■「今日のことば」カレンダー 2008年6月■
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2008-06-30 |
作家の阿部龍太郎さんの思い出。 若いころ、井伏鱒二氏に原稿を持ち込んだ。 むりやり読んでもらった。 いきなり手厳しい批評が返ってきた。 「下手だね」 身をすくめていると、 やさしい言葉が続いた。 「でも、最初はみんな 下手だったんだ」 |
2008-06-29 |
愛していると もっと 伝えなくては ときは今日も 流れてゆくよ |
2008-06-28 |
誰だって、穴ぐらに落っこちるときもあれば、 空を飛んでいるような気分になるときもあります。 前に進もうとすればするほど負担が大きくなって、 後退しているような気分になるときもあるでしょうし、 どんどん後退していると思ったら、 じつはいらないものを捨てている時期 だったりすることもあります。 でも、どんなときも魂さえ元気だったら、 最終的には1番正しい方向に進めるものです。 |
2008-06-27 |
「人は、認められたとおりに成長するものだ」 ということを覚えておいてください。(略) あなたが、 「君は、本当にデカイ契約をとってきたくれた。 おかげで今年の売り上げ目標を達成できたよ」 と、そのメンバーを褒めたとしましょう。 彼はどのように成長するでしょうか? 彼の中で、「次もデカイ契約をとろう」 「これからも売り上げ目標に貢献しよう」 という思いに焦点が当たります。 もちろん、それがうまくいっているうちはいい。 しかし、思い通りに契約が取れなくなってくると、 彼の中に、「このままでは認めてもらえない」 「期待に応えられない」という焦りが生まれてきます。 そこで、最悪の場合には、契約書を改ざんしたり、 お客様を騙して契約を取ってきたりし始めます。 そういうことが出来ない人ならば、 ただただ落ち込んで、仕事をする気持ちが 萎えてしまうことでしょう。 彼が真面目にがんばった結果、 デカイ契約を取ってきたときは、 あなたは次のように褒めるべきなのです。 「君は、本当に真面目にがんばってくれた。ありがとう」 そのメンバーにとってみれば、「デカイ契約」を 取ってきたことを認められたのではなく、 「真面目にがんばった」ということを認められた。 デカイ契約はあくまでその結果だと理解するのです。 だから、彼は、次も「真面目にがんばろう」と思い、 そのように成長するのです。 |
2008-06-26 |
初めに「どうやってするのか」 という問いに飛びついて、 「これはやる価値のあることか」 という問いを飛ばしてしまうことがあります。(略) 「ハウ(どうやってやるか)」系の問いが 議論の中心になってしまうと、 現実的で実行しやすい問題ばかりが取り上げられ、 より大きな目的や全体の幸福といった問題は 二の次にされがちです。(略) 「ハウ」系の問いをしてはいけないと言うのではありません。 もっと大切な問いがあり、「ハウ」系の問いは そうした問いの後にくるべきものだと、私は言いたいのです。 |
2008-06-25 |
Aさんは、このように語ります。 「結局、夢のない人生というのは、現状維持の人生に なってしまうと思うのです。 つまり、向上とか成長とかいうものが、 まったくない人生なんです。 そんな現状維持の人生を生きていくことなんて、 つまらないと思うのです。 生き甲斐がないと思うのです。 生き甲斐のある人生、生きるってことはいいことだと 思えるような人生を実現するためには、やはり、 具体的な夢を持つことが大切ではないかと思うのです」 |
2008-06-24 |
呼吸は吐くことだけで成り立つものではありません。 吸う作業もしなくてはならない。 吐くと吸う、2つの作業がセットになって安定的に 繰り返されることで、初めて正しい呼吸が可能になります。 このことはちょうど、エネルギーが押すと引くの2つから 成り立っていて、そのどちらが欠けても、効率よく 動力が取り出させないことによく似ています。 押すだけではダメ、むろん引くだけでもダメ。 押すと引く、加えると抜くの2つの要素をバランスよく 使い分けたり、両方の力をうまくかみ合わせたときに、 最大の力が発揮できるのです。 相反する2つの要素をトータルに活用する大切さは、 呼吸やエネルギーに限らず、ものの見方や考え方、 仕事の仕方、組織の運営法、人の育て方にいたるまで、 あらゆることにあてはまるのです。 |
2008-06-23 |
車のハンドルには「あそび」が不可欠です。 あそびがないと「余裕」がありません。 余裕がないと「危険」です。 このように「安全なもの」「丈夫なもの」には、 かならずあそびというすき間が用意されているものです。 少しおしゃれな言い方をすれば、安全や強度は 「アローアンスによって保証される」、 アローアンスとは余裕とか柔軟性のことです。 たとえば建物などでも、いくら素材の硬度や強度を高めても、 建築構造の仕組みにこのアローアンスを確保しておかないと、 外から加えられた力や衝撃をもろに受け止めてしまうため、 かえって倒れたり壊れやすくなってしまいます。 すき間やあそびが、力を吸収したり、 逃すクッションの役目を果たしてくれるわけです。 つまり「力を抜く」仕組みがないものはもろいです。 本当に強いものは柔軟である。 真に頑丈なものは柔らかい部分をもっているといえましょう。 このことは人間にも当てはまることです。 |
2008-06-22 |
与えられた環境だけが、 自分が生きるところではないのです。 自分が働きかけて、 自分のおかれた状況を変化させることで、 より自分の求めることが満たされ、 自分が主役の生き方を 実現させることができます。 |
2008-06-21 |
「自分は誰?」 自分は「探す」ものではなくて、 「なる」ものなのです。 私たちは、今を精魂込めて生きているうちに、 ユニークな「誰か」になっていくのです。(略) 人間は、一生かけて成長し続けていくものです。 命ある限り最後の最後まで一生懸命生きたときに、 自分が誰で何ができたかを本当に知ることができるのです。 「私は誰?」と、考え続けるのは当たり前です。 自分で決めて「誰か」になるしかないのです。 そして、何をするために生まれてきたのかも、 自分で決めなけきゃいけないのです。 |
2008-06-20 |
「運命は強い意志には勝てない!」 いったん悪い運に巻き込まれて 最悪の状態に入った人でも、 必ず新しい運命の流れを創っていく突破口を 創ることができるのです。 強い意志があれば、それは可能なのです。 これは必ずしも失ったものを取り返したり、 何かを元どおりに修復するということではありません。 ある運命にダメージを受けることがあったとしても、 必ずそれを乗り越える新しい運命を、 自力で創っていける可能性があるということです。 |
2008-06-19 |
いちばん大事なことは、 「自分が発した言葉をいちばん最初に聞くのは自分だ」 という事実を自覚することです。 あなたの声を聞く人は、 いつもあなただということを忘れてはいけません。 他人にグチを言ったとしたら、 それはあなたの耳にもはいります。 会う人ごとに言っていれば、その回数だけ 繰り返して自分も聞いていることになります。 耳を通して聞いた自分の言葉は脳に伝わり、 自分自身に暗示をかける力があります。 暗示をかけるならば、誰だって いいことを言った方がいいでしょう。 たとえ人生がうまくいかないときがあったとしても、 いやそういうときにこそ、明るい声で、 「人生っておもしろいなぁ」と言葉にしてみるのです。 そうすれば、耳を通して「脳」にその言葉が伝わり、 気持ちも変わってくるのです。 |
2008-06-18 |
どうして多くの人は、いつも「もっと」「もっと」 と言ってイライラしているのでしょうか? 何かもかも順調に行っているときでさえも、 漠然と「何かが欠けている」と思い込んでいるのです。 そして、今この瞬間を存分に楽しむことができないのです。 (略) ある有名人が匿名を前提として、私に語ってくれました。 「自分の家がもてるほどお金があればいいのになぁと 思っていた頃もありました。 でも、実際に自分の家をもったら、すぐにもっと 違うものがほしくなりました。 つまり別荘が欲しくなったのです。 しかし、別荘がもてるようになった頃には、 旅行ばかりするようになって、家に戻ることなんて ほとんどなくなってしまっていたのです。 たくさんもてばもつほど、もってるものを 楽しむことができなくなっていったのです」 |
2008-06-17 |
私たちが無意識に多量に発している言葉の どのひとつをとっても 「言霊(ことだま)」にはなっていない。(略) 「言葉」を「言霊」にするには、 自分の想いを込めなければならない。 しかも、その想いが強烈であればあるほど、 強い言霊となって、自分の、或いは相手の 潜在意識を刺激し、動かすのである。 |
2008-06-16 |
人に好かれたいと思うなら、いますぐに 「ですが」「しかし」「でも」「だけど」 などという、言い訳がましい言葉を 口にするのはやめてください。 それが幸運に恵まれた人になるための第一歩です。 そして何よりも大切なのは、 自分が謝なければならないときには 「申し訳ありません、ごめんなさい」と口に出して、 きちんと頭を下げなければならないのだ ということを理解してほしいのです。 何か言い訳することがあるにしても、 それは一言謝ってからでも遅くはありません。 「申し訳ありません」と一言謝ってから、 言いたいことがあるならば 「でも…」と、それを述べればいいのです。 「ごめんなさい」と一言謝ってから、 言いたいことがあるなら、「だけど…」と、 それを述べればいいのです。 それだけでも、与える印象はずっと良くなります。 |
2008-06-15 |
中国には「一笑一若、一怒一老」という言葉がある。 一回笑えば一つ若返る、一回怒ると一つ年をとる、というのだ。 それに怒りというのは、いったん怒りだすと、 火に油を注ぐ傾向がある。 だから、自分でも予想外の展開を引き起こすことになる。(略) 自信のある人間、余裕のある人間はめったに怒らない。 怒りっぽい人は、怒るような材料を 他人が提供するから怒るのではなく、 自分の内部に怒る材料をいっぱいかかえていて 人にそれを指摘されるから腹が立つのだ。 |
2008-06-14 |
自分にはこれは絶対にできないと 決めつけてしまう必要はまったくないのある。 豚もおだてりゃ木に登るし、 一度、木に登ってしまえば、2度目からは そうおだてられなくても登れるようになり、 気がつけば、自分の新しい世界が開けていたりする。 未知の世界の扉も、一度開けてしまえば、 もう未知ではなくなるのだ。 2度目からは勝手知ったる世界となり、 しだいに楽しめるようになる。 |
2008-06-13 |
機械メーカーで技術開発をしているCさんという人がいます。 この人が面白い話をしてくれました。 機械の技術開発というのは失敗の連続なのだといいます。(略) 「ときには「もう、にっちもさっちもいかない」 ということがあります。どこをどう調整しても、機械が 正常に作動しないのです。どこをどう調整していいのか、 わからなくなってしまうのです。 いわゆる八方ふさがりの状態におちいってしまうのです。 しかし、面白いことに、そういうときに決してあきらめる ことなく「どうしたらいいのだろう」と考え続けていくと、 突然アイデアがひらめくものなのです。 しかもそのアイデアは画期的な、 とてもいい考えであることが多いのです」 ですから、Cさんは八方ふさがりにおちいったときなどは、 「さあ、これからが本番だ」と、 よく自分に言い聞かせるのです。 「もう可能性はない」「もう終りだ」という言葉を つぶやいてしまったら、どうなるでしょう。 Cさんがいうのような「画期的なアイデア」が 頭に浮かんでくることなど絶対にないでしょう。 |
2008-06-12 |
あなたが機嫌よく幸せならば、 あなたの周囲にいる人は皆幸せになります。 いつも私たちは見えない形で波動に乗って メッセージを出しています。 きれいな花は何もしなくても よいメッセージを出しています。 花よりも尊いあなたがよい機嫌でいれば、 もっともっとよい気を送ってくれます。 それは巡り巡って周囲を潤し、 気持ちの良くなった人が またよい気をあなたに送ってくれます。 私たちは素晴らしい循環の中に生きています。 |
2008-06-11 |
「無気力」などの研究で知られる ペンシルバニア大学心理学教授のマーティン・セリグマンが、 保険の外交員を対象に実施した有名な調査がある。(略) まだ顔を知られていないうちは、足を棒のようにして 歩けども契約はほとんどゼロである。 セリグマンの調査では、最初の3年で4分の3の人が、 その無力感に耐えかねて辞めていくという結果が 報告されている。 ただそれを“無駄足”と思うか、 これも将来のための“投資”と 考えるかで違ってくる。 「最初のうちは契約をとれなくても、こうやって 顔を売っておけば、いつかは契約してもらえるさ」 と楽観的に考える人と、 「こんなに歩いても誰も契約してくれない。 きっと自分にはセールスの才能がないんだ」 と悲観的に考える人とではどちらが長続きするか。 改めていうまでもなかろう。 |
2008-06-10 |
自分は完璧ではない。 誰も完璧になんかなれっこない。 そういう弱さを通して、 私たちは人間味があふれた 優しい人になれるのです。 くれぐれも、 自分は人間であるということを 忘れないでください。 立派な人に見えても、 ある人には厳しすぎると見えたり、 別の人には優しすぎると見えたり、 いろいろな見方があります。 人間である限り完璧な人はいませんし、 人にもそう見えません。 |
2008-06-09 |
理性的に叱り、感情的に喜ぶ。 これが人間同士の信頼関係を築くのだが、 往々にしてこれが逆になってしまう。 つい叱るときは感情的になり、 喜ぶときは妙に理性的になる。 叱るときに気持ちが高ぶるのはやむを得ない部分もあるが、 感情的に喜べない人が多いのは不思議である。 相手をほめて一緒に喜ぶときには、 思い切り感情的になっていい。(略) 喜んでいるときは細かい理屈など聞きたくない。 とにかく本気で喜んでくれる姿を見れば、 それだけで嬉しいのである。 |
2008-06-08 |
反発は行動パターンとして定着しやすい。 どんな状況でもとりあえず反発することが 習慣となってしまうのである。 重傷になると、ありとあらゆることに反発するようになる。(略) 要するに、意見が違うから反発するとは限らないのである。 たまたたそのときに、抵抗したい、反発したいという 願望が押さえきれなくなっただけなのかもしれない。 それが一見、会話の相手への反発に見えるだけなのだ。(略) 相手が筋のとおらない抵抗をする場合は、 ほんとうの理由はべつのところにある。 面とむかって言えない理由から、あるいは、 相手自身もよくわからないまま反発しているのである。(略) これでは互いの意見の違いを検討しても無駄である。 相手の反発は意見の違いとはまったく別のところからきている。 このような場合は、相手の反発がはたして意見の食い違いから 出ているのか、それとも無関係のところから出ているのかを まず確認しなくてはいけない。 |
2008-06-07 |
もっとも身近な人々… 両親、夫や妻、子どもたち、友人から、 なにかを学ぼうとしない人が多い。 恥ずかしい?照れくさい?不安? それとも、 「この相手から学べることは、もうすべて学んだ」 とでも思っているのだろうか? もっとも身近な人たちは、私たちのことを いちばんよく知っている。 家族や友人の提案に、心を開こう。 身近な人こそ教えてくれる。 |
2008-06-06 |
“どうでもいいこと”は大目に見る 物事は大目に見るようにしなさい。 あなたには何ら害を及ぼさないような 態度や言動については、 とやかく言わないことだ。 見ていてイライラするかもしれないが、 そのようなことについて、 何かを言わなければならないなどと思ってはいけない。 ただ、ちょっと肩をすくめて忘れてしまうことである。 |
2008-06-05 |
私たちはよく、大きな障害を乗り越えて 勝利を収めた人の話を耳にする。 そういう話を聞くと勇気が出てくるが、 それは、自分よりはるかにすぐれた能力の持ち主なのだと 思ってしまいやすい。 だが、彼らに共通しているのは、 すぐれた能力ではなく、粘り強さなのだ。 粘り強さとは何か。 どれだけ時間がかかり、どれだけ多くの障害が立ちふさがろうと、 必ず目標を達成するという強い決意のことだ。 あきらめたくなることもあるだろう。 障害が立ちふさがるたびに、 「こんなつらい目をするくらいなら、もっと楽しいことをしよう」 という思いが何度も心の中をよぎるかもしれない。(略) そんなときこそ、粘り強さが必要になる。 |
2008-06-04 |
《回り道を行く勇気を持て》 一本道は、進んでみるとすぐにわかるように、 ものすごくエネルギーと持続力がいるのである。 どんなせまい海峡でも、そこを船で渡ろうとするとき、 潮流や風向きを無視して、目的地までまっすぐに櫓を 漕ごうとしても、かえって時間と労力をロスする。 結果としてみれば、とんでもなく回り道をする。 漕ぎ手の能力がよほど優れていないかぎり、不可能な道である。 優れた道案内人は、前途に不安要因を感じたら、 進んだ道を引き返す決断力を持っている、迂回する勇気だ。 目的地にたどり着くためには無数の道がある。 |
2008-06-03 |
簡単に、自分1人でもできる「自己価値観チェック」です。 あなたは自分自身をキッチンにあるものにたとえると、 なんでしょう? それになりきって自己紹介してみてください。 たとえば、こんなふうに。 「私は包丁です。毎日使われるから生き甲斐もありますが、 使い方を間違えると人を傷つけることもあります」 そう言いながら、包丁になり切ってみるのです。(略) ある男性は、「フライパン」と答えました。 「どんなに熱いものも大丈夫。どんな火加減でも大丈夫です」 (略) 中には「たわし」にたとえる人もいます。 「いつも他のものを洗ってあげています。安いから、まだ 使えるのにこの家ではすぐ新しいものを買ってきて 私を捨てます。大事にされてないような気がします」(略) ぜひ、自分をキッチンにあるものにたとえて、 なり切ってみてください。そして、それが どんな意味を持っているのか、たどってみましょう。 |
2008-06-02 |
目先の損得で見ているかぎり、 人を見たらお金と思えということになります。 いくら品性下劣な人でも、お金の面で得だと思うと、 いい人に見えてしまい、お金の仮面の下にある その人の人格やホンネは見えてきません。 お金の面だけではありません。 この人とつきあっておくと偉い人に紹介してもらえる、 人脈ができる、などと損得で人間を見ていると、 その人は単に人に紹介してもらうための道具になってしまい、 その人自身が持っているいいものも 見えなくなってしまうのです。 まず、自分に対する損得勘定をまったく抜きに 相手をみれば、「この人は、こんな人だろうな」と、 その人間本来の、真実に近いものが見えるような気がします。 (略) 欲というフィルターが真実を覆い隠し、 欲によって、理性の声はかき消されるのです。 損得ではなく、好きか嫌いかで素直に選べば、 その判断は、ものすごく間違ったものにはならないはずです。 |
2008-06-01 |
わたしたちは過去の経験に影響される。 過去は現在に意味を与える。 人の言っていることやしていることが なぜなんらかの意味を持つのか、それは往々にして、 その人の過去の経験に照らしてみなければわからない。(略) 過去の経験はしばしば、 わたしたちが生きていくうえでの、“ルール”にまで発展する。 自覚していようといまいと、 わたしたちはみんなそうしたルールに従っている。 そうしたおたがいのルールが衝突するとき、 わたしたちはトラブルに陥る。 自分自身の暗黙のルールというレンズを通して 状況を解釈しているために、 相手の行動が不適切なものに見えるのである。 |