■2014年10月01日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
「今日のことば」
ここでするお話は、分かりやすい説明ルールの中で、
非常に重要なルールというより、習慣にしていただきたいことです。 「こんなの当たり前じゃないか」と思う方もいらっしゃるかも しれませんが、意外に忘れがちなことなのでここで触れておきます。 それは、説明したことの 「まとめ」や「振り返り」をこまめに行うということです。 「まとめ」や「振り返り」は、「全体の説明が終わってから」 「文章の最後に全体のまとめを書く」と考えていませんか? それでは遅いのです。 さきほども触れましたが、人間の脳は 新しい情報をそれほど覚えていられません。 いくらその時に強調しても、時間がたつと 「そういえば、そんなこともあったっけ」 とうろ覚えになってしまいます。 頭から抜けてしまっているんです。 説明したことをこまめに振り返ることで、 聞き手は情報を再確認して、前に進むことができるのです。
まゆの感想
「まとめ」や「振り返り」をするのは、
「相手の頭の中を再整理」の手助けになるそうです。 人は、説明を聞いているうちに、忘れたり、混乱したりしてきて、 分からなくなることが多いので、聞き手が途中で迷っても、 戻ってこられる「ランドマーク(目印)(目立つポイント)」が あると聞いていても安心感があり、分かりやすいそうです。 たとえば、知らない街に行って、道に迷ったとき、 どこか「はっきり分かる場所」まで戻ってきて、そこから 再スタートしますが、その「はっきり分かる場所」がランドマークで、 ランドマークがあると、スタート地点まで戻らなくても再出発できます。 このランドマークに当たるのが、説明のときの、 「まとめ」や「振り返り」に当たるのですね。 「一度説明すれば、相手はすべて理解出来て いつまでもそれを覚えている」 なんて考えてはダメで、人間は「忘れる生き物」だし、 途中で分からなくなることも多いので、こまめな 「まとめ」「振り返り」はとても重要だそうです。 こまめにし過ぎると「しつこい」になるので、 そうならないようにしないといけないと思いますが、 大切なこと、忘れてほしくないこと、ポイントなどは、 「まとめ」や「振り返り」を意識して説明したいと思いました。 |
|