■2008年04月18日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
「今日のことば」
前半生の人生は世に出る準備段階だから、
意に染まないこともしなくてはならないだろう。 休日の接待ゴルフも、残業も一生懸命やったほうがいい。 そういうことを真面目にこなしていくことが、 信用を高めたり、信頼感を得たりして 大きな財産となって後半生に生かされていく。 しかし、後半生と前半生は明らかに違う。 後半生はむしろ「やらなくていいことはしない」 というスタンスで生きていくこともできる。(略) いつまでも仕事にしがみつかない、蓄財に汲々としないなどが、 その最もたるものだろう。それに代えて、 「やりたいこと」を少しずつ増やしていく。(略) 生き方を変えていくというのはなかなか難しいことだ。 時間をかけて少しずつやっていくのが成功の秘訣である。 価値観を「やりたいこと」において、 少しずつ重心をそちらに移していく。 これが後半生の始まりである。
まゆの感想
この本では、後半生について、さらにこう言っている。
「本当にやらなければならないことは、実はそんなに多くはない。 煎じ詰めていけば、夫婦2人でそこそこ食べていければ いいのである。ぜいたくを考えたらきりがない。 適当なところで折り合いをつけ、それ以上、 上をみないで、前を向いていた方が首も疲れない。 本当の前向きの生活というのは こういう「悟り」を言うのだと思う」 前半生は、大いにやらねばならないことや、 上を見てがむしゃらに頑張るけれど、 後半生は、いろいろなことに汲々せずに、 上より、前を見て歩いていく… 私はこの考え方にとても共感を覚える。 もちろん、 前半生も自分のペースがいいという人も、 後半生も突っ走りたい人はそれでよく 充実したときが、それぞれ持てればいいと思う。 人の生き方はそれぞれだ。 自分にあったときの過ごし方、歳の重ね方、 そして生き方を見つけていきたいものだ。 |
|