■2008年06月13日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
機械メーカーで技術開発をしているCさんという人がいます。
この人が面白い話をしてくれました。 機械の技術開発というのは失敗の連続なのだといいます。(略) 「ときには「もう、にっちもさっちもいかない」 ということがあります。どこをどう調整しても、機械が 正常に作動しないのです。どこをどう調整していいのか、 わからなくなってしまうのです。 いわゆる八方ふさがりの状態におちいってしまうのです。 しかし、面白いことに、そういうときに決してあきらめる ことなく「どうしたらいいのだろう」と考え続けていくと、 突然アイデアがひらめくものなのです。 しかもそのアイデアは画期的な、 とてもいい考えであることが多いのです」 ですから、Cさんは八方ふさがりにおちいったときなどは、 「さあ、これからが本番だ」と、 よく自分に言い聞かせるのです。 「もう可能性はない」「もう終りだ」という言葉を つぶやいてしまったら、どうなるでしょう。 Cさんがいうのような「画期的なアイデア」が 頭に浮かんでくることなど絶対にないでしょう。
まゆの感想
さらにCさんは、こうも言っているという。
「八方ふさがりのときは、もう何をしてもうまくいかない 状態ですから、今までにやってみなかったこと、 新しいことを試すようになるのです。 ふだん考えていなかったことや、常識から ちょっとズレたことを試してみるのです。 ですから常識では考えられない画期的なアイデアが うまれてくるのだと思います」 そう、八方ふさがりのときこそ、 画期的なアイデアが生まれてくるときだと言うのです。 だから、八方ふさがりになったら、 「さあ、これからが本番だ」と言うのだそうです。 失敗したら、八方ふさがりだったら、 にっちもさっちもいかなくなったら、 もうダメかも…なんて思ったら、 「さあ、これからが本番だ」と言おう。 そして、気合いを入れよう。 その方が、打破していく力がわいてくる。 そうそう、 「面白くなってきた」でもいいそうです。 |
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