■2008年06月26日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
初めに「どうやってするのか」
という問いに飛びついて、 「これはやる価値のあることか」 という問いを飛ばしてしまうことがあります。(略) 「ハウ(どうやってやるか)」系の問いが 議論の中心になってしまうと、 現実的で実行しやすい問題ばかりが取り上げられ、 より大きな目的や全体の幸福といった問題は 二の次にされがちです。(略) 「ハウ」系の問いをしてはいけないと言うのではありません。 もっと大切な問いがあり、「ハウ」系の問いは そうした問いの後にくるべきものだと、私は言いたいのです。
まゆの感想
方法論ややり方、「どうやってするのか」
ばかりに目がいって、やることそのものの意味を問わず、 或いは、そんなことは何も考えず、安易にそのやり方に 従ってやってしまうことが多くなっていると思う。 例えば、ダイエット、子育て、恋愛、 禁煙や組織改革にしても、 「どうやってするのか、手っ取り早く 成果を出すにはどうすればいいか」 などに先に頭がいき、 「なぜそれをするのか、 それをすることが、自分(たち)にとって 本当に必要なことなのか、 本当に大切なことは何なのか」 というような、本質的な目的や思いを忘れがちだ。 そのような本質的な問いを忘れて、 「どうやってするのか」にばかり走ると、 それをやっても長続きせず、半端になり、 表面的な解決にしかならないことが多いと思う。 他の方の経験からの「ハウ」を教わり、 それをやってみるのはもちろん大切だし、いいけれど、 それは、本質的な問いの上にたってで、 その本質的なものを忘れてはならないと思う。 その上で、自分(たち)にあった「ハウ」を見つけ、 自分(たち)にあった「ハウ」を 創りだしていくことが大切なのではないかと思う。 |
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