■2008年04月03日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
「今日のことば」
(古賀さんは、20歳の時に、ソウルオリンピックで
金メダルを期待されながら3回戦で敗退した。 その結果、周りの反応がガラリと変わってしまったという) 私は以前のギャップに大きなショックを感じ、 ひきこもりがちになってしまいました。 そんな時、偶然テレビで 「ソウルオリンピック総集編」が流れ、 私の負け試合が流れました。 そして私が負けた後の両親の姿が映ったんです。 それを見たとき、私はものすごいショックを受けました。 私が負けた後、両親は観客席に向かって 一生懸命に頭を下げていました。 「皆さん、どうもすいません」 という気持ちからでしょう。 それまでは 「おれが始めた柔道。 おれが練習して、強くなって、 おれがオリンピックに行って、 そして、おれが負けたんだ」 と、思っていました。 しかしこの両親の姿を見て 「闘っていたのは、自分ひとりじゃなかった」 ということを知りました。 家族や仲間、応援してくれた人たち。 この人たちに喜んでもらいたいと心から思い、 そして、 「次のオリンピックで絶対に金メダルを 取って恩返しをする」 と強く決心することができました。 (そして古賀さんは、2度目のバルセロナオリンピックで、 ケガをしながらも金メダルを手にしたのである)
まゆの感想
とても心の残った話でした。
そして、さらに古賀さんはこう言っています。 「人は何かに挑戦する時、不安やプレッシャーで、 前に進むことが出来なくなります。 それらを乗り越えるには、自分自身の強い決心が必要です。 その決心が、 「何事においても前向きに突き進む逞しい精神力を 持った人間」に私を変身させてくれたのです」 闘っているのは、自分ひとりではない、 家族がいれば、いろいろな意味で、 家族もまた闘っている… 闘ってくれている… このことを忘れないようにしたい。 |
|