■「今日のことば」カレンダー 2008年12月■
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2008-12-29 |
どんな激しい嵐もいつかやむものだ。 どんなものだってピークのあとは降下する。 山あれば谷あり。 下がりきれば、あとはのぼるしかない。 苦しみだって同じこと。 永遠に続くはずがない。いつかは終る。 このことをしっかり心にとめておけば、 どんな嵐にも耐えられる。(略) いつか嵐がやむ。 一夜明けると、太陽が顔を出す。 冬きたりなば春遠からじ。 |
2008-12-28 |
私たちは自分の弱点を常に 人の目からも自分の目からも隠そうとしています。 人に自分の弱さを見抜かれることはたまらなく恐ろしいのです。 また、自分で弱さを見ずにいられないときは、 自己嫌悪に陥りがちです。 果たして、自分の弱さとは、 隠し続けなければ、いけないものなのでしょうか? 思い切って自分の弱い部分、ダメな部分をさらけ出すことで、 人と親しくなる、ということがよくあります。 自分から悩みや弱さを打ち明けると、 「実は、私もそうなんです」「親近感がわきました」 という答えが返ってくることもめずらしくありません。(略) いいところも弱いところも含めた、 ありのままの自分を見せると、自分も相手もラクになります。 「自分は偉い」「自分はすごい」という鎧を 脱ぎ捨てるだけで、世界は大きく変わるのです。 自分の弱さを声に出して認めることは、 勇気がいるかもしれません。 しかし、いざ認めてしまうと、 さまざまな苦痛から解放されます。 |
2008-12-27 |
相手があなたの話にとまどったり、納得していないようなら、 さらに強く言ってみたり、別の言い方をしたりするよりも、 むしろ相手がその話をどのように見ているかきいてみるといい。 一般的にはこうした場合、おそらく 心強さを感じたいという理由から、同意を求めたくなるだろう。 「これは理にかなってますよね?」「そう思いませんか?」 だが、それよりも、相手がどのように 違った見方をしているかをきくほうが効果的だ。 もし同意を求められれば、相手は自分の疑いや留保の気持ちを 伝える気になりにくいかもしれない。 口では「ああ、そう思うよ」といっても、じっさいには、 「ああ、君のようにねじ曲がった考え方をするならね」 と思っているかもしれない。 相手がどのように違った見方をしているかはっきりたずねれば、 向こうのほんとうの反応を知る見込みは高くなる。 そこから本当の会話をはじめることができる。 |
2008-12-26 |
営業面の成功であっても、 学問的、あるいは精神的な成功であっても、 とにかくあらゆる成功は、 まじめな、ねばり強い努力の結果です。(略) 成功を手にできないでいる人は、 自分をコントロールしようとしていない人です。 私たちは、もし成功を願うならば、 自分の欲望、身勝手な考え、気まぐれな感情を、 積極的に犠牲にしなければなりません。 成功を手にできないでいる人は、 自分の欲望を犠牲にしようとしない人である。 |
2008-12-25 |
2人の木こりがいた。 1番目の木こりは満身の力をこめて木を切った。 休憩も昼休みもとらず、できるだけ多く木を切るために 全力を注いだ。朝は誰よりも早く働きはじめ、 夕方は誰よりも遅くまで働き続けた。 他の木こりたちは、 彼があまりにも速く木を切ることに驚嘆した。 しかし、1日が終るころには、 2番目の木こりのほうが多くの木を切っていた。 1番目の木こりほど懸命に作業をしていたわけではないし、 休憩も何度もとっていた。 1番目の木こりは2番目の木こりに歩み寄って質問をした。 「君はどうやって僕より多くの木を切るんだね? 僕の方が朝から晩まで長時間一生懸命に 働いているはずなのに。 もしよければ、君の成功の秘訣を教えてくれないかい?」 2番目の木こりは一瞬考えて言った。 「成功の秘訣なんてとくにないけれど、 これだけは間違いない。 どれだけ作業が忙しくても、 僕は時間をとって斧を磨くことにしているんだ。 斧がよく切れれば、より少しの労力で多くの木を 切ることができるからね」 この寓話でいう斧を研ぐという作業は、 時間をとって、自分を高めるということだ。 |
2008-12-24 |
人間の深い本能は、 人に認められたいということもありますが、 同時に自分が誰かの役に立ちたいと願っています。 ですから、自分が誰の役にも立っていないという 否定的な考えにとらわれることは、いちばん苦しいことです。 私たちがうれしいことは、 誰かの役に立っているという感覚です。 しかし私たちは、 何か大きな素晴らしいことをするのが、 誰かの役に立つことだという偏見に陥りがちです。 私たちが幸せであることは、 大きなことによってではないのです。 小さなことで人の役に立つということが 人間のいちばんの幸せです。 |
2008-12-23 |
「気持ちをうまく伝えよう」と思うこと自体、 なんか方向が違っているんじゃないかな。 うまくいかなくていいじゃない。 ちゃんとじゃなくていいじゃない。 下手でもいいじゃない。 「上手に伝えたい」という気持ちはわかるよ。 誰だってそう思う。 でもね、「下手でもいいから伝えよう」 って思っていた方が楽だと思う。 下手でもいい。 伝えることが大事。 |
2008-12-22 |
他者を勇気づける人には、 次の6つの特質があります。 1.尊敬と信頼で動機づける 2.楽観的(プラス思考) 3.目的(未来)指向 4.聴き上手 5.大局をみる 6.ユーモアのセンスがある 逆に勇気をくじく人の特質は 1.恐怖で動機づける 2.悲観的(マイナス思考) 3.聞き下手 4.原因(過去)指向 5.細部にこだわる 6.皮肉っぽい |
2008-12-21 |
何か腹の立つことがあったら、 ちょっと時間をおいて考えてみます。 ほんとうに大切なことなのか、 それとも単なる気分、 身体の調子からくるもの、 取るに足らないものだろうかって。 考えてみて、つまらないことではない、 と判断したら話を始めるのです。 |
2008-12-20 |
自分もハッピー、相手もハッピー。 こんな状況をいつもイメージしましょう。 自分のやることが相手のためになると思えば、 自分の意見を通す勇気が出ませんか? どちらかが損をする提案は、 結果的にうまくいかないものです。 たとえ一時的にうまくいっても、長くは続きません。 例えば、ケンカをした彼との仲直りをするときもそうです。 どちらかが我慢したという状況はいけません。 2人ともパッピーになる選択肢があると信じて、 絶対にあきらめないことです。 |
2008-12-19 |
人は不思議です。 1つの自分では満足できず「あなたはこんな性格」と 決めつけられたら不満で仕方ないのですが、だからといって、 あまりにいろいろな自分があると、どの自分を「本当の自分」 と思っていいかわからず、不安になってしまいます。 そして、いつまでも「本当の自分」を探して迷わなければならない。 そこで、ここではいったん、 「どれもこれも本当の自分なのだ」 と開き直る必要があります。 いろいろな状況に応じて、まったく人格が変わったように 思えますが、その中でも一貫している「自分というもの」は ちゃんとあるのです。(略) その場に応じてさまさまに色を変えるカメレオンでも、 カメレオンはカメレオンです。 カエルになったりヘビになったりするのではなく、 カメレオンという本体は何ら変わっていないのです。 |
2008-12-18 |
会社の批判をするのは自分の意見を持っている証拠。 批判を受け入れるキャパシティがない会社の上役に問題がある。 そう考える人も少なくないのではないだろうか。 しかし、サラリーマンとして生きていくつもりなら、 こういう考えはすてた方がいい。 万人の目にベストと映る会社の方針、人事、上司の仕事、 というものはない。会社に限らず、人間のすることに、 絶対に正しいというものはないし、批判の余地は必ずある。(略) 会社批判をしている人は、 ベストの選択肢を選ぶことだけが正しいと考えて 批判しているのだが、現実は学校の試験のようなものとは違う。 また、どれがベストであるかどうかは、神のみぞ知るである。(略) 会社批判をするのは構わないが、 では、自分なら何ができるのか、 自分がその立場に立ったときのことを考えてから ものを言うのでなければならない。 |
2008-12-17 |
失敗を最小限にとどめるために、 失敗の原因を知ることは賢明なことだ。 しかし、失敗しないためのノウハウは存在しない。 あるのは、失敗から立ち上がるノウハウだけである。 失敗を恐れるより、失敗から立ち上がれ! |
2008-12-16 |
あのときのおかげで自分がいると、 1日に1回でもいいから思うことです。 これはシンプルなことですが、なかなか難しいことです。 神や自然といった、何か大きな存在に感謝の祈りを 捧げるというのに近いかもしれません。 1日ある時間、それは一瞬でもいいのです。 あのときのおかげで自分がいる、 そう思うだけでいいのです。 あの人のおかげで今の自分がいる、 あのときの失敗が自分を活かしている、と。 どこがどうプラスになったとか、 そういう小さなこだわりは必要ありません。 ただ、あらゆる過去をつむぎ出し、 また過去に支えられながら、今、自分が生きている… 1日のうちで、一瞬だけでもそう思うことです。 |
2008-12-15 |
自分の生き方を急転換させるような 「本当の反省」は、 人間、めったにしない。 |
2008-12-13 |
「ストレスが溜まっていると気づいたら、予定を変更してでも、 すぐに休息するなど、なんらかのストレス緩和法を実行する」 という人は、50人中ひとりかふたりです。 たいていの人は、休息やストレス緩和を少し大げさに考えている。 いちばん多いのは「温泉に行く」とかですね。(略) 週末の温泉より、今すぐできる、長めのトイレで リラクセーションするほうが使えます。 まず休息して、それから、考える。 今日はここまでにしとこう。 あれとこれと欲を言えば、きっちりやりたいけれど、 今日はここまで。 こんなふうに、予定したことを現実に即して やわらかく変えていくということが休息効果かな。 まず休息して、それから、考える。 |
2008-12-12 |
実力とか能力というのは、経験の集積なのだ。 10の症例から、5つのことが身につく医者もいれば、 1つしか身につかない医者もいるかもしれない。 しかし、10の症例から5つを知る優秀な医者も、 100の症例しか診たことがなかったら、 50のことしかわからない。 逆に10から1つのことしかわからない医者でも、 千の症例を診れば、100のことを知る。 潜在能力はともかく、経験できる立場にあれば、 実力、能力が身につくわけである。 |
2008-12-11 |
心配の原因となっていることを解決できないために、 新たに心配を引き起こしている場合がどんなに多いことだろう。 しなければならないことを成し遂げずにいて、 自分の能力に疑いを持つ場合がどんなに多いことだろう。 また、人に自分の気持ちを伝えず、人と仲良くする努力もせずに、 その人たちの善意を疑うという場合がどんなに多いことだろう。 重ねて言うが、恐れや疑いを持つのは、 自分のほうに積極的な行動が不足しているからなのだ。(略) 心配や疑いや恐れは、解決するために 全力を尽くさない人たちが持つ感情だ。 彼らは、他の人たちが自分の問題を自分の気に入るように、 解決してくれないのではないかと、恐れて暮らしているのだ。 結局、自分自身をつくりあげているのは自分自身なのだ。 やるべきこともやらずに「自己否定」するな。 |
2008-12-10 |
旅が始まったばかりのまっさらの夢はとてもこわれやすい。 十分に時間をかけて育てられていない夢は、 しっかりと確立されていない。 樫の木の種が芽を出して、一年も経っていない頃は、 子供でも引っこ抜くことができるようにだ。 この頃の夢は、外からの攻撃に弱く、こわれやすい。 なぜなら攻撃してくるのは、夢のことを知っている 身近な友人や家族である場合が多いからだ。 赤の他人からの批判には耐えられても、 愛する人から攻撃されると気持ちが萎えてしまいがちなものだ。 生まれたばかりの夢はどうしようもなくはかない。 “横ヤリ”をはね返す覚悟はいつでも必要。 |
2008-12-09 |
何気なく日々を過ごしていると、 「当たり前のこと」が増えていきます。(略) 自分が当たり前だと感じていることも、 他人の目には違って映っているかもしれない、 自分にみえないものが、他人にはみえているかもしれない、 そのことを意識しているかどうかは、 後々大きな違いを生むはずです。 経験だけに頼るのではなく、 常に相手の気持ちを感じ取るための努力が、 良好な人間関係を長続きさせるカギとなるのです。 |
2008-12-08 |
『成功確率50%』というのは、 達成動機の高い人にとってはやる気を引き起こす、 またとない条件になり、達成動機の低い人にとっては、 不安が最大限にふくらんでしまう最悪の条件になるのである。 もしあなたが、成功確率50%という条件下で やる気がみなぎってくるならば、非常に前向きな考え方が できる人で、自分にふさわしい目標を定める力もあり、 さらに、その目標を達成するために最善を尽くせる 用意があるということになる。 逆に、成功確率が限りなく100%に近くなければ、 やる気が起きないという人は、自分を過小評価し過ぎている、 ということ。考え方もネガティブで向上心がないために、 現状のまま満足してしまうグズ傾向がある。 今以上の自分になろうという意欲がないために、 せっかくのチャンスも見送ってしまうのである。(略) また、成功確率が限りなく0%に近いにもかかわらず、 やる気満々でチャレンジする人もいる。 これは、あまりに自分を過大評価しすぎているといえる。 |
2008-12-07 |
相手に感謝しているという気持ちがあれば、 考えているだけでなく態度で示さなくちゃダメだ。 他人が何を考えているかを知ることはできない。 形になってはじめて相手の心を推察することができる。 |
2008-12-06 |
私は物事の真相が観えていて、自分が何をしているのか ハッキリとわかっている状態のことを「光の中にいる」、 迷いや不安に押しつぶされていたり、物事の真相や自分が 何をやっているのか見えてないような状態を、 「闇の中にいる」と表現しています。(略) 「光と闇」で表現すると、魂的な幸せを求めて生活することは、 「光の世界」で生活するということです。 普段の生活の中では、なるべく光の中にいるように 心がけても、いつの間にか闇の中に入ってしまっていた!と いうことがあります。 この世の中には闇の中にそれとは気づかずに、 またはそれがよいと思って暮らしている人がたくさんいて、 そのいう方々と常に共存しているのです。 例えば、自分の家族でさえ、闇の中から 頑固に出てこなかったりするものです。 光の中ではすべてがありのままに観えますから、 どこに何があって、何が起こっていて、この先どうなるのか、 自分がどんな立場に置かれているか、すべて把握できます。 しかし闇の中ではそういった全体像はみえません。(略) 魂の観点で物事の真相をとらえていく生活とは、 そんな闇の世界に住んでいた人が、 光の世界に移り住むようなものです。 暗闇にパッと明かりがついて、今まで観えなかったものが ありのままに観えてくる…それまで気にならなかったことも すべてあわらになって、最初は戸惑うかもしれません。 |
2008-12-05 |
ウェストミンスター寺院の地下室には、 次のような碑文が刻まれた英国教会主教の墓がある。 何の束縛もない若かりし頃、想像は果てしなく広がり、 私は世界を変えることを夢見ていた。ところが、 年を重ねて賢くなり、世界は変わらないことに気づいた。 そこで、目指すものをもう少し近いものにして、 自分の国から始めることにした。 だが国も変わらなかった。 老年期に入り、私の願いは悲痛な思いに変わった。 自分の国もだめなら、少なくとも、 最も近くにいる家族を変えることにした。 だが、悲しいことに、これすらままならなかった。 今、私は死の床につている。 なんと、今になって初めてわかったのだ。 変えなければいけないのは、自分自身だったのだと。 自分が変われば、家族も変わっただろう。 そして家族に励まされ支えられながら、 国をよくすることもできたろうし、 やがては世界を変えることすらできたかもしれないのだ。 |
2008-12-04 |
「難問」というのは、 いつも解決した「前例」に学ぶしかないんです。 でも、「難問」に立ち向かう場合、本当にそれを 解決しようと思えなければ、駄目なんですね。(略) 重要なのは、 今ある手段、今ある人材、今ある問題解決法を いつもきちっと捕まえておくことです。 つまり、自分の手持ちの材料をちゃんと揃えておくこと。 おそらく、あなた方はものを考えようとする場合、 自分の手持ちは全然ないんだ、と 思い込んでいる、と思うんです。 そんなことは、絶対ないんです。(略) 自分の手元にあるものを武器にして考える。 最新の機械を持って、最新の考え方を側において、 やらなければならない、とは考えない。 私たちは、まずは、そこから(手元にあるもの) 出発していきたいですね。 |
2008-12-03 |
あなたとあなたの妻は、娘のキャロルを私立の学校に やるかどうかで言い争っている。 妻は言う。 「私はぜったいに、今年から行かせるべきだと思うわ。 あの子はいま大事な年齢だし、お金の方は、 なんとかなるはずでしょう」 あなたは、こう答える。 「あの子は、公立の学校でうまくやっているじゃないか。 このままあそこに行かせるべきだとぼくは思う」 この会話がうまく運ぶには、あなたたち夫婦がそれぞれに、 自分の結論がどこからきたのかを伝えあうことが必要だ。 あなたの頭のなかには、何か具体的な情報があるのか? この問題についてのあなたの考え方には、 過去のどんな経験が影響しているのか? あなたは私立学校での自らの体験を伝える必要がある。(略) もしも妻が、あなたの感じ方がどんな経験から きているものかを知らずにいれば、 あなたが何を言ったとしても、彼女には通じないだろう。 |
2008-12-02 |
頭で話せば頭に入る。 こころで話せばこころに入る。 |
2008-12-01 |
それぞれの職業には、それぞれの才能が必要です。 野球の選手とサッカーの選手でも、 それぞれにふさわしい人がなります。 政治家には、政治家にふさわしい人がなります。(一部略) みんながみんな、同じような人であれば、 世の中のさまざまな職業を、だれがやればいいのか わからなくなります。だから、 ほとけさまは、いろんな人をつくられたのだと思います。 ほとけさまは、みんながそれぞれ得意な分野で活躍し、 他の人々を助けてあげることを望んでおられます。 みんなが助け合って生きることが、 ほとけさまの希望なのです。 ですから、一人の人が 何でもできるようにならなくていいのです。 自分に不得意なものがあってもかまいません。 それぞれの人が自分の得意なものをしっかりと勉強して、 他の人を助けてあげなさい…と、考えておられるのです。 |