■2008年12月18日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
会社の批判をするのは自分の意見を持っている証拠。
批判を受け入れるキャパシティがない会社の上役に問題がある。 そう考える人も少なくないのではないだろうか。 しかし、サラリーマンとして生きていくつもりなら、 こういう考えはすてた方がいい。 万人の目にベストと映る会社の方針、人事、上司の仕事、 というものはない。会社に限らず、人間のすることに、 絶対に正しいというものはないし、批判の余地は必ずある。(略) 会社批判をしている人は、 ベストの選択肢を選ぶことだけが正しいと考えて 批判しているのだが、現実は学校の試験のようなものとは違う。 また、どれがベストであるかどうかは、神のみぞ知るである。(略) 会社批判をするのは構わないが、 では、自分なら何ができるのか、 自分がその立場に立ったときのことを考えてから ものを言うのでなければならない。
まゆの感想
さらに、この本では、こう言っている。
「社内で会社批判をする人たちは、ほとんど自分には 天才的な能力、実力があると錯覚をしている。 周囲の人たちとの差を、とてつもなく大きなものと 錯覚しているのだ。だから言わなくてもいい批判を 口にする。その批判が会社に貢献していると思って。 一向に運が向いてこないと嘆いている方がいたら、 ぜひ、一度、自分の言動を反省してみていただきたい」 自分の立場が不利になるかもしれないと知った上で、 もし自分がその立場におかれたら、 自分ならこうすると代案をだせるなら、批判するのもいい。 しかし、自分の立場をよくしよう、 批判だけで、回りを動かそう、なんとかしてもらおう、 批判ができるから自分に能力があり、価値が上がると思って ただ批判ばかりを繰り返していると… それは、ただの不平不満、愚痴としかうつらなくなり、 知らない間に、自分の価値をどんどん下げてしまう。 気がつけば、誰にも相手にされないことにもなっている。 これは、会社だけのことではなく、 日常生活や家庭にもいえることだと思う。 無責任な批判は、ただ、自分を不利にしていく… 批判をするときは、自分が相手の立場に立ったとき、 どうするかをきちんと考えた上でしようと思う。 |
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