■「今日のことば」カレンダー 2008年2月■
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2008-02-29 |
この世の中では、妥協しないと大きな苦労を 背負い込む羽目になりがちです。 人との関わりであれ、仕事上の人間関係であれ、 妥協せずに一本気で進む人はどうしても摩擦が多くなります。 そして、摩擦が激しくなっても、当人は、 「自分は正しいんだ」「相手が間違っているのだ」 と思うから、進む道を曲げません。 摩擦がさらに激しくなると、 「こんなにも自分は一生懸命やっているのに」 「これだけ正しいことで頑張っているじゃないか」 と思いながら、うまくいかない現実とのギャップに 絶望感を深めていきます。 当然、ここまでくれば、どうしようもなく 孤独になっているはずです。 そこで、自分が置かれた立場を客観的に 見直すことができれば、うつ病にはなりません。 一方、「それでも、正しいから突き進む」という 道を選べば、心の負担は限度を超えてしまうでしょう。 |
2008-02-28 |
「臆病神」を追い払う賢い方法 私がとても大事にしている次のようなことばを贈ろう。 耳にしたものは……忘れてしまう 目にしたものは……覚える やったことは……理解する たぶんあなたは、歯がむずがゆくなり、 脳みそがビショビショになるまで考え込むことだろう。 あるいはまた、耳がつぶれるほど友だちの慰めを 聞くこともあるだろう。 しかしそれらはすべて、あなたが行動してはじめて 本当に理解できるものである。 |
2008-02-27 |
コーチング・カンバセーションでは、最初の一言をこう始める。 「いいですねえ」 「それって、おもしろいですね」 「そういう考え方があったんですね」 ダメだと思っても、あいさつ代わりに 「いいですね」「おもしろいですね」の一言を言われると、 言われた人のエネルギーはふくらむ。たとえ わざとらしいリアクションだと思えても気にすることはない。 「失敗したらどうするんだ」と言われるより、 確実にエネルギーはふくらんで、会話が広がっていく。 人間の心理として、新しい提案をしたり、新しいことを 始めようとするときには、ばかにされないだろうか、 本当にうまくいくだろうか、と不安な状態にある。 だから、「いいですね」の一言を言われた時点で、 相手はとにかく安心するというかホッと一息つける。 反対に、「本当にうまくいくだろうか」と言われると、 一気に不安が急上昇し、それとともに 「うまく行かない理由」をさがしてしまう。 そうした不安の裏返しとして、 「どうしてわかってくれないんだ!」 「おまえなんかにわかるものか!」と落ち込んだり、 怒ったりする。 コーチング・カンバセーションというのは、 相手のエネルギーをふくらませる会話である。 たとえ大きな疑問が浮かんできたり、反論したくなっても、 少なくても「いきなりペシャンコにしない」 ことを心がけるといいだろう。 |
2008-02-26 |
野球だろうとビジネスだろうと、要は、すぐに 「こうすればいいんだ」と答えを与えるのではなく、 まずは、自分で考えさせる。(略) さらに、「自分自身で考えさせる」ということも、 大げさに考えないでほしい。 「こうしてくれ」「こうしたほうがいいよ」 「こうすべきじゃないか」「オレはこう思う」 という今まで通りのセリフの後に、 「君としてはどう思う?」 の一言を付け加えるだけでもいいのだ。 それが付くかつかないかの差は、 ちょっとイマジネーションを働かせて、 自分が言われたときの気持ちを想像してみれば、 実感できるのではないだろうか。 |
2008-02-25 |
人は自分が利口なのかどうかを、 どのようにして判断するのだろうか。 他人と自分とを比較して決めるのである。 自分が落ち着いているかどうか、魅力的か、 また、価値ある人物なのか、幸福か、成功しているか、 物事をやり遂げているか…… 周りの人がどうであるかを調べ、それと比較して、 自分がどれくらいの目盛りの位置にいるかを 判断しているはずである。 このような「一般平均」で計る以外に、 自分を評価する方法がわからないのではないだろうか。 だが実際のところは、自分を計る 大切なバロメーターの存在を忘れているだけなのだ。 それは、あなたの今の生き方に対する、 自分自身の満足感である。 そして、自分の満足感を主張するのに、 周りなど見わたす必要はないのだ。 |
2008-02-24 |
愛というのは、 「好きだ」という感情の問題ではありません。 行動で、あるいは知恵を与えて、 その人が本当に人間らしく成長していくために、 サポートするのが愛の働きです。 無条件の愛に触れた人は、 自分の弱さを受け容れることができるし、 人間らしく成長していく力を育てることができます。 それが愛の本質なのです。(略) 自分のことにとらわれないで、 「ああよかったね」と一緒に喜び、悲しいときは、 自分がそうなったらどうしようなどと思わず、 「ああ、辛いんだねぇ」と悲しみを共有する。 愛の本質は、そんな静かな安らぎのような一体感なのです。 |
2008-02-23 |
「俺の苦しさはおまえにはわからないよ。 おまえはいいな、気楽で」といった夫に妻が 「私はあなたのように苦しい、苦しいと口には出さないけれど これでも苦労しているのよ。苦しい苦しいといっている人ほど、 本当は大した苦労はしていないものよ」といったことで、 それ以後まったく会話がなくなった夫婦がいます。 訴える方は自分の苦しさを軽く扱われたと思い、 聞き手の方は理解不足で励ましたからです。 とくに、相手から同情や愛情を求めているときに、 自分が求めている言葉が返ってこないと人は不快になるのです。 (略) 「嬉しい」といって一緒に喜びを分かち合って欲しいと 思っても、その相手が悩みを持っていたら、 「何が嬉しいの。そんなことぐらいで」となり、 心が満足していれば、 「あなたの嬉しい顔を見るだけで私も幸せになれる」 となるのです。 そうした言葉のあやうさが、誤解やトラブルを起こさせるのです。 |
2008-02-22 |
「人生はろくでもない。でも、死ぬのもいやだ」 「ここにいるのはいやだが、 ここから離れるのはもっといやだ」 「ここで働くのはいやだが、 解雇されるのはもっといやだ」 驚くべきことに、 実に多くの人がまさに こういう考え方をしている。 |
2008-02-21 |
自分をホメるうえで注意点が1つあります。 正直でいること、そして人をだまさないことです。 弱い者いじめや卑怯なこともしないでください。 そうした行為を繰り返していると、 自分をホメようとしても、 素直にホメるこができなくなります。 なぜなら、ほかの誰もが知らないとしても、 そんなあなたを自分自身を知っているからです。 やましさがあると心が歪み、本来の自分を素直に 出すことが困難になります。 だからこそ、正直である必要があるのです。 あなたの始終一貫した態度は、周囲を安心させます。 |
2008-02-20 |
「人はそれぞれ違う」と頭ではわかっていても、 育成者という立場にあると、 つい相手に対して画一的な対応をしがちです。 成功体験が強い人であればあるほど、 自分が動機づくのと同じポイントで 相手もモチベーションを上げてくれると思ってしまう。 たとえば、お金などのインセンティブが強い動機となる人は、 インセンティブさえはっきりしていれば部下が動くと考えがちです。 それで部下が動かないと、 「やればやっただけの報酬が得られるのに、なぜやらないんだ?」 ということになります。 上司からほめられることを糧にして頑張ってきた人は、 ほめれば部下はやる気になるはずだと考えます。 ところが、ほめてもまったく反応がないという人も中にはいて、 そうすると、 「ほめてやっているのに、どういうことなんだ?」 となってしまいます。 モチベーションが高まるポイントは、人によって違います。 |
2008-02-19 |
あなたがこだわった重荷は、 本当に、いつまでもいつまでも こだわり続けなくてはいけない問題なのでしょうか? ひょっとしたら、放り投げてしまっても よいことなのかもしれません。 あるいは、そこでこだわるより、 もっと大事な価値のあることが あなたの身の回りに存在するのではないでしょうか? そこで、こう考えてみましょう。 ○手放してみたときに、すべてがダメになるだろうか? ○手放してみたときの自分はどうなっているのだろうか? ○手放してしまったも、身の回りにもっと 素晴らしいものがあるのではないか? |
2008-02-18 |
「月は自分の光で輝いているのではない」 人間もまた、自分では意識しないところで、 いろいろな人間をとおして力を添えてもらいながら、 また自分が反射台になったりしながら、 自分の知らない遠いどこかで光になって、 誰かの心にともっているのではないでしょうか。 |
2008-02-17 |
難問の前に立つと、身がすくみますね。 しかし、同時に、なにくそ、 というファイトが湧くのも事実です。 ものを考えるというのは、 考えざるをえないような事柄が生じるからです。 何もないのに、思考を緊張させる、などという人は、 よほどの奇人、と思った方がいい。 全然、ことが起こらなかったら、何も考えないし、 そのほうがいいね、楽だもんね。 |
2008-02-16 |
今のやり方がうまくいかなければ、 別の手段を試してみましょう。 煉瓦造りの壁を突き破ろうとして失敗したなら、 まわりを回ってみる。 それもダメなら、下からくぐり抜ける。 上から乗り越える。 あるいは、いっそのこと壁を移動させる。 成功するまで、新しい選択肢に挑戦し続けましょう。 それが柔軟性というものです。 選択肢が底をついたら負けです。 代案を探しつづけ、うまくいくやり方が見つかるまで、 どんどん試してみることが、成功の秘訣なのです。 今度「1つも選択肢がない」と思ったときには、 頭を切り替えて「選択肢はたくさんある!」と 自分に言い聞かせてください。 |
2008-02-15 |
「学習」とは、覚えることではない。 気づくことだ。 「学ぶ」ことを一言で言ったら、 気づくことです。 気づいた人間は、 どんどん勉強していきます。 どんどん成長していきます。 |
2008-02-14 |
とりあえず、他の問題のことは考えなくてもいい。 他のことを考えるから、今日の前にある問題を 片づけることができないんだ。 まず、この問題を解決し、 それから次の問題に取りかかればいい。 一度にひとつのことだけを考えて、 しかも休まずに体を動かす。 現在取りかかっている問題に、完全に集中する。 自分の能力を総動員して、目の前の問題に取り組む。 ひとつのことに意識を集中させながら、 「私の問題はこれだけだ」と常に自分に言い聞かせる。 仕事はすぐに片づくはずだ。 |
2008-02-13 |
天才的なアイディア、成功するというものは、 実は星の数ほどあるのだ。 大事なのは、 それを具体化できるか否かである。 逆を言えば、一人で どんなに革新的で独創的なアイディアを考えても、 それが実用化されるなり、 何らかの形で応用されるかしなければ、 誰にも理解されないし、評価もされない。 |
2008-02-12 |
答えは簡単です。 ただし、答えが簡単だからといって、 そのプロセスが簡単かというと、 決してそんなことはありません。(略) 簡単な答えほど、途中のプロセスはすごく複雑です。 その人が独自に歩いてきた過程はすごく険しかったはずです。 難しい山を登るのと同じです。 登山では頂上は1つですが、世の中には登り方が何通りもあり、 頂上もいくつもあるのことがほとんどです。 正解はいくつもあり、1つとは限らないのです。 たどり着いた答え、他人の出した答えを見て、 あんなもの簡単だ、わかっていたと言ってはいけないのです。 やっている人間は、大変な思いをして、 そこへたどり着いているのです。 自分がもし苦労しながらその頂上へたどり着く道の 苦労を知っていたら、他人の答えを見て、 「あんなものは簡単だ」とは絶対に言わなくなります。 |
2008-02-11 |
いったん間違いが起こってしまったら、 完全に元の状態に戻ることはできないのです。 何もなかったかのごとく振る舞ったとしても、 それはしょせん偽の関係でしかありません。 ただし、いさかいをきっかけにして、 二人のあり方を見直し、 より確かな関係を築き直すことは可能です。 |
2008-02-10 |
1つの問題の解決策は一通りではありません。 どういう解決策を選ぶかは、 あなたの生み出したい結果によって決まります。 たとえば、あなたの結婚生活が不幸だとしたら、 結婚生活を改善したいのか、それとも結婚生活から 抜け出したいのかを決めなくてはなりません。 また、今の仕事に将来性がないのなら、 昇進、転勤、転職のどれを望んでいるのか? 自動車が故障したいなら、修理したいのか、 それとも買い替えたいのか? 希望する結果を選んでしまえば、その結果を引き起こす 行動の流れも選択できるようになります。(略) 1つの完璧な解決策を求めるのではなく、いくつもの 選択肢から最良の解決策を見つけるように心がけましょう。 歩みを止めずに選択肢を探し、 自分に問いかけ、答えに耳を傾けてください。 そうすればあなたの頭は、 喜んで答えを出し続けてくれるのです。 |
2008-02-09 |
これがあれば1日、あるいは1週間を乗り切れる というようなささやかな事柄について、 近頃考えたことはあるだろうか。 暮らしがパッと明るくなり、喜びを感じさせ、 生きる張り合いを与えてくれるような、 ちょっとしたぜいたくや経験。(略) 洗ったばかりのピカピカの車、 ピシッとアイロンをかけたハンカチなどなど、 簡単に味わえる喜びの1つ1つが、1日をちょっとだけ 心地よくしてくれるのだ。 そうやって得るつかのまの安らぎがあれば、 世の中に押しつぶされそうになったときでも、 なんとか持ちこたえることができる。 心の健康を守るため、ちょっとだけ時間をとって、 自分の「これだけあれば」を書き上げてみよう。 さらに、パートナーの「これだけあれば」 は、ご存じだろうか? |
2008-02-08 |
「忙」という字は、 「心」と「亡」から成り立っている。 つまり、忙しいときは、心が亡くなるということである。 しかし、現代社会では忙しいことをほめたたえる。(略) ほとんどの人は「忙しい」と「成功」を 結びつけて考えている。 しかし、実際は、忙しくしているだけで、 たいしたことをしていない人も多い。 「忙しい」ことは、必ずしも美徳ではなく、 心が亡くなっているだけであることも多いものだ。 |
2008-02-07 |
「本当にやりたいと思っているんだ。 でも時間がなくて」と誰かに言えば、 「時間っていつも足りないよね」 という返事が返ってくるだろう。 しかし、「やりたいけれど時間がない」 という言葉は、二重の意味で嘘だ。 本当にやりたいというのも嘘だし、 時間がないというのも嘘だ。 もし本当にやりたいのなら、 自分で時間を作るだろう。時間はいつでもある。 私たちに足りないものは、時間ではなく、目的だ。 だから、次のように言うのが正しいのだろう。 「やりたいって口では言っているけど、 根性がないからできないんだ」 本気で何かをやりたいと思ったら、 人は真剣に取り組むものだ。 そして、純粋な情熱は、時間を作り出す力になる。 すぐに、時間はいくらでも手に入るだろう。 |
2008-02-06 |
「事実をありのままに受け入れることは、 弱さのあらわれではありません」 「直面した問題を解決する喜びは、 自分でよく考え、実際に経験することによってしか、 生まれてこない。 残念ながら、教訓からも、実例からも、 それは生まれてくるものではありません」 「人生において なにがしかの幸福を得ようとすれば、 勇気が最も必要なのです」 |
2008-02-05 |
あるとき、彼は英語の論文の訳をお願いされた。 そう難しいものではない。そう長くもない。 1時間もあれば訳し終えるだろうものだったらしい。 朝の9時ころにお願いされて、そろそろお昼。 もう終わったかな、と頼んだ人が席をのぞくと、 まだ半分も進んでいない。 他の仕事をしていたのかと思いきや、どうもそうでもない。 ちゃんと頼んだ直後の9時から取りかかっている。 結局、正信さんはその日の夕刻5時近くにようやく訳し終えた。 1時間のつもりが、丸1日かかってしまった。 しかし、中身はしっかりしている。 丁寧にきちんと訳されていたという。 そういえば、最初、彼が自己紹介したとき、 「私は理解するのに時間がかかるんです。 仕事も遅い。でも、ちゃんとやります」 というようなことを言っていた。 弱さや欠点を恰好をつけずにさらして、素直に自分を見せる。 これも、強さのひとつだと思う。 だから、頼んだ仕事が時間がかかっても、 「ああ、こういうことか」と納得できる。 もちろん、職場の状況や仕事の種類によっては、 悠長なことは言っていられないだろうが、自分を知って、 自分に素直になることは極めて大切なことだと思う。 |
2008-02-04 |
対立は争いではない。 「自分がどれほど相手を大切にし、思いやりを持ち、 支援もして、お互いの関係がどれほど絶対的に 素晴らしいものであっても、対立は起こるのですよ」 とよく講座の中で口にします。(略) 対立は、「問題」であり、解決できる。 対立を「争い」と定義すると、間違います。 争いには、勝つか負けるかしかありません。 対立に対しても、ほとんどの人はまったく同じに対応します。 ときには勝ち、ときには負けを経験し、 そこで求められる戦略は、負けを最小に抑える方法です。 しかしながら、 対立を「問題」として定義すれば扱い方が違ってきます。 問題は解決できるのですから。 |
2008-02-03 |
一人さんは言います。 「気に入ったものをひいきにしてしまうのは、しようがない。 それなのに、 「あいつばっかりかわいがられて、おれには冷たい」 と思っちゃいけない。それはあんたがいけないの。 冷たくされるのは、あんたがかわいくないからだよ」 これは、平等でないことを嘆く前に、 現実を変えたほうがいいという意味です。 自分が嫌だと思うことが起こっているのは、 実は、自分自身に原因があるかもしれない。 態度が悪いのかもしれないし、 性格に問題があるのかもしれない。あるいは、 いつも一言多いなどという些細なことが原因かも知れない。 そのことをよく考えるべきということです。 つまり、自分がかわいがられたければ、不平を言うよりも、 かわいがられるように自分を変えたほうがいいということなのです。 (以下、下に続く) |
2008-02-02 |
集団の中で、自分の役割をきちんと果たすことが大切だ。 誰とどううまくやるかばかりに関心がいってはいけない。 職場であれ、サークルであれ、クラスであれ、 そこで何らかの役割(仕事)を果たしてこそ、 周囲から認められるのである。 人間関係は下手でも、約束や義務をきちんと果たしていれば、 「あの人は、コミュニケーションは下手だけど、 信頼のおける人だ」となる。 いくら巧みな会話術や交渉術を持っている人でも、 やるべきことをきちんと果たしていない人は、 相手にされなくなるものである。 人間関係で大事なことは、上っ面のテクニックではなく、 このような基本的信頼を得ることなのだ。 そして、このようなことを地道にしているかどうかが、 よい人間関係をつくるための鍵なのである。 |
2008-02-01 |
ああ、おもしろかったと満足できる話にするもの、 それは「意外な展開」です。 意外な展開が起こるのは、 話の中で流れが急に変化するときであり、 そうなると物語は、あらたな方向へ進みます。 このおかげで話がおもしろくなるのです。 もし、自分の人生の物語はまったく充実していない、 と感じるようなら、意外な展開を 避けている可能性が多分にあります。 人生に意外な展開をつくるには、人生の流れを急停止させて、 べつの方向へ一歩踏み出さねばなりません。 意外な展開は、人生を一変させます。 あなたを変えます。(略) 危機に直面したとき、あなたは 意外な展開をつくりだす選択に直面しています。 危機とは、人生の物語が流れを変えてほしいと 頼んでいる時点です。 危機を否定し、あらすじを変えまいとすれば、 あなたはかわりばえしない物語にはまりこみ、 それを繰り返すことになります。 |