 第11回 6月6日 ・「ありがとう」の効用 |
「ありがとう」の効用
「ありがとう」と言ってもらうと、誰でも嬉しいものですが、
その「嬉しい感覚」がちょっと男女では違うようです。
今日はその「ありがとう」の意味を、男女の違いとともに、
考えてみたいと思います。
その前に…ちょっと自己分析してみましょう。
もし、今あなたが、あまり誰かに対して「ありがとう」の
ことばを言ってないと自覚しているなら…
どうして「ありがとう」を言わないのか…
その理由を考えてみましょう。
(いつも言ってる方は、とばしてくださいね)
●相手は、もうわかっているのだから「ありがとう」など、
水くさいことばはいらないと思っている。
●「ありがとう」を言ったら、
コチラが弱い立場になると思っている。
●相手がいい気になると思っている。
●コッチの方が言ってもらいたいわよ…と
相手が言うべきことばだと思っている。
●照れくさくて「ありがとう」なんて言えるか…と
思っている。
●単に忘れる…なんて方もいらっしゃることでしょう。
自分が何かをして、誰かに「ありがとう!」と言ってもらって、
嬉しくない人はいませんし、少なくてもイヤな気持ちになる人は
いないでしょう。
これは男女を問いませんよね。
「ありがとう」は誰にとっても、いいことばなのだと思います。
だから、ちょっと勇気をだして、
あるいは、ちょっと大人になって、
パートナーにも、もちろん周りにいる人にも、
「ありがとう」を言ってみませんか?
きっと、自分もすがすがしいし、相手も嬉しいことでしょう。
って、なんだかすでに結論のようになってしまいましたね(笑)
さて、男女の「ありがとう」の受け取り方の違いですが…
■男性の場合
男性は、自分がやった仕事や、行動に対しては、
いつも、「達成感」と「評価」がほしいのです。
だから、やっても「それが当然」「義務」「当たり前のこと」と
受けとられて、何の評価もないと、がっくりします。
やる気を失います。
自分がやったことに対して、それが例えば、ゴミ出しであっても
「ありがとう、やってくれて。助かったわ」と
評価してもらいたいのです。感謝してもらいたいのです。
なので、こうして自分のしたことを「評価」してくれる人に
対しては、とても好ましく思うのです。
そして、さらに、もっと評価してもらおう、
もっと頑張ろう、もっと何かをしようと自発的に思うようにも
なっていくのです。
女性にとっては、いつも自分がやっているささいなことを、
「たまたま」やってくれたからと言って「ありがとう」などと
言う必要はないと思う方もいるでしょうが、
男性にとっては、そのささいなことをすることも、ちょっとした
仕事なのです。労力を使ったことになるのです。
だから、男性に何かを頼んでやってもらったときも、
男性が自発的に何かをしてくれたときも、
「やってくれてありがとう、とても助かったわ」あるいは、
「○○してくれてありがとう、嬉しかったわ」と言いましょう。
「ありがとう」なんて言ったら、ツケあがるとか、
とんでもないことになるなどと思わず、素直に言ってみましょう。
きっと、その効用に驚くことでしょう。
■女性の場合
女性の場合は、自分のしている多くのことに対して、
全体的に認めてもらいたいと思っています。
ねぎらいのことば、愛情のことばが欲しいと思っています。
自分の今、したことに対して「ありがとう」と言われるより、
「いつもありがとう、いつもとても感謝しているよ」
「よくやってくれるね、いつもそんな君に感謝しているよ」と
自分の全体丸ごとを認めて欲しいのです。
女性の場合は、日常のささいなことをいくつもやっているので、
そして、それが当たり前のことなので、
そのささいな1つ1つのことに感謝されるより、
(例えば、「毎日ゴミ出ししてくれて、ありがとう」とか、
「毎日、コピーを取ってくれてありがとう」と言われるより)
「いつも、本当に君には、感謝しているよ、ありがとう」の方が、
何倍も嬉しいし、やる気もでるのです。
「ああ、いつもちゃんと見てくれているんだ、
私のやってることをわかってくれるんだ」と思える方が
嬉しいのです。
男性の中には、そんな気恥ずかしいこと言えるかと思われる方も
いると思いますが、毎日でなくてもいいので、
「いつも君を見ているよ、君のやることをちゃんと見てるよ、
君はよくやっているね…」と、女性にねぎらいのことば、
愛情の「ありがとう」「感謝の気持ち」を表してみてください。
「ありがとう!」と素直に言ってみませんか?
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