■2008年12月12日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
「今日のことば」
実力とか能力というのは、経験の集積なのだ。
10の症例から、5つのことが身につく医者もいれば、 1つしか身につかない医者もいるかもしれない。 しかし、10の症例から5つを知る優秀な医者も、 100の症例しか診たことがなかったら、 50のことしかわからない。 逆に10から1つのことしかわからない医者でも、 千の症例を診れば、100のことを知る。 潜在能力はともかく、経験できる立場にあれば、 実力、能力が身につくわけである。
まゆの感想
経験は、自分の実力と能力を高めてくれる、
だから、経験ができる立場、環境にあるなら、 積極的に、何でも経験しておくべきだ、 ということだと思う。 私も、まったくそう思う。 経験したり、場数を踏めば、その数だけ、 その仕事ややるべきことに関する、 こんなときにどうしたらいいかとか、 どうしたらまずいか、どこまでやるべきか、 などという実践的感覚もつかめるし、 直感的感覚も磨かれ、多くのことが力となり、 身についていくと思う。 また、それにより、無駄を省けるところ、 逆に手間をかけるべきところ、これからの課題もわかる。 しかし、人間、ある程度まで経験してくると、 もうわかっているから、それは知っているから、 手順はわかっているし、この方法がいちばんいい… 経験は若いうちだけでいいとばかりに、 経験することを恐れたり、面倒がったりして、 守りに入りがちだ。 今までの経験が全てではなく、 これからの経験も大切だと思う。 今だからこそ見える世界もあれば、経験もある。 今だからこそ力となる経験もある…私にはそう思える。 経験すること…これからも、恐れずに、面倒がらずに、 そして、照れずに、恥ずかしがらずにやっていきたい。 |
|