。 |
2008-04-19 |
人の魅力は、 その人しか持っていないなにかである場合が多い。 それなのに私たちは、その「個性」に目をむけず、 人を細かく分類し、それに従った行動をするように期待する。 期待することをやめて、愛するその人を見つめられたら、 ありのままの個性を持った人間として見つめられたら、 どんなにすばらしいだろう。(略) その人にしかないものを発見し、それを賞賛する時、 ふたりの関係が親密になったと感じるのが人間なんです。 そして私たち自身も、それを通してまた一段と 大きく成長するものなんです。 |
2008-04-18 |
前半生の人生は世に出る準備段階だから、 意に染まないこともしなくてはならないだろう。 休日の接待ゴルフも、残業も一生懸命やったほうがいい。 そういうことを真面目にこなしていくことが、 信用を高めたり、信頼感を得たりして 大きな財産となって後半生に生かされていく。 しかし、後半生と前半生は明らかに違う。 後半生はむしろ「やらなくていいことはしない」 というスタンスで生きていくこともできる。(略) いつまでも仕事にしがみつかない、蓄財に汲々としないなどが、 その最もたるものだろう。それに代えて、 「やりたいこと」を少しずつ増やしていく。(略) 生き方を変えていくというのはなかなか難しいことだ。 時間をかけて少しずつやっていくのが成功の秘訣である。 価値観を「やりたいこと」において、 少しずつ重心をそちらに移していく。 これが後半生の始まりである。 |
2008-04-17 |
昔から言われている通り、 「ただ一生懸命にやるのではなく、もっと頭を使って働く」 ということが大切なのだ。 前向きで効率のいい生き方は、次の3点に集約される。 1.毎日、頭をクリアにすること 2.クリアにした頭で、優先順位を決めて、それ以外の 何百という雑事に気をとられないようにすること 3.もっとも重要なことを最後まできちんとやりとげること (略) 頭をクリアにすることによって、 「もっとも重要なことは、真っ先にやりとげなければならない」 と自分に言い聞かせ、決意を新たにできる。 「重要なことはあとでやる」という考え方は、 自分をだます手段にほかならない。 |
2008-04-16 |
人が動くのは評価されたり、納得したときでしょう。 したがって、人を動かす場合には、 「お金さえ払えばいいんだ」「ほめてやればいいんだ」 と考えるのではなくて、相手のモチベーションが もっとも高まるニンジンは何かを見つけることが大切です。 たとえば、実績をほしがっている人には実績が、 お金を望む人にはお金がいちばんの報酬になります。 また、人によっては、達成感や倫理観から動く人もいます。(略) このように人によって 認めてほしいものは違うのですから、ニンジンも違います。 ですから、だれかを動かすには、しっかりと コミュニケーションをとって、配慮してあげることが大事です。 また、人によって 褒めてもらいたいポイントが異なるのと同様に、 人には、褒めがほうが伸びるタイプと、 叱られたほうが伸びる人がいます。 それを見極めることは、 相手をやる気にさせるためには、とても重要です。 |
2008-04-15 |
私のショーでは、トリックを3回演じると、 やっと観客の顔から疑わしげな表情が消えます。 1回目のトリックの間は、みんなよそよそしい顔をしています。 2回目になると、なんとなく態度が和らぎはじめます。 3回目のトリックが終わった後で、 彼らはやっとこう考え始めるのです。 「よし、こいつは悪くないぞ」って。 この瞬間、私はやっと観客の心を開き、彼らを マジックの世界に引き込むことができるのです。(略) マジックでも観客の心を開くまでには 3つのトリックが必要なのです。 もしひとつか2つのトリックでやめてしまったら、 私もがっかりすることでしょう。 「どうして観客の心をつかめなかったんだろう? すごいトリックだったのに!何が悪かったんだろう」 と嘆くに違いありません。 でも、何年もパフォーマンスを続けているうちに、 信頼されるには時間がかかるということに、 ようやく気づくことができました。 たったひとつのトリックやジョーク、文章で、 すぐに人の心がつかめるなんて考えるのは愚かなことです。 あなたは自分が信頼できる人間だということを 証明しなくてなりません。 観客の中にある垣根を超える必要があるのです。 |
2008-04-14 |
過去につらい経験をしたときや激しく落ち込んだときに、 立ち直るきっかけになった他人の一言や、 自分を力づけてくれる「こころのカンニングペーパー」 のようなキーワードも、あなたをいまいる場所から、 一段高い所に引き上げてくれるでしょう。 たとえば、こんな言葉はどうでしょう。 「できないと思った仕事が、できたこともあったじゃないか」 「ダメもとでトライしてみればいいじゃないか」 「自分の思い通りにいかなくても、結果的には それがよかったということもあるのではないか?」 「あとになって後悔しないためには、 いまどうしたらいいか考えよう」 「うまくできる自信はないが、結果はそんなに ひどくならないのではないか?」 「あの人にはイヤなところもあるけれど、 いいところもあるのではないか?」 「いまでは常識と思えることでも、以前には非常識と 言われていたこともある。だとしたら、常識に縛られて ばかりいては、いい仕事はできないのではないか?」 「新しいことは、すぐに不安に感じて批判してしまうが、 もう少し好奇心をもって見てみれば、 印象も変わるのではないだろうか?」 このように、視野を広くもって、さまざまな角度から ものごとを見つめる習慣をつければ、 感情やつらい気持に流されずに、 目の前の問題に理性的に対処することができるはずです。 |
2008-04-13 |
人って、いいことは、いつのまにか 「当たり前」に感じていまう。 失ってはじめてその大切さが身にしみるという、 習性を持っているのですね。 |
2008-04-12 |
人間関係には、 「こちらの思いは必ず報われる」「努力は必ず報われる」 という、学校で教えてくれるような方程式は当てはまらない。 とくに、「嫌われている相手」から、 「どうしても好かれようとする」努力ほど、 当の相手を戸惑わせ敬遠されることはないのではないか。(略) 嫌われている相手から好かれようと思うのであれば、 むしろ、なにも「努力」しないのがいいのではないか。 「なにを投げやりな」と思われるかもしれないが、 ふだんはとても親切にしてくれている人から、急に冷たく あしらわれたりすると、人は「あれ?」と思う。 「どうしたんだろう?」と不思議になる。 たとえ「嫌いな相手」であったとしても、だ。 「謎」ほど、人の心を引きつけるものはない。 それでもだめなら、「仲良くなること」など、 とりあえずあきらめてしまうこと。 「自分を嫌っている人からすかれようとする」という努力は、 結局はあまりよい結果を招かないことが多い。そうであれば、 「あきらめる」ことも、一策ではある。 人生は楽しむためにある。そうならば、自分を嫌っている人、 あるいは関心を持ってくれない人を追いかけるのではなく、 もっとほかに「いっしょに楽しんでくれる人」を探す努力を するほうが、有意義な人生になるのではないか。 |
2008-04-11 |
いいアイデアをだすには、 アイデアをたくさんだすのがいちばんです。 成功した起業家になるには、企業するのがいちばん、 すばらしい小説を書くには、小説を書くのがいちばん、 コンサルタントになるには、 コンサルタントをはじめるのがいちばん、 情熱がもたらす喜びを経験したいなら、 情熱を究極の目的にすることです。 |
2008-04-10 |
「ただの主婦だから」とか「ただの店員にすぎないから」 などと考えてはいけません。 あなたは「ただの」何かなどではないのです。 自分自身を信じれば、毅然とした態度がとれるようになります。 人はあなたの態度を観察して、あなたが自分に自信を持ち、 仕事に誇りを感じていることを理解するのです。 あなた自身が自分の仕事を大切にすれば、それを見て、 あなたの上司やクライアント、こどもたちも、 あなたの仕事を大切に考えるようになるでしょう。 あなたの仕事は重要です。 どうか毎日心の中でこう唱えてください。 「私は重要な人間だ。私は一流の仕事をしている。 私は誇りを持って働いている」と。 (1部順番入れ替えました) |
2008-04-09 |
こんな調査結果がある。1953年の エール大学の卒業生に対して、このような質問をした。 「あなたはゴールを設定していますか」 「そのゴールを書き留めていますか」 「そのゴールを達成するための計画がありますか」 この3つの質問にすべてイエスと答えたのは、 全卒業生のたった3%にすぎなかった。 そして、20年後に追跡調査したところ、 この3%の学生は、残りの学生に比べて、幸せな結婚をし、 選んだ職業でも成功を収め、家庭生活にも満足し、 健康状態も良好だったという。 効果的にゴールを設定すれば、 多くのことが実現できるということだ。 ゴールとは、エネルギーを集中する対象だ。 ゴールをはっきりと定めることでエネルギーを 集中することができる。また、 ゴールに向かって自分が何をすればいいのかが はっきりし、動きやすくなる。 |
2008-04-08 |
とりとめもなく思いをめぐらしてみたり、 あれやこれやと悩んでみたり、 ささいな不安や嫉妬で頭をいっぱいにしてみたり。 そういうことをしているうちに、 集中力は少しずつ失われてしまい、 せっかく蓄えた力は徐々に衰え、 成功の見込みはどんどんしぼんでいきます。 力を1点に集中させること、 脇目もふらずに目標に向かって努力することを 早いうちに覚えておかないと、何事においても 決して大成しません。(略) 1つのことに打ち込める人間、 1つの大きな目標に向かってひたすら努力できる人間だけが、 はるか彼方の頂上にたどり着くことができます。 |
2008-04-07 |
相手にフィードバックする最高のタイミングは、 「相手が聞きたがっている」ときだ。 どんなアドバイスであれ、たとえ誠意を持って それを伝えようとしたとしても、 相手が心を閉ざしているときには、まったく効果はない。 むしろ、「うるせえこといいやがって」と反感を 抱かせるのがオチである。 「諫言(かんげん)、耳に痛し」と言われるように、 どんな種類のアドバイスでも、相手にとっては心を傷つけられる。 特に、自尊心の強い人なら、なおさらである。 だから、アドバイスをするべきかどうかは、 どれくらい相手が心を開いているかによる。(略) 相手の心の準備が整っていれば、アドバイスは受け入れられる。 逆に、そういう準備がない人には、いくらアドバイスをしようが、 フィードバックしようが、ムダにしかならない。 |
2008-04-06 |
ビタミンにはB,C,D,Eなど十数種類がありますが、 すべてのビタミンが適切量摂れていなければ、 そのほかのビタミンも機能しません。 お肌のためにビタミンCを大量に摂取しても、 他のビタミンが足りなければ効果はないのです。 同じように、私たちものそれぞれに おいて、その密度にふさわしい関係を作る必要があります。 「恋人しか見えない」「仕事が1番大事」と いうときもあるかもしれませんが、長い目で見たときには、 何か1つ欠けてもいけないのです。 また、1つの人間関係が改善すると、そのほかの人間関係も、 おもしろいようにうまくいくようになる、ということがあります。 たとえば恋人との関係がうまくいっていると、職場でも 機嫌良く過ごせ、結果的に職場の人間関係もうまくいく、 という具合です。 逆に、職場の人間関係がうまくいかずに不満な気持ちを 家庭に持ち込み、家族ともギクシャクしてしまうこともあります。 ですから、もしあなたが「恋人との関係をどうにかしたい」と 思うのなら、「ほかの人はどうでもいい」と思うのではなく、 家族、友人、職場の同僚など、あなたを取り囲む人間関係を、 見つめ直してみる必要があるのです。 |
2008-04-05 |
なにをやってもうまくいかないとき、というのは、 おそらく心も体も消耗し切っている「とき」だ。 こういうときに、「なんとかして」と無理をすると、 ますます自分を袋小路に迷い込ませることになる。 こんなときは休養を取るのがいちばんいい。 なにもせずに消耗した心と体の回復を待つしかあるまい。 しかし人によっては、この「なにもしない」ということが なかなかできない。いつも元気な自分でいたい。 困難な障害など、ブルドーザーのようにばりばりと 押しのけていく「たくましい自分」でいたい。 また、そんな自分として、周りの人に認められたい。(略) しかし「うまくいかないとき」に、これをすればどうなるか。 消耗した自分にさらに追い打ちをかけ、 安請合いした仕事に苦しむことになる。 やはり、たまには「なにもしない」のがいい。 休養をとるのがいい。 消耗しているときには、まずは一息入れよう。 |
2008-04-04 |
むずかしい局面にぶつかったときに重要なのは、 自分のなかにどれだけ 知識や技術のストックがあるか、ということである。 難局にぶち当たってから、 「さて、どうしようか」と考えても遅い。 その意味で自分に常に種まきをしておくことが重要だ。 |
2008-04-03 |
(古賀さんは、20歳の時に、ソウルオリンピックで 金メダルを期待されながら3回戦で敗退した。 その結果、周りの反応がガラリと変わってしまったという) 私は以前のギャップに大きなショックを感じ、 ひきこもりがちになってしまいました。 そんな時、偶然テレビで 「ソウルオリンピック総集編」が流れ、 私の負け試合が流れました。 そして私が負けた後の両親の姿が映ったんです。 それを見たとき、私はものすごいショックを受けました。 私が負けた後、両親は観客席に向かって 一生懸命に頭を下げていました。 「皆さん、どうもすいません」 という気持ちからでしょう。 それまでは 「おれが始めた柔道。 おれが練習して、強くなって、 おれがオリンピックに行って、 そして、おれが負けたんだ」 と、思っていました。 しかしこの両親の姿を見て 「闘っていたのは、自分ひとりじゃなかった」 ということを知りました。 家族や仲間、応援してくれた人たち。 この人たちに喜んでもらいたいと心から思い、 そして、 「次のオリンピックで絶対に金メダルを 取って恩返しをする」 と強く決心することができました。 (そして古賀さんは、2度目のバルセロナオリンピックで、 ケガをしながらも金メダルを手にしたのである) |
2008-04-02 |
この世に生きていれば、いくらでも良い方向へと 人生を変えていく材料は手元に揃っているのです。 あなたの家系に虐待や養育の放棄、アルコール中毒、 いえ、狂気の血が混じってさえいても、 たいせつなのは、そうした否定的な要素を気に病むのではなく、 警告として考える、単なる「過去の一要素」であって、 それを現在にする必要はないものとして考えることなのです。 自分を慈しみ育てる環境を作っていく力が あなたにはちゃんと備わっているのですから。 |
2008-04-01 |
「迷うこと」は、悪いことではない。 いけないのは、「迷う自分」を否定的に考えてしまうことだ。 「こんなに迷うのだから、幸せな結婚なんて望めない」 「迷うのは、ほんとうは、好きではないからだ」 と、自分の心を疑うことである。(略) 人は「迷い迷い」で、生きていく。 それが人の「生き方」ともいえる。 いや、それが生き方の「王道」かもしれない。 実際、「迷わない人生」なんぞに、 いかほどの価値があるというのだろう。 「迷う自分」を、否定的に考えないこと。 「迷う自分」を、ありのままに受け入れること。 「迷う力」、それが生きていくエネルギーである。 「迷う自分」は、十分に迷わせておこう。 |