ことば探し
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■「今日のことば」カレンダー 2014年10月■

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2004年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 
2003年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 
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2001年 : 11 12 
2014-10-31 挨拶の言葉は、人との出会い頭と共に、
出会いの最後にも、その相手との関係を深める効果があるのです。

「ラポール」を架けるのが上手な先生。
「今日は、指の動かし方、とっても上手だったわよ!
 よく練習しているのね」

最後のひと言の「残存効果」と言います。
最後に言われたこと、見たものなどが強く印象に残るという効果です。
私がカウンセリングのクライアントにかける最後の言葉。
「表情が明るくなりましたね!」
「何かあったら(困ったときは)いつでも連絡(電話)してね!
 (安心感を与える効果)」
私がお世話になっているT病院のA先生も、よく使われる言葉です。

「言葉を節約しても、財布は膨らまない」という格言がありますが、
その言葉を「言葉をいくら差し上げても、財布は減らない」
ということなのです。さらに、
「言葉を差し上げれば、財布は膨らむ」ともなりうるのです。
(※ラポールとは、この本では、「心と心を結ぶ橋」とか、
  「心のベルト」という意味で使われています)
2014-10-30 「この人と、今日、言葉を交わしてよかった」
「この人の話を聞いてよかった」
「この人と話したら元気になった」
「この人と話したら心が明るくなった」
「この人の話に私の魂が喜んでいる」
「この人の話には誠実さがある」
「この人の話を信じる」
「この人の助言に耳を傾けよう」
「この人に相談してみよう」
「この人なら(友、恋人、パートナー、親、先輩、教師、
 ビジネスの相手として)ついていける」
「この人との関係を大切にしたい」
2014-10-29 そもそも20代前半の頃の僕は典型的な「活字音痴」だった。
何かを読むとしても、「少年ジャンプ」や「ヤングマガジン」。
小説もほとんど読まなかった。
そんな僕が活字を意識するようになったのは、20代後半からだ。
ちょうど、2006年のワールドカップが終わったあたりに、
代表でも、若い選手が増え、自然と先輩たちの数が
少なくなっていった時期だ。

その時思い知ったのが、自分の教養のなさだった。
何かを伝えようとしても、言葉がでてこない。
このままでは、人の上には立てない……
そんな危機意識から、言葉を意識し始めた。

折しも当時、新しく代表監督に就任したのが、
あのイビチャ・オシムさんだった。
サッカーに限らず幅広い知識を持っていて、いろいろな例えを
持ち出しながら選手にもメディアにも語りかけていた。
あのとき感じたことは、オシムさんの言葉によって、
メディアの人たちも、「言葉」に敏感になり、
サッカーを伝える際のバリエーションが
増えたのではないか、ということだ。
僕自身も、サッカー以外のいろいろなことを
知っておくことが需要だと、痛感した。
2014-10-28 いくら嫌な言葉でも、怒声混じりの理不尽な言葉でも、
簡単に否定すべきではない。
僕のように、振り返ってみると
大きなターニングポイントになっていることもあるからだ。

どんな言葉であっても最初から否定してしまっては、
その言葉も力とはなってくれないと思う。
2014-10-27 「ここで生きるしか、
 ここでがんばるしかなかった」
     「ナカシマプロペラ」  中島基善

世界最大の船舶用プロペラメーカー、ナカシマプロペラ社長の言葉。
同社は国内約70%、世界で約30%のシェアを持つ。
かつてのトップシェア神戸製鋼所が鉄鋼不況で撤退。
一気にトップに躍り出たのだ。
もちろん同社も造船不況で苦しんだが、
そこには幅のある大手企業と
専門の小企業の違いがあった。

「神戸さんは鉄鋼から建設機械までをつくる総合会社。
 私の会社はプロペラの専門会社で、どんな不況でも
 撤退することはできない。
 ここで生きるしか、ここでがんばるしかなかった。
 そんな「プロペラに生きる」という一途な姿勢が、
 世界トップシェアを取れた最大の理由でしょう」
 (「世界を制した中小企業」)

「ここしかない」
という厳しさは、強さにもなるのである。               
2014-10-24 「必ずどこかに工夫のあるものをつくろやないか」
            (未来工業 山田昭夫)

電材資材の未来工業の創業者の言葉。
資本金50万円だった同社のライバルは
松下電工(現パナソニック)という圧倒的な強者であった。
同じものをつくっては勝てない。
だが、何とか松下電工のシェアを奪いたい。

電材資材は、材質やつくり方が法律で細かく決まっている。
それでも工夫の余地はあった。
だからこう言い張った。

「必ず、どこかに工夫のあるものをつくろやないか」
「未来工業は、よそと同じものはつくらん」
 工夫して日本で初めてのものをつくる」
(「日本でいちばん社員のやる気がある会社」)

これを鉄則に、使いやすく作業しやすい電材資材をつくり
続けることで、同社は名証二部上場企業となっていく。
2014-10-21 河原にたくさん転がっている石ころの意味と同じように、
私たちの人生に徹頭徹尾欠けているのが「生きる意味」なのです。
ただ、河原に転がっている石ころも、拾って火打ち石にしたり、
漬け物石にしたり、それを投げて鳥を落とそうとしたりすると、
はじめてそこに何かの意味が生まれます。

何かに使うことによって、どんなものにも命が宿る…
間違いなく生きて死んでいくだけの私たちの人生も、
「何のため」に使うかと発想すると、
そこに意味が発生してくるのです。

「人生とは、生きるものであると同時に、
 何かのために使うもの」なのです。
たった一度の人生を何のために使うか。
そういう目的意識こそが、生きることや働くことに
意味を作り出すのです。
2014-10-20 上手な説得には、「筋道」をしっかり立てて、
相手がよく理解できるように伝えることが不可欠です。
ひと言で言えば、「わかりやすく伝える」ことです。

まずは「ラベリング」です。
「ラベリング」とは、これから相手に伝える内容について、
ラベル(小見出し)をつけることです。
私たちは、新聞や雑誌を読む際に、本文からは読みません。
まずは、たとえば「○○政権崩壊」といった見出しを見て、
興味、関心をそそられたら本文を読んでいくという
プロセスをたどります。
これをトークに取り入れるのです。(略)

ラベリングは、練習次第で必ずうまくなっていきます。
「要するに?」「ひと言でいうと?」という言葉を、
自分自身になげかけてみることです。
自問自答することで、自分が話したい具体的な内容がまとまります。
まずは40文字くらいにまとめる練習をしてみて、
それをシャープにしていき30文字→20文字にしていくと
いいでしょう。
2014-10-17 社交は気を遣い過ぎても、使わなすぎてもうまくいかない。
精神障害者のひとりから手紙をもらった。
「ぼくらあんまり気をつかい過ぎてほしくないんです。
 普通に付き合ってもらえばいいんです」
必要以上の気づかいすれば、精神障害者はかえって
差別されていることを思い知らされる。
かといって配慮がまったくなければ、無神経というものである。

男女の仲でも、あなたのことなんてあんまり思っていませんよ、
という態度ばかりだと冷たく見える。
じゃあ、好きですと自分の気持ちを押しつけ過ぎると、
相手の重荷になってしまう。

気づかいを相手がチラッと気づいてくれるくらいが適度である。
気づかっているところや相手に見せないで気づかう。
それが結局は相手に伝わるのが理想だ。
やさしくしましょう、相手の心を傷つけてはいけません、
今はあまりにもこう言い過ぎるからいけない。
心って?
たかが心じゃないの。
もっと軽くしてよ。
2014-10-16 相手は何をしてほしいと思っているか?

1.どんな呼び方で呼ばれたいだろうか?

2.「いちばん関心をもっているもの」は何だろうか?
  人に話したくてうずうずする趣味や興味はあるだろうか?

3.ポジティブな感情を増やすもの、心のバケツをいっぱいに
  するものは何だろうか?

4.誰から褒められ、認められたらうれしいだろうか?

5.どんな方法で褒められ、認められたいだろうか?
  人前がいいか、それとも非公式のほうがいいか。あるいは、
  紙に書かれたもののほうがいいか、口で伝えられるほうがいいか?

6.どんなかたちで評価されると、やる気が起きるだろうか?
  ギフト券をもらったときか、コンテストで優勝したときか、
  あるいは、メモや電子メールをもらったときか?

7.これまでいちばんうれしかったのは、どんな評価だろうか?
2014-10-15 日本語は面白いもので、話し方一つで印象が変わります。
言いたい内容は同じでも、言葉の順序が前後するだけで、
相手の受け取り方に大きな違いが出てくるのです。
傷つく言葉が最後に来ると、聞き手側には
マイナスイメージがあとまで残るのです。
ですから、耳の痛いことを言いたければ、
最初にアピールすることです。

たとえば、部下への注意の仕方でも、
「君は誠実で面白い人だけど、仕事の段取りが悪いね」
と言うより、
「君は段取りが悪い。だけど誠実で面白い人間だ」
と言うほうが印象が柔らかくなって、
聞き手の心に残りやすいのです。
2014-10-14 何十年ものあいだ脳科学者たちは、
大人の脳が本質的に変わることはないと決めつけてきましたが、
今では、脳が変化しないという見方は
間違っているということがわかっています。

脳には、「可塑(かそ)性」と呼ばれる性質があって、
構造的にも機能的にも、ものすごい変化を遂げる能力があるのです。
バイオリンの名人の脳を見ると、
指のコントロールしている脳の領域が大きくなっていますし、
ロンドンの熟練タクシードライバーの脳を調べると、
海馬という状況の記憶や空間の記憶にかかわる脳領域が
とても大きくなっています。
(ロンドンの道はとても複雑だからです)(略)

脳は、内的に生成されたものに対しても
変化することができます。
つまり、どんなことを考え、
どんな意図を持つかということで、脳は変わってくるのです。
2014-10-10 なじる人は、傷ついている。
こう思えるかどうかで、人生は大きく違ってくる。
喧嘩のシーンが180度違って見えてくるのである。

なじる人は、傷ついている。
たとえその理由が勘違いであっても、理不尽な押し付けであっても、
そのことを正す前に、まずはその傷を癒さなければ…
言い訳も説得も、その後なのである。
2014-10-09 行動することで、何かを変える
観察することで、思慮深くなる
前進することで、輝きを増す

このように、自分の意思で力強く自分を動かすことができる人は、
どんな場所でも、どのような状況でも、必ず周囲の注目を浴びる。
そして人は、そのプラスのパワーに惹かれ“元気”を獲得し、
“希望”を抱くようになる。

「あの人のようになりたい」
「あの人のように生きられれば、どんなに素晴らしい人生に
 なるだろう」と。
さてあなたは、人の目にどのように映っているだろうか?
2014-10-08 物事をするとき、
「○○してあげるのではなく、○○させていただく」
私の心にいつもある言葉です。
今から40年前、まだ小学校だった私は母にこう言われました。

「『してあげる』ってあげちゃうと
 心がだんだん空っぽになっちゃうけど、
 『させていただく』って自分のほうにもらっちゃうと、
 心がいただいた物でいっぱいになるのよ」

先日母に、「母さん、こんなこと言ったよね」
とその話をしましたら、
「それは私が女学校時代に、礼法の先生に
 教えていただいたんですよ」とのこと。
ということは、大正生まれの母が10代のときだから、
今から60数年前に教えていただいたことになるわけです。

伝えていくとその人の思いがずっと続く。
なんとなくスゴイなって思いました。
もちろん私も2人の娘に伝えました。
          (野田芳江 栃木県52歳)
2014-10-07
赤ん坊の時は肌を離すな
幼児の時は手を離すな
子供の時は目を離すな
少年の時は心を離すな

(H15年、7月12日産経新聞掲載)
2014-10-06 「人生はあきらめであり、あきらめこそが人生である」
「あきらめは、人生でもっとも苦しいレッスンのひとつである」
「人はあきらめなくては成長できない」
というのが、人生の真実なのです。

人生は、あきらめの連続である…
この厳しい現実を受け入れていくことが、
大人になるためには、必要です。

大人であれば誰しも、
どうしてもあきらめたくなかった大切なことを、いくつも、
歯を食いしばりながら、あきらめてきたはずです。
誰の心の中にも、大切な何かをあきらめざるをえなかったがゆえに、
ポッカリと空いた「穴」がいくつも残っているはずです。
だから、さみしくない大人なんて、誰もいない、のです。
2014-10-03 「ふつうの仕事」「ふつうの収入」「ふつうの結婚」「ふつうの恋愛」
「ふつうの家族」といった「ふつう」へのとらわれが、
「ふつうから落後したくない」という気持ちが、
私たちの中に、無用な焦りや不安を生みます。

しかも、今や、かつての感覚での
「ふつうの収入+ふつうの家族」という条件は、
ごく一部の人にしか当てはまらないのです。
「ふつう」であることをあきらめることができなければ、
私たちの生活に安心感はもたらされません。
焦りや不安に絶えず付きまとわれることになります。
その意味では、まさに「あきらめる力」が幸せの条件として
求められていると言えるでしょう。(略)

いかにしてじょうずに「ふつう」から降りるか、
いかにして「ふつう」であることをあきらめ「ふつうでなくては」
という強迫観念から自分を解き放つことができるか、
それが現代社会において「自分なりの幸せ」を手にするための
決め手なのです。
2014-10-02 デンマークの哲学者セーレン・キェルゴールが
言ったように、

「人生は後ろ向きにしか理解できないが、
 前向きにしか生きられない」のだ。

私たちは前向きに生きるにあたって、
十分に選択肢を考えられない場合が多く、
後ろ向きに見たときに、人生で何が起こるのかは
わかっていたような気になってしまう。
2014-10-01 ここでするお話は、分かりやすい説明ルールの中で、
非常に重要なルールというより、習慣にしていただきたいことです。
「こんなの当たり前じゃないか」と思う方もいらっしゃるかも
しれませんが、意外に忘れがちなことなのでここで触れておきます。

それは、説明したことの
「まとめ」や「振り返り」をこまめに行うということです。
「まとめ」や「振り返り」は、「全体の説明が終わってから」
「文章の最後に全体のまとめを書く」と考えていませんか?

それでは遅いのです。
さきほども触れましたが、人間の脳は
新しい情報をそれほど覚えていられません。
いくらその時に強調しても、時間がたつと
「そういえば、そんなこともあったっけ」
とうろ覚えになってしまいます。
頭から抜けてしまっているんです。
説明したことをこまめに振り返ることで、
聞き手は情報を再確認して、前に進むことができるのです。

■ほっこりしたい方、
ネコ好きさんにおすすめの本。

じいちゃんとタマの関係が
なんともよく特に1.2は
おすすめですよ~!!


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