■2014年10月14日の「今日のことば」■
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何十年ものあいだ脳科学者たちは、
大人の脳が本質的に変わることはないと決めつけてきましたが、 今では、脳が変化しないという見方は 間違っているということがわかっています。 脳には、「可塑(かそ)性」と呼ばれる性質があって、 構造的にも機能的にも、ものすごい変化を遂げる能力があるのです。 バイオリンの名人の脳を見ると、 指のコントロールしている脳の領域が大きくなっていますし、 ロンドンの熟練タクシードライバーの脳を調べると、 海馬という状況の記憶や空間の記憶にかかわる脳領域が とても大きくなっています。 (ロンドンの道はとても複雑だからです)(略) 脳は、内的に生成されたものに対しても 変化することができます。 つまり、どんなことを考え、 どんな意図を持つかということで、脳は変わってくるのです。
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考えると、脳のなかで、こんなことが起こるそうです。
「頭のなかで考えただけで、 それぞれの脳部位の担当する機能が変わったり、 あるタスクをこなすために使われる脳の領域が小さくなったり、 大きくなったり、ある領域とある領域をつなぐ配線が太くなったり、 細くなったり、特定の脳回路の活動が上がったり、 下がったり、脳のなかをめぐる神経伝達物質の量が 変わったりいろいろなことが起こります」 「考えること」それだけで、 脳の領域を大きくさせることができるということで、 これは、成人した大人でも、年をとってもだそうです。 つまり、年をとっても何かを学んだり、 新たなことに挑戦したりできるということです。 「もう年だから、あれができない、これができない」 「能力がないから理解出来ない、わからない」 と、自分の脳力を小さく見積もり、 自分の脳力を働かせないように しているのは自分の意思なのかもしれませんね。 確かに年をとると、物忘れも多くなり、 体力的にできなくなることも多くなってくるし、 得手不得手は人間だれしもあるので、できないこともあるけれど、 自分で自分の脳力に規制をかけたり、過小評価し過ぎている、 いうことも多いのかもしれませんね。 |
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