■2008年12月19日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
人は不思議です。
1つの自分では満足できず「あなたはこんな性格」と 決めつけられたら不満で仕方ないのですが、だからといって、 あまりにいろいろな自分があると、どの自分を「本当の自分」 と思っていいかわからず、不安になってしまいます。 そして、いつまでも「本当の自分」を探して迷わなければならない。 そこで、ここではいったん、 「どれもこれも本当の自分なのだ」 と開き直る必要があります。 いろいろな状況に応じて、まったく人格が変わったように 思えますが、その中でも一貫している「自分というもの」は ちゃんとあるのです。(略) その場に応じてさまさまに色を変えるカメレオンでも、 カメレオンはカメレオンです。 カエルになったりヘビになったりするのではなく、 カメレオンという本体は何ら変わっていないのです。
まゆの感想
自分を見つめてみると、さまざまな顔があり、
家族に見せる顔、仕事で見せる顔、友人に見せる顔、 それぞれ違っている。 また、一瞬一瞬で、考え方も、思いもくるくると変わり、 プラスとマイナスに両極端にふれることもしょっちゅうだし、 いけるぞと自信満々のときもあるかと思うと、 いきなり奈落の底に、どーんと落ち込むこともある… 芯がぶれない、確定されたしっかりした自分で ありたいと思うが、現実は…揺れている方が多い。 誰かに、性格や人となりを言われて、 「本当の私をわかってくれてない」 「本当の自分はこんな自分でない」とか、 憤慨してみても、現実には、 「じゃ、どれが本当の自分?」と問われても、 自分でもはっきりと「本当の自分」が特定できない。 「これが自分」と言ったあとで、すぐにまた 「えっ、そうかな?これが本当の自分かな?」 などと、疑問にわいてきたりもする。 これも自分、あれも自分、こんなことを考えるのも自分、 かっこいい自分もいれば、かっこわるい自分もいる、 強い自分もいれば、まったく弱い自分もいる… こんな自分、すべてが「本当の自分」であると 受け入れるしかない。 しかし、こんないろんな自分がいるから、 いろいろなことに対処できて、自分を守ってもいけるのだと思う。 「どれもこれも本当の自分」…それでいいのではないかと思う。 それがすばらしいと。 |
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