■「今日のことば」カレンダー 2009年5月■
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2009-05-29 |
車のフロントガラスがバックミラーより大きいのは、 これまで通ってきた場所よりもこれから行こうとしている 場所の方をたくさん見なさいということなのだろう。 人生も同じようなものだ。 成功する人生を送るには、いままでいた場所に 固執するのをやめて、これから向かう場所を見ることだ。(略) 過去にはもう戻れない。単なる記憶として残そう。 過去から学ぶことはあっても、 ぐずぐずととどまっている必要はない。 いつまでも過去を引きずっていては、 よりよい未来をつくることはむずかしくなるだろう。 過去は住み着くところではない。 参考にして学んだりする対象だ。 過去があってこそ、いまの自分がある、と考えればいい。 過去は取り替えられない。 しかし、未来は自分でつくることができる。 自分で責任を引き受け、 これからの人生の質を高めていけばいい。 |
2009-05-28 |
人にはそれぞれ歴史がある。現在に至るまでの人生を、 そしていまの自分という存在をつくってきた物語だ。 さまざまな偶然と出来事を経験した末に、 あなたはいまこの状態にいる。(略) いまの状況にあなたを運んできた過去の出来事を 変えることはできない。 だが、未来は変えることができる。 これまでの人生は面白く、エキサイティングで、 やりがいあるものだったろうか。 それとも重苦しいだけの人生だったろうか。 どちらにしても、未来の物語はこれから書かれる。 あなたの未来は、いまこの瞬間からはじまる。 大事なのはここから何をするかだ。 ここをスタート地点として、よりよい人生が始まる、 限りないチャンスとすばらしい経験にあふれる人生が 始まると思えばいい。 |
2009-05-27 |
動く、反応がある、次の動きが発生する。 待っていても情報は入ってこないし、動きもでない。 しかし、少しでも発信したり、 こちらから動いたりすれば、必ず何かの反応がある。 そこからまた次の動きが発生したりする。 「取るんじゃなくて、出す。 待つんじゃなくて、動く。 こういうことがわかって、よかったです。 以前の自分は、きっと被害者意識のかたまりで、 人のせいにばかりしていたんですね」 |
2009-05-26 |
「壁」にぶつかったとき、 「ああ、ダメだ」と考えるのではなくて、 「これは、私が自分のもてる力をフルに出し切った証だ。 私が全力を尽くしたという証拠なのだ」と、 むしろ感動してほしいのです。 あなた自身を誇りにしてほしいのです。 そして、それができたときはじめて、 ここまでの私は自分のポテンシャルを120%出し切ったのだ。 だから、いままでの私を捨て、新しい私として 生まれ変わるときがきたのだ、というふうに心から納得できる。 いままでの自分にしがみつくことをやめることができる。(略) そして、新しい自分へと生まれ変わることができるのです。 壁とは、ある重要なメッセージである。 ここからは、いままでの自分を捨てなさい。 新しいあなたからはじめなさい、というメッセージなのです。 |
2009-05-25 |
その問題と真っ向から対峙し、 その問題の中にあるポジティブな意味を 積極的に見いだすことによってしか、 問題は乗り越えられない、のです。 なぜなら、 「問題には、意味がある」からです。 その問題の中にある「よき意味」を自分を掴みにいくこと。(略) 大切なのは、「何を見出したか」ではなく、 「都合の悪い状況に直面したとき、そこから 目を逸らすのではなく、じっと見据えて、 そのネガティブな状況の中から、 ポジティブな何かを発見しようとする努力する姿勢」 なのです。 |
2009-05-22 |
禅のことばに、「八風吹けども動ぜず」がある。 人生には私たちの心を乱れさせる八つの障害があるというのだ。 利(得になること) 哀(損になること) 毀(き)(陰でそしられること) 誉(陰でほめられること) 称(本人がいるところでほめられること) 譏(き)(本人がいるところでそしられること) 苦(心身を悩ますこと) 楽(心身を喜ばすこと) そう、言われてみれば、 私たちは八つの風に吹かれて、自己を失うことが多い。 明末に、洪自誠という人が残した人生訓の書、 『菜根譚』に名句がある。 「風、疎竹(そちく)に来たる、風過ぎて竹は声を留めず」 疎竹とはまばらにはえている竹のことだ。 そこへ風がさぁーと吹くと、竹がさわさわと音を立ててゆれる。 でも風が過ぎ去ってしまうと、竹はもとの静けさに即座に戻る。 人間も竹の心に学べ、という意味である。 |
2009-05-21 |
「わかった」と「そのとおりに行動する」 とは別問題。 話をしていて、「わかったか?」と聞いて、 部下が「わかった」と言うと、次の瞬間から、 部下の態度が変わると思っている上司がいます。 話がわかったからといって、人は、 行動を変えるわけではありません。 |
2009-05-20 |
オードリー・ヘプバーン主演の映画 「マイ・フェア・レディ」の中にこんなシーンがあります。 イライザ「ノー」 ヒギンズ教授 「「ノー」と言ったら、あとにサンキューをつけなさい」 そうです! 「ノー(いいえ、またはいらない)」だけではなく、 その後に「サンキュー」をつける。 つまり 「いいえ結構です。でもありがとう」 と必ずねぎらいの言葉を添えるのです。(略) こんなちょっとした言葉の裏に、 人間同士のコミュニケーションに最も大切な「思いやり」が 潜んでいることに、私たちは気づかなければなりません。 |
2009-05-19 |
チャンスをつかんだから、 チャンスをつかんだ顔になっているのではないのです。 チャンスをつかんだ顔でいるから、 チャンスが転がり込んでくるのです。 人間の表情は、結果でなくて原因です。 その人がどういう表情でいるか、 その人に入ってくるものが決まってきます。 いつも「チャンスを逃した顔で」いる人には、 チャンスは来ません。 表情が結果だとは考えないことです。 表情が原因で何かが変わると考えることです。 チャンスが欲しかったら、 チャンスをつかんだ顔でいればいいのです。 成功したかったら、成功した顔でいることです。 お金持ちになりたかったら、 「お金持ちの顔」でいることです。 モテたかったら、「モテている顔」でいることです。 幸せになりたかったら、「幸せな顔」でいることです。 幸せな顔でいると、幸せが勝手に入ってきます。 幸せになったら幸せな顔になろうとしている人は、 いつまでも不幸せな状態です。 目の前に幸せがないので、幸せはいつまでも来ないのです。 |
2009-05-18 |
「どうしたらチャンスを手に入れることができますか」 と質問する人は、いつも 「今度チャンスが来たら」と考えています。 頭の中は、常に次のチャンスの方を見ているのです。 今、目の前や手の中にあるチャンスもあります。 「どうしたら次のチャンスを手に入れることができますか」 ではなく、大切なのは、 今、持っているチャンスをどう活かすかです。 「次をどうしたらいいですか」と言う人は、 いざという時、目の前に来たチャンスを活かせません。 目の前を全然見ないで、次ばかりを見ているからです。 今している仕事があるなら、 今の仕事でつかむチャンスを考えることです。 仕事が変われば別のチャンスがつかめるとは考えないことです。 今、関わっていることでチャンスを活かす方法を 考えればいいのです。 |
2009-05-15 |
小さい花でいい 独自の花であれ 小さい光でいい 独自の光であれ |
2009-05-14 |
日本列島を正確に測量した最初の人は、伊能忠敬であった。 49歳のとき、家業の酒造業を息子に譲り、50歳から 天文学、暦学の勉強を始める。 55歳から71歳まで17年間、日本列島を歩き続け、 「大日本沿海実測全図」(通称「伊能図」)を完成した。 ぜん息の持病に苦しみながら、72歳で亡くなるまで 自分の夢を追い続けたのである。 忠敬が踏破した距離は4万3千キロ。 地球を一周と10分の1を歩く距離であるから驚く。 ところで、もし忠敬に、 大事業の決意のほどを尋ねたら、なんと答えただろうか。 「初めの一歩を踏み出すのに決意などいらない」と 答えたに違いないと思う。 私たちが大きな仕事を前にして、なぜ勇気を失うのかを 考えてみたらわかる。まず、大きな仕事だ、大変だ という思いで、やる前から萎縮している。そして、 できるだけ無理しないで、最短距離で目的地に到着したい、 失敗して笑われたくない…これらの、要領よくやりたい、 という雑念にとらわれてしまう。 一方、忠敬は、こんな小さな心に かかずらわっていなかったに違いない。 たとえそんな心があっても、それはそのままにして、 まず1歩を踏み出して、2歩目はそのときに考えればいいと、 我が道に飛び込んでいったのである。 |
2009-05-13 |
熱意がものを生み出す “なんとしても2階に上がりたい” という熱意があれば、ハシゴというものを考えつくんです。 ところが、ただなんとなく、 “上がってみたいな” と思うぐらいでは、そこまでいかない。 “どうしても、何としてでも上がりたい。 自分の唯一の目的は2階に上がることだ” というくらいの熱意があった人が、ハシゴを 考えついたと思うのですね。 |
2009-05-12 |
がんばれば、疲れる。これは当たり前のことだ。 その「疲れたとき」に「がんばるぞ」と、むりやり自分のお尻を 叩けば、がんばり過ぎがたたって、ある日、 「何だかなぁ、生きていくのがイヤになってきた」 ということにもなりかねない。(略) 「あきらめの悪い人」は「がんばるぞ、がんばるぞ、 ずっとがんばり続けるぞ」とやってしまいがちだ。 だから、ストレスがたまりにたまって、 どこかで身動きとれない状態になってしまう。 健康的に生きていくコツは 「がんばるぞ。少し休んで、またがんばるぞ」 という、いわば緩急のリズムといっていい。 仕事の成果は、まだ十分に出ているわけじゃないけれど、 一休みして、またがんばろう…でいいのだ。 そのほうが結果的には、いい成果があがるのではないかと 思うが、どうだろう。 |
2009-05-11 |
あきらめたほうがいいのだが「あきらめきれない」 というときがある。おそらくはあきらめることで、 すべてが無に帰してしまうのが怖いのだ。 「いままで自分は、いったい何をしてきたんだ。 まだ、何の成果も上げていないじゃないか」 そういう気持ちになる。 何か形になるものを残せるまで、 あきらめられないように感じる。(略) しかし挫折であれ、手痛い失敗であれ、どのような体験も あなたにとっては「貴重な体験」であり「いい勉強」に なっていることを、忘れないでほしい。 「無」ということでは、けっしてないのだ。 それを糧にして、あきらめなければならないことは、 すんなりとあきらめて、また新しい人生の目標に 向かって歩んでいくほうがいいと思うのだ。 「あきらめる」とは、いってみれば、 部屋の空気を入れ替えることである。 窓を開けて、新鮮な空気を取り込もう。 よどんだ空気は外に出してしまおう。 そうやってゆっくりと深呼吸をすれば、 「よし、やってやるぞ」と新しいファイトもわいてくる。 |
2009-05-08 |
「なにもしたくない!」というのは、 「なんだかやる気がでない、 でもそれは疲れているせいなのか (だから無理しないで休んだ方がいいのか)、 でもちょっと無理すればやれそうな気がして (だったらがんばってやったほうがいいのかな)、 でもやっぱりなんかだるくて (怠けたいだけ?)、 なんだかすっきり休めない、かといって、 とっとと動けない、ああ、嫌だなぁ (やることいっぱいあるのに)、 もう~ほんとに、何もしたくない!」 とぐたぐたぶつぶつもらしているつぶやきを 一括したひと言なんですね。 なんじゃそれ?という人は、 こころを休ませるのが上手な人です。 なんにもしたくないときは、 なんにもしないでいられる人です。 でも、こころが疲れてくると、どんな人も、 こころがなかなか休まらなくなります。 なかなか休んでくれないこころを休ませるには、 こころをゆっくりゆるやかに解いていくような 作業が必要です。 たとえて言えば、せいべい布団のように 堅く薄くこわばったこころを、 縁側に出して陽にあてて、 ふかふかのお布団に戻していくような作業、 とでも言ったらいいかなあ。 |
2009-05-07 |
いいところも弱いところも含めた ありのままの自分を見せると、自分も相手もラクになります。 「自分は偉い」「自分はすごい」という鎧を脱ぎ捨てるだけで、 世界は大きく変わるのです。 自分の弱さを声に出して認めることは、勇気がいるかもしれません。 しかし、いざ認めてしまうとさまざまな苦痛から解放されます。(略) 今、あなたがむしゃくしゃした思いを抱えていたり、 人に対して攻撃的になって生きづらさを感じていたなら、 「それは、自分を良く見せようとし過ぎている証拠だ。 人に八つ当たりしたり、イジメに走りやすい状態にある」 と、自分を責めることなく、すなおに気づいてみてください。 自分の弱さをさらけ出すという勇気を持つことで、 世界が大きく変わるのです。 |
2009-05-01 |
「払い込みはできるだけ少なく、給付はできるだけ多く」 と主張するのは、天を恐れぬ欲深さというものです。 そもそも年金とは相互扶助の発送から出たものです。だから、 いくら自分が納めても、早く死ねば本人にとって払い損に終わる。 でもその人の納めたお金が長生きをした誰かの役に立つ。 そう思えば決して損得の問題でないことがわかるはずです。 健康保険料については自分が健康でまったく医者に かからなければ、支払った分はこれも払い損になります。 でも、そのお金は病気で苦しむ人の役に立つ。 健康保険証を使わないことは健康の証しなのですから、 むしろ払い損は感謝に値する出来事のはずです。 いつも損得ばかりの話をするのは寂しい限りです。(略) 不満を引っ込め、感謝の心を持って、 あらためて自分の周りを見直してください。 あなたは何か「見えない力」に 支えられている存在であることに気づくはずです。 そのことに気づいた時、あなたはますます幸せになるでしょう。 敬虔な感謝の心を決して忘れない、 そして、その感謝の心が幸せを呼ぶのです。 |