■2014年10月02日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
デンマークの哲学者セーレン・キェルゴールが
言ったように、 「人生は後ろ向きにしか理解できないが、 前向きにしか生きられない」のだ。 私たちは前向きに生きるにあたって、 十分に選択肢を考えられない場合が多く、 後ろ向きに見たときに、人生で何が起こるのかは わかっていたような気になってしまう。
まゆの感想
人は、さも自分が、結果を予測(しかも悪い)していたかのように
思いがちだけれど、研究によると、 「将来の不確実な状況について自分がどのように考えていたかを、 結果が明らかになった後では、正確に思い出すのが得意ではない」 ようだそうです。 でも、人は、 「ほらね、私はそうなると思っていたのよ」 「やっぱりな、こうなると思っていたよ」 と思いたくなるそうで、 これを「後知恵のバイアス」と呼ぶそうです。 わかりますね~ 私などは、しょっちゅうそう思いますもん(苦笑) 結果が見えた後では、自分の思いが 「やっぱり当たっていた」と思いたくなるのですね。 そうすれば、 自分は先を正しく見通せる力がある、自分の思いは正しい、 なんて、なんとなくの安心感や自信を持てる、ように思えて。 でも、そう思っていたなら、じゃなぜそのとき、 そうならないような行動や意思決定をしなかったか、 ということになりますが、だいたい人は、 「○○がダメと言ったから」 「それを選択できる環境になかったから」と、 選択できなかったのは、自分以外のせい、環境のせいだと 恐らく思うことでしょう。 そのときの、自分の自信のなさを忘れてしまって。 つまり、未来のことは見通せて、正しい見方をしていても、 それに対応する力はなかった、ということもいえそうです。 「やっぱりな、こうなると思っていたよ」と後で言うなら、 そう思っていたときから、そうならないような意思決定をし、 前向きに行動していった方がいいのではないか、と思います。 特に、自分のことなら、自分の意思ひとつで出来ますからね。 どうでしょうか? |
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