■2008年04月16日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
人が動くのは評価されたり、納得したときでしょう。
したがって、人を動かす場合には、 「お金さえ払えばいいんだ」「ほめてやればいいんだ」 と考えるのではなくて、相手のモチベーションが もっとも高まるニンジンは何かを見つけることが大切です。 たとえば、実績をほしがっている人には実績が、 お金を望む人にはお金がいちばんの報酬になります。 また、人によっては、達成感や倫理観から動く人もいます。(略) このように人によって 認めてほしいものは違うのですから、ニンジンも違います。 ですから、だれかを動かすには、しっかりと コミュニケーションをとって、配慮してあげることが大事です。 また、人によって 褒めてもらいたいポイントが異なるのと同様に、 人には、褒めがほうが伸びるタイプと、 叱られたほうが伸びる人がいます。 それを見極めることは、 相手をやる気にさせるためには、とても重要です。
まゆの感想
「こんなふうに言われたら、気持ちよくやるのに…」
「こんな報酬があれば、しっかりやるのに…」 などなど、人によって「やる気」になるニンジンは違う。 自分にとって「やる気」になるニンジンが、 他の人にも当てはまるわけではないし、 ニンジンなら、何でもいいというわけではない。 しかし、自分のニンジンが他の人にもニンジンであると、 思い込んでいる人もいて、同じニンジンを与えて、 喜ばなかったり、動かなかったりすると、 なぜだ、ダメだな、贅沢だ、甘えている、 などと、判断してしまう人もいる。 例えば、自分が学校に行きたくても行けなかった人が、 「学校に行けるなんて贅沢なことなんだ、なぜ行かない」 と、学校に行くことが義務になっている今の子どもに いうのとそれは似ている。 自分がどんなニンジンを求め、どうされたら動くか、 自分がどんなときに「やる気」になるかを知り、 また他の人は、どんなニンジンを望み、どうされたら動くか、 このあたりのことをよく理解して「やる気」を引き出したい。 |
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