■2008年02月27日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
コーチング・カンバセーションでは、最初の一言をこう始める。
「いいですねえ」 「それって、おもしろいですね」 「そういう考え方があったんですね」 ダメだと思っても、あいさつ代わりに 「いいですね」「おもしろいですね」の一言を言われると、 言われた人のエネルギーはふくらむ。たとえ わざとらしいリアクションだと思えても気にすることはない。 「失敗したらどうするんだ」と言われるより、 確実にエネルギーはふくらんで、会話が広がっていく。 人間の心理として、新しい提案をしたり、新しいことを 始めようとするときには、ばかにされないだろうか、 本当にうまくいくだろうか、と不安な状態にある。 だから、「いいですね」の一言を言われた時点で、 相手はとにかく安心するというかホッと一息つける。 反対に、「本当にうまくいくだろうか」と言われると、 一気に不安が急上昇し、それとともに 「うまく行かない理由」をさがしてしまう。 そうした不安の裏返しとして、 「どうしてわかってくれないんだ!」 「おまえなんかにわかるものか!」と落ち込んだり、 怒ったりする。 コーチング・カンバセーションというのは、 相手のエネルギーをふくらませる会話である。 たとえ大きな疑問が浮かんできたり、反論したくなっても、 少なくても「いきなりペシャンコにしない」 ことを心がけるといいだろう。
まゆの感想
この「いきなりペシャンコにしない」というのが
人との会話では、とても大切ではないかと思う。 「これはダメだ」「やらせたくない」 などと思うと、いきなりダメだしをしたくなる。 真っ向から否定して、ペシャンコにしたくなる。 しかし、そうなると会話は続かず、 相手は傷つき、次に、新しいことやアイデアや 自分の思ったことを話さなくなるだろう。 そういうことを話せるのは、 「話しても大丈夫、否定されない」 と、安心してこそだと思うのだ。 仮にダメだとしても、相手も考えて言っているのだから、 耳を傾け、その話を聞くべきだと思う。 そして、そんなとき、できれば、 「いいですねえ」 「それって、おもしろいですね」 「そういう考え方があったんですね」 なんて最初に言ってもらえたら、嬉しいと思う。 (少なくても、私は嬉しい) こう言ったからといって、その意見を許可したわけではない。 会話の糸口として、相手の意見をさらに引き出すために、 言ってみるといいと思うのだ。 まずは、言ってみよう、そして反応をみてみよう。 |
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