■2009年05月11日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
あきらめたほうがいいのだが「あきらめきれない」
というときがある。おそらくはあきらめることで、 すべてが無に帰してしまうのが怖いのだ。 「いままで自分は、いったい何をしてきたんだ。 まだ、何の成果も上げていないじゃないか」 そういう気持ちになる。 何か形になるものを残せるまで、 あきらめられないように感じる。(略) しかし挫折であれ、手痛い失敗であれ、どのような体験も あなたにとっては「貴重な体験」であり「いい勉強」に なっていることを、忘れないでほしい。 「無」ということでは、けっしてないのだ。 それを糧にして、あきらめなければならないことは、 すんなりとあきらめて、また新しい人生の目標に 向かって歩んでいくほうがいいと思うのだ。 「あきらめる」とは、いってみれば、 部屋の空気を入れ替えることである。 窓を開けて、新鮮な空気を取り込もう。 よどんだ空気は外に出してしまおう。 そうやってゆっくりと深呼吸をすれば、 「よし、やってやるぞ」と新しいファイトもわいてくる。
まゆの感想
「あきらめる」ことをいつの時点でやるか…
これは大きな頭の痛い問題である。 人は、なかなかあきらめきれない動物だ。 「もう~あきらめた!」と思っても、決めても、 すっきりあきらめられることは滅多にない。 心の中で何か、どこかがくすぶり続けていることも多い。 しかし、そうは言っても、いつまでも くすぶり続けていてはなかなか前に進めない。 どうしたって、ダメなものはあるし、 やってみても、どうしても出来ないこともある。 自分ではどうにもならないことも人生にはある。 そんなときには…悔しいが、本意ではないが、 あきらめることも必要だと思う。 しかし、やってもいない前から、あるいはまだやれるのに 早々にあきらめると、どんどん自信をなくしていくし、 もう無理なのに、まだまだ大丈夫とあきらめないで、 ずるずるいくと、いつか、すべてをなくす… むずかしいけれど、迷うけれど、 タイミングは自分で見つけ、自分で選択するしかない。 あきらめた方がいいか、あきらめない方がいいか… 答えは、自分の心がいちばんよく知っているように思う。 今の状態が本当にはどうなのか…自分の心の中に 素直に真剣に問うてみるといいのではないだろうか。 そして、あきらめることが、決して無駄ではない、 無ではない、これからのための勉強になっている、と 知っていることも大切だと思う。 |
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