■2014年10月24日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「必ずどこかに工夫のあるものをつくろやないか」
(未来工業 山田昭夫) 電材資材の未来工業の創業者の言葉。 資本金50万円だった同社のライバルは 松下電工(現パナソニック)という圧倒的な強者であった。 同じものをつくっては勝てない。 だが、何とか松下電工のシェアを奪いたい。 電材資材は、材質やつくり方が法律で細かく決まっている。 それでも工夫の余地はあった。 だからこう言い張った。 「必ず、どこかに工夫のあるものをつくろやないか」 「未来工業は、よそと同じものはつくらん」 工夫して日本で初めてのものをつくる」 (「日本でいちばん社員のやる気がある会社」) これを鉄則に、使いやすく作業しやすい電材資材をつくり 続けることで、同社は名証二部上場企業となっていく。
まゆの感想
未来工業は、経営方針がユニークで、山田昭夫社長が有名なので、
ご存じの方も多いと思いますが、岐阜県輪之内町にあり、 電気設備資材、管材等の製造・販売するすごい会社です。 (以前、(「日本でいちばん社員のやる気がある会社」で紹介しました) たとえば、 ○従業員約800人はすべて正社員で、売上高約250億円 ○圧倒的シェアの商品が多く、経常利益率は平均15% ○年間休日が約140日、このほかに有給休暇が最大40日ある ○年末年始は19連休、黄金週間とお盆は10日間連続で休み ○社員を信頼するからタイムカードなし ○ホウレンソウ(報告、連絡、相談)なし ○2006年から定年を70歳に引き上げ 給与水準は60歳レベルを維持 ○社内提案制度で、ちょっとしたアイデアにも奨励金支給 などなど、もっとあり、本当にすごいと思います。 (情報元/「withnews記事」) 今年7月に、この山田昭夫社長が亡くなられ、 現在は、山田昭夫社長似の長男山田雅裕さんが社長となり、 こんなことを言っておられました。 「未来工業を、100年、200年続く会社にすることが目標。 上記のような会社経営を維持していくこと、 理想と現実が乖離(かいり)するのは仕方のないことだと、 あきらめてしまえば簡単ですが、社長として父が創業した会社を 預かった以上、できるかぎり理想と現実を近づける努力を 続けねばなりません。 「考えろ」でもなく「考えよう」でもなく、「常に考える」が 私たちの社是です」 (情報元/「「宅ふぁいる便」私の職務履歴書」) このすごい経営や、「常に考え、工夫していく」ことを続け、 ますます素晴らしい会社になっていってほしいと思いました。 と、同時に、私も仕事をする上で、 「常に考え、必ずどこかに工夫をしていくこと」 を忘れないこと、肝に銘じました。 |
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