■2008年12月27日の「今日のことば」■
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相手があなたの話にとまどったり、納得していないようなら、
さらに強く言ってみたり、別の言い方をしたりするよりも、 むしろ相手がその話をどのように見ているかきいてみるといい。 一般的にはこうした場合、おそらく 心強さを感じたいという理由から、同意を求めたくなるだろう。 「これは理にかなってますよね?」「そう思いませんか?」 だが、それよりも、相手がどのように 違った見方をしているかをきくほうが効果的だ。 もし同意を求められれば、相手は自分の疑いや留保の気持ちを 伝える気になりにくいかもしれない。 口では「ああ、そう思うよ」といっても、じっさいには、 「ああ、君のようにねじ曲がった考え方をするならね」 と思っているかもしれない。 相手がどのように違った見方をしているかはっきりたずねれば、 向こうのほんとうの反応を知る見込みは高くなる。 そこから本当の会話をはじめることができる。
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自分の話に相手が素直に反応しなかったら、
相手に、思い切って、 「私はこう思う(思ったけど、考えたけど)、 あなたはどう思う?」 と、勇気を持って聞いてみることは、 とても大切な会話のはじまりだと思う。 このとき大切なことは、 違いがわかったとき、あなたの思っていること、 考えていることと、大きく差がみえたときに、 がっかりして、或いは怒って、 「そんなふうに思って(考えて)いたの。 価値観が違う、信じられない、がっかり、 以前言ったことと違うじゃない」 などと言って、相手を責めないことだ。 (こう言われたら、恐らく相手はこれから先、 本音や、違いを言えなくなると思う。) ここで、違いがわかっても恐れることはない。 違いがわかったからといって、解決策がないわけでも、 愛されないわけでも、認めてもらえないわけでもないからだ。 ただ、思っていること、考えていることが違うということで、 これは、違う人間同士なのだから、仕方ないことなのだ。 いつも自分と同じ思い、考え、いつも同調なんてありえない。 「ああ、そう思っていたのね… なるほど、そんな考え方もあるのね」 と、いったん受け入れれば、 相手も違いをわかってくれたと、安心し楽になり、 こちらの話もさらに聞いてくれる可能性が高くなる。 さらに、その先、 「じゃ、どう解決しようか」と解決に向かうこともできるし、 「違いがあるようだけど、もう少し話し合っていこう」 と、いったん時間をおくことで、それぞれが見直し、 新たな解決策や妥協をさぐることもできる。 違いや差がわかってこそ、先に進めることも多いのだ。 最初から、自分の言っていることを押しつけず、否定せず、 相手の思いや考えにも耳を傾けることが大切だと思う。 |
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