■2008年06月18日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
どうして多くの人は、いつも「もっと」「もっと」
と言ってイライラしているのでしょうか? 何かもかも順調に行っているときでさえも、 漠然と「何かが欠けている」と思い込んでいるのです。 そして、今この瞬間を存分に楽しむことができないのです。 (略) ある有名人が匿名を前提として、私に語ってくれました。 「自分の家がもてるほどお金があればいいのになぁと 思っていた頃もありました。 でも、実際に自分の家をもったら、すぐにもっと 違うものがほしくなりました。 つまり別荘が欲しくなったのです。 しかし、別荘がもてるようになった頃には、 旅行ばかりするようになって、家に戻ることなんて ほとんどなくなってしまっていたのです。 たくさんもてばもつほど、もってるものを 楽しむことができなくなっていったのです」
まゆの感想
あれも欲しい、これも欲しい、もっともっと欲しいと
思ってしまうと、その方ばかりに目がいき、 今、もっているものが色あせて見え楽しめなくなる。 そればかりではなく、 「あれがあればもっと幸せになれるのに…」 「これがないばかりに、幸せになれない…」 「他の人はもっているのに、自分はもってない」 などと思うようにもなり、今もっているものが 見えなくなり、大切にしなくなってくる。 これは、モノばかりにいえるのではなく、 他の人からもらう、やさしさや愛情や思いやりもそうで、 もっともっと欲しいと思うと、足りないそればかりに 目がいって、今もらえているやさしさや愛情や思いやりでは、 とても我慢できなくなる。 さらに、仮にうまく望んでいたものが手に入ったとしても、 少しすると、それに満足できなくなり、次のものが欲しくなる。 もっと欲しくなっていく。 今、手に入れているものは、過去に欲しかったものばかりだ。 自分が望んで、欲しくて手に入れたものばかりだ。 そして、それらも、切ないが、 新しい欲しいものの前に、価値を失ってしまう… これで、いいのかなぁ、 今は、今あるものは、どうなるんだろう、 と、思う… |
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