■2014年10月15日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
「今日のことば」
日本語は面白いもので、話し方一つで印象が変わります。
言いたい内容は同じでも、言葉の順序が前後するだけで、 相手の受け取り方に大きな違いが出てくるのです。 傷つく言葉が最後に来ると、聞き手側には マイナスイメージがあとまで残るのです。 ですから、耳の痛いことを言いたければ、 最初にアピールすることです。 たとえば、部下への注意の仕方でも、 「君は誠実で面白い人だけど、仕事の段取りが悪いね」 と言うより、 「君は段取りが悪い。だけど誠実で面白い人間だ」 と言うほうが印象が柔らかくなって、 聞き手の心に残りやすいのです。
まゆの感想
たとえば、話し方一つ、言い方一つで、上司の印象や、
上司の器、上司の人柄がわかるこんな事例が書かれています。 突然の雨に、びしょ濡れで会社に戻った上司の事例です。 A「雨だよ、雨。誰かタオルを持っていないか。早く貸せよ。 こんなこと言われる前に出せ。 お前は、だから気が利かないって言われるんだよ」 B「やあ、降られたね。みんな、大丈夫だった? そう、よかったよかった。 えっ、タオル?気が利くねぇ、ありがとう」 どちらの上司のもとで働きたいか、がんばろうと思えるか、 どちらの上司が周りへの気遣いがあるか、一目瞭然ですよね。 クレームなどでも、クレーム内容より、 対応した人の話し方や言い方で、お客様の機嫌をそこない、 大きな問題に発展してしまう、ということもよく耳にします。 また、ケンカなども、その原因になった内容より、 「なんだその言い方は」だの「その言い方が気にくわない」 となることが多く、問題解決が遠のく場合も多いものです。 不要な争いを避けるためにも、相手をいたずらに傷つけないためにも、 自分の話し方、言い方に気をつけ工夫していけたらいいなと思います。 そう思っても、なかなか思うように実施できないのですが… なんとか…(苦笑) |
|