脳の違いによる「ズレ」を前回より詳しく見ていきましょう。
もちろん、個人差はありますので参考にしてくださいね。
結論から言いますと…
「ズレ」や違いはあっていいのです。
というより、「ズレ」や違いがあるからいいのです。
違いがあるからこそ、うまく進んでいくことがたくさんあるのです。
男性だからできること、得意なこと、
女性だからできること、得意なこと、
そこをお互いに理解して、尊重し合って、さらに、
カバーし合えるといいですね。
さて今回は、【男性編】をまとめました。
主に女性の方に読んでもらいたい内容です。
■男性を理解して賢く接しよう(◆が男性の行動)
◆問題が起こると、まず自分の中に引きこもり考える
(最初に自分一人で問題解決しようとする)
↓
問題を自分で解決をしようとしているのであって、別に女性を
拒否している訳ではありません。
自分なりにしっかりと考え、自分なりに納得いく答えを出したいのです。
男性にじっくりと考える時間を与えましょう。
引きこもった時には、無理に引きずり出さずに見守りましょう。
自分なりの答えを見つけたら、きっと戻ってきます。
女性が男性のその状態を見て、イライラして女性なりの答えを
言ってみたり、答えをせかすのはやめましょう。
女性の問題解決方法と、男性の問題解決方法は違うのです。
※詳しくは
「悩みや、問題解決の対処方法は全く違う」
◆問題解決をはかるために、話し(会話)をする
(問題を解決することが大事、そのために話し、会話する)
↓
男性の会話と女性の会話の意味が違うことを理解しましょう。
女性のように、みんなと仲良くするために会話したり、
自分の気持ちをわかってもらおうと話しをしたりするよりは、
「問題解決型の会話」が得意なのです。
聞かれた質問には、その質問にちゃんとこたえる解答をし、回りくどい
言い方はせず、単刀直入で、答えが素っ気なかったりします。
また、論理的で、自分意見をはっきりと言います。
女性のように、相手のことを察して会話をするより、
自分の意見を言うことを重要視します。
男性はそれで会話が成り立っていると思っているので、腹を立てたり
しないようにしましょう。
また、回りくどいいい方をせず、こちらの言いたいことが何なのか
しっかりとわかるように話しましょう。
※詳しくは
「会話の仕方が違う」
◆危険から身を守るために常に身構えている
(誰かに何かを言われると、自分を守るための体制になる)
↓
男性との会話は、「出だし」がとても大事です。
この「出だし」で、男性を身構えさせると、これを崩すことはなかなか
むずかしいものです。
会話の最初に「身を守るモード」に入り、ムッとさせると、男性の場合は
そのムッがしばらく続き、女性がどんなに機嫌をとってもなかなか素直に
はなれません。
女性のように、気分転換がうまくできないのです。
そんなときには、いったん、その会話や話しはやめた方がいいでしょう。
日をあらためたり、時間をおいたりするようが冷静に話しができます。
無理に話し合いを続けても、いい結果にはならないでしょう。
会話の「出だし」を上手にしてくださいね。
※詳しくは
「女性の「話があるの…」は、男性は苦手」
◆何かするときには1つづつやっていく
(一度にあれこれはできない、しない)
↓
男性の脳は、1つのことに集中するのが得意な脳です。
女性のように、あれもこれも同時にできないのです。
男性が何かに熱中しているときに話しかけても、適切な返事が
返ってくることはないと心しましょう。
そんなときには熱中させてあげましょう。
話しをしたり、ものを頼むのは、熱中から離れたときにしましょう。
その方が、ちゃんと耳を傾けてくれます。
そんなときに話しかけて「私の話を聞いてるの?」などと言っても
ムダだと心しましょう。
◆強い感情を持つと、言葉にできなくなる
(言葉より行動をおこす方が簡単で自分が落ち着く)
↓
女性のように、その場の気持ちをすぐに言葉にしたり、
自分の感情や気持ちをことばにすることができません。
気持ちをことばに表すことが、とても苦手なことなのです。
しかも、せかされたりすると余計に。
何かあったときに「あなたの気持ちが聞きたい」と聞いても、
ほとんどの男性はうまく表現できなことを知っておきましょう。
また、女性のように「気持ち」に敏感ではありませんから、
「あなたって鈍感」とか「私の気持ちをわかってくれない」と
文句を言っても、おそらくそのことは改善されないと思います。
そもそも自分の気持ちにさえ、敏感ではないのですから。
「気持ちが聞きたい」と聞くよりは、「どう思う?」「どう考える?」
などと聞く方が、答えやすいと思います。
◆物事が順調に進んでいるときには、そのままにしておく
(今、取り組んでいる問題でいっぱい。
今、問題でないことは、気にしない、見ない)
↓
男性は
「なんで、今、うまくいっていることをごちゃごちゃ言うんだ」
と思っています。
今順調に進んでいることは基本的にそのままにしておこうと
いう気持ちが強いので、女性のように、先々をみて、今問題と
思われる箇所を見直して、今後に備えようというようなことは、
あまり思わないのです。
男性は、問題が起こってから対処するのが効率的だと思っています。
(つまり目の前の不安の方の対処が先)
女性は、問題が起こる前から対処すること大事と思っています。
(先々不安になる要素を早めに摘んでおこうと思うのです)
本当に大切な問題なら、早めに解決することも大事ですが、
小さな問題、今あわててどうにかしなくてもいい問題などはあまり
せっつかない方がいいでしょう。
◆大きな問題を一時的に忘れために、大したことのない
ことに目を向けて気を向けて、目をそらす。
(スポーツ観戦や、ゲームなどが好き、ストレス発散は行動で)
↓
男性の脳は強いストレスを受けると頭がいっぱいになるので、
その問題から頭をそらそうとします。そらすために、全く関係の
ないことをしたり、スポーツをしたり、観戦をするのです。
男性の場合は、じっと何かを考えるより、体を動かしたり、
行動した方が気が紛れるのです。
女性は問題があると、その問題が気になって気分転換どころでは
なくなりますが、男性の場合は気分転換が必要なのです。
◆男性脳は、時々「精神的居眠り」する
(脳を切り替えるために、休むことが必要)
↓
男性は何かをする場合に、次から次へとすぐに脳の切り替えが
うまくいかないのです。これは1つのことに入り込んでしまう
脳の特性からです。
そのためにぼーっと、何も考えない切り替えの時間が必要なのです。
つまり「何も考えてない」時が、必要だと言うことです。
このぼっーが、脳を浄化し、疲れをとり、新鮮さを取り戻すのに
必要な時間なのです。
男性がぼっーとしている時は、ぼっーとさせてあげてくさい。
また、家に帰ってきてすぐには、「家モード」に切り替えは
できないので、帰ってきたら切り替えできる時間を与えましょう。
玄関を入った瞬間から、女性が話し始めても、話しを聞く体制には
なっていないと思われます。
◆細かいところまで気が回らないし、見ない
(自分が気にしていることだけは、細かいことまで気がつく)
↓
男性の場合は、どうしても一点集中が得意なので、全体的なところまで
まで目も手も回らないのです。
その代わり、その一点集中して気になるところはとても気になるのです。
(例えば、床のホコリは気にしないが、テーブルのホコリには
とてもうるさいとか)
つまり、男性が細かいことを言うのは、その部分が集中的に気になる
ということです。
なので、そういう部分があるなら、その気になる部分を先に
やったり、そこを集中的に気をつけると、男性の不満は
それだけでも大分おさまるはずです。
※詳しくは
「家事をしてくれ!家をキレイにしてくれ!」
来週は、女性編をお送りします。