■「今日のことば」カレンダー 2012年3月■
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2012-03-30 |
真面目な人ほど、長所を伸ばすために努力するのではなく、 もっぱら短所を克服するために努力してしまう。 これでは、努力は苦痛でしかない。 辛くとも耐えて努力する、 その先に夢や希望が見えていないなら、 努力することは無意味である。 このことを、野村克也氏は実に適切に表現している。 「忍耐とは、希望を待つ技術。 希望のない忍耐は無意味です」 (日本経済新聞1997年2月27日夕刊) 短所をなくすためではなく、 長所を伸ばすために耐え、努力することである。 胸が高鳴る夢と希望のためにこそ、 努力を傾けることである。 |
2012-03-29 |
みんなと同じことができない人は、 みんなと違うことができるはずである。 みんなと同じでなくてよい。 自分の土俵をつくってみよう。 |
2012-03-28 |
外的条件がよい方に変わっても、多くの人は次第にそれに 慣れてしまう、そして、もっともっとと収入をあげても、 あがった収入に人はすぐに慣れてしまうし、どんなに業績を あげてもすぐ不満が生まれるものなのである。 お金がないからあるといいなあと思い、美人じゃないから、 美人はいいなぁと思うだけで、いざお金があり、美人なら、 自分の持つ富も美も「あたりまえ」になってしまう。 獲得してしまうとそれに慣れてすぐあたりまえになってしまう… 人は何故、せっかく努力して手に入れたものに すぐに慣れてしまうのだろうか?(略) つつましく、獲得したものの喜びに満足している個体は、 自然淘汰の中で生き残れない。 我々は、もっともっと、と貪欲に生活を肥大させた生き物の 進化のうえに形成された遺伝子をもっているのである。 |
2012-03-27 |
多くの人が犯すミスは、安請け合いして、 あとで「やっぱりできませんでした」となることです。(略) 安請け合いして、相手の期待値を上げてしまうと、 あとでその約束が守られない場合に、相手の失望が大きくなり、 不信感につながりますので、相手の期待値が膨らまないように、 期待値を適度にコントロールすることが大事です。 逆に、相手の期待値を下げておいて、あとで、 「何とか自分が社内を説得して通した」 と言う方が、よほど印象がよくなります。 |
2012-03-26 |
人間は想っている通りに成る 人間は考えている通りに成る 人間は言っている通りに成る という力を持っています。(略) 人生のたたかいは、常に強い人、早い人に歩があるのではない。 いずれ早晩、勝利を獲得する人は、 『私はできるんだ』と信じている人だ。 (「成功哲学」ナポレオン・ヒル/高橋シニア訳より) |
2012-03-23 |
一見つまらなそうな仕事の中で、自分なりの面白さを 見いだした人がトップに上っていくのである。 たとえば、メジャーリーガーのイチロー選手。 一見華やかに見えるが、毎日毎日同じことを繰り返している。 ひたすら、何時間もバットを振り続けているだけである。 端から見たら、「なんてつまらない仕事なんだろう」と思う。 しかし、1回バットを振るたびに、相手投手が投げる球種を イメージして振っているはずだ。 本人は間違いなく「面白い」と思っているに違いない。 面白い仕事とか、面白くない仕事というのは基本的にないと思う。 面白い仕事の仕方と、面白くない仕事の仕方が 存在するだけである。そして、面白い仕方をしていると、 結果として仕事が面白くなる、と考えている。 「毎日同じ仕事をさせられてつまらない」と思う人もいれば、 「毎日、いろいろなパターンを実験できるので、 同じ仕事であっても面白い」と思う人もいる。 要は、自分次第ということである。 |
2012-03-22 |
正論を言う人は一目置かれるかというと、なぜかそんなことはなく、 煙たがられることのほうが多い。いったいなぜだろう。(略) 正論とは、たとえて言えば、 純度100%の塩化ナトリウムみたいなものである。 自然界にある《塩》は、ミネラルやカルシウムなどの《不純物》が 混じっていて、純度100%なんてありえない。 だから受け手の舌が肥えてくると、この塩化ナトリウムが、 どうも、不自然な味に感じられるようになる。 ただ塩辛いだけで、味に深みがない。 逆に《不純物》が混じっている方が、塩辛さのなかにも、 微妙な甘みや苦みがあり、味わい深く感じられるものだ。(略) たとえば、「ムダな道路やダムをつくるのは即刻やめるべきだ」 これは正論。確かにそのとおり。否定はできない。 「たしかにそのとおり。でもそうは言ってもね… じっさい道路ができて便利になった人もいるわけだし… 公共事業なくしちゃったらずいぶん失業者も出るし…」 というように、否定はできないけど、100%認めてしまうのは、 なんだか違和感があるという《不純物》がたいていあるものなのだ。 この「そうは言ってもね」の部分をお互いに共有できていないと、 話は通じない。 世の中、そう簡単ではないのだ。 |
2012-03-21 |
ちょっと試しに、心に何か厭なことや、 悪いことが起こりそうだと思い続けてみてください。 あなたが思ってもみなかった不都合なことが起こって、 「内なるものは外に現れる」ということは、本当だと、 あなたを納得させてくれるでしょう。 この「内なるものは外に現れる」という事実は、残念なことに、 悪いことはすぐに証明され、よいことは時間がかかるようです。 畑に播いた種が、芽を出し育ち実るまでには時間がかかりますが、 作物の実が豪雨に打たれたり、虫に食われたりすると、 すぐに腐ってしまいます。これと同じで、 心に持った厭な思いは、悪い結果に直結して感じられるのに、 よい思いとその結果は結ばれてはいるのですが、 どうも時間がかかるらしく、実感として味わえないのです。 心によい思いを抱き、それから静かに待つことが必要のようです。 |
2012-03-20 |
言い訳をする人は、まさしく状況説明から入る。 「自分には非がない」ということを相手に伝えるために 「そうなってしまった原因」を状況から固めていくのである。 例えば、資料を作成するのが遅れた場合。 「急な用事ができたので、先にそちらのほうに手を付けて しまいまして…」などと言い訳をする。 相手が知りたいのは、 「いつまでにできるか」と「どのくらい計画を変更しなければ ならないか」であって、言い訳を聞きたいわけではない。 また、緊急の用事ができたならもっと早く言ってほしい。 もし自分のチームメンバーであれば、先に頼んだ用事と その用事のどちらが緊急かを判断できるからだ。 遅れたこと自体に腹が立つよりも、言い方に腹が立つという 経験は、誰にもあるのではないだろうか。 言い訳から入るのも残念な習慣だ。 |
2012-03-19 |
ほめる着眼の1つは、その人が「継続」してやっていることです。 どんなにばかばかしく思えるようなことでも、何年も続けて やっていれば、その人が得られないものを手にすることができます。 また、世間的に見れば何の役にも立たないことでも、 その人にとってはとてつもなく面白いことでもあり、 重要だということがあります。 それを、ばかなことをと笑い飛ばしてしまうと、 その人は笑った人に心を開かなくなります。 反対に、本人もつまらないと思いながら継続していることを 認めて、その成果に耳を傾け、それはすばらしいとほめると、 相手は喜んでくれます。 人をほめることは、幸福や幸運をつかむことです。 誰かをほめて喜ばれると、ほめられたほうも、 ほめてくれた人に喜んでもらおうという気持になります。 ほめることは、人間関係を大切にすることであり、 幸運や幸福を招くことです。 |
2012-03-16 |
「神様」は「その人が発した言葉」に反応して、 「その言葉をもっと言わせたくなる」ように現象化します。 言ったことが叶うのではなく、 「言った言葉をまた言いたくなるように神様がセットするらしい」 というのが私が把握した宇宙の法則です。 「神様」は、「その人が好きな言葉を」を認識し、 「その人がまた言いたくなる」ように働きかけているだけです。 であるならば、 「嬉しい、楽しい、幸せ、愛している、 大好き、ありがとう、ついてる」 といった「喜びの言葉」を口にしたほうが「得」です。 「ありがとう!」を年間に1万回言ったとします。すると、 「この人は、「ありがとう」を言うことが好きみたいだ」 と思った「神様」が、「ありがとう」を言いたくなる現象を 「来年も一万個降らせてくれる」のです。 |
2012-03-15 |
「返報性(へんぽうせい)の法則」を活かす 自分が言いたいことを全部言い切り、 自分の話をじっくりと聞いてもらい、 相手に理解されたと思った時、人は満足します。そして、 今度はあなたの話を受け入れる心の余裕も生まれてきます。 心理学では「返報性の法則」といって、 人は自分の話を十分に聞いてくれたお返しを したくなるものだといいます。 相手は、この返報性の法則に従って、 今度はあなたの話を十分に聞いてくれるでしょう。 さあ、次は、あなたが話し出す番です。 |
2012-03-13 |
「がんばれ」という言葉で励まされて、 立ち直る人もたくさんいる。 だから、すべての「がんばれ」が悪いわけじゃない。 とはいえ、その言葉が、ときに悪いほうに 作用することもあると知っておくことが大事だと思う。 少なくても「がんばれ」と「がんばっているね」という言葉の 差に気がつくだけで、救われる人が出てくる。 「がんばっているね」という言葉は、 自分のことを認めてくれる言葉、魔法の言葉なんだ。 病気に苦しむ人にとって、受け止めてもらうことはすごく大事。 「つらかった」とポロリと弱音をはいたとき、主治医が 「つらかったでしょう、よくがんばってきましたね」 なんて言ってくれたら、生きる力がわいてくる。(略) ストレスをためないために大切なのは、がんばりすぎないこと。 病気にならないためにも、病気に打ち克つためにも、そして、 人生で幸せをつかむためにも、さあ、まずは肩の力を 抜くことからはじめよう。 |
2012-03-12 |
「思い」は現実化する。 しかし、どれほど強い「思い」を持ったとしても、 思った時にすぐに現実化するわけではなく、 時間的な猶予、タイム・スパンが必ずある。 つまり今思っているレベル、内容に応じて2,3日後に 実現することもあれば、半年、一年、さらに 何年もあとになって実現することもあるということだ。 逆にいえば、今の自分の状態は過去に自分が思ったレベルに なっているということもできるだろう。 私たちは過去の自分の思ったところにいるのである。 そして一方、これからの人生を今、決めているとも言える。 これまでの人生がどれほど寂しく惨めなものであったとしても、 これからも同じような人生であるとは限らない。 これからの人生がどうなっていくかは、今私たちがどのような 「思い」を持つかによって決まるものであり、自分以外の誰も それを阻止したり、コントロールしたりすることはできない。 私たちはこれからの自分の人生を、 自分の意思で自由に変えることができるのである。 |
2012-03-09 |
職場の上司の 「あなたは、ほんとうにがんばって仕事をしてくれているよ。 まあちょっとやる気が先走って、そそっかしい失敗をすることは あるけれど、若いんだから、そのくらいの方が見込みがある」 という言葉から一部分をとらえて、 「どうせ私は、そそっかしい失敗ばかりする、 手を焼かされている部下ですよ、ふん」とひねくれる人がいる。 この人のやっかいなところは、マイナス部分、欠けている部分 だけに目が行き、人に自分にも文句をいうところだ。 どうせなら、「がんばって仕事をしてくれている」と 「見込がある」という、ほめ言葉だけとらえればよいのに、だ。 ひねくれた聞き方をやめれば、ひねくれた話し方も矯正できる。 自分にやさしい話の聞き方ができる人は、 人にもやさしい話し方ができる。 |
2012-03-08 |
大きな成功、目標、夢を得るためには、 時間がかかることを常に意識します。 すなわち、小さなことの積み重ねが、 夢をかなえてくれることになるのです。 しかし、多くの人は、結果を急ぎすぎ、投げ出してしまいます。 仕事においても、人生においてもすべてですが、焦らず、 ひとつずつ丁寧に積み重ねていくしかありません。 成功や目標、夢を叶えるために、時間を楽しむことです。 すぐに成果がでないからといって諦めてはいけません。 叶えられた人は、運がよいわけでも、才能があるのでもなく、 粘り勝ちをした人だと思っています。 つまり、多くの人が勝手に辞めていくので、 続けていけば勝てるのです。 夢を叶えたいなら続けよう! |
2012-03-07 |
物事をいつも1段階目とか2段階目までしか見てないくせに、 「それですべて」と思っている人に、 3段階目があることを分からせることは、すごくむずかしい。 だって、そういう人たちは、3段階目などは 「ない」と思い込んで生きているんですから。 しかし、物事にはすべて「深さ」があります。 3段階目までいった人には、4段階目があるかもしれない、 ということが分かります。 4段階目の人は、さらに奥があるのを知っていますから、 自分はまだものが全然見えていないんだろうな、と いうことがわかるわけです。(略) 言い換えると、物事には奥行きがあって、深いところまで 見れば見るほど、その先にまだ、見えていないことが たくさんあることが分かってくるのです。 つまり、分かっていないことが分かってくる… そして、それについての関心が高まる、だから見ようとします。 まずは、自分には、 「見えていないものがある、分かっていないことがある」 という意識がとても大事です。 |
2012-03-06 |
いろんなことを知りすぎていると損なことがある。 それはあらかじめ先のことが、 つまり将来起こりうることが見えてしまうことだ。 いや、正確にいえば見えたような気になってしまうことだ。 自分のこれまでの経験や常識に照らし合わせて、 できるかできないかの解答をあらかじめ出してしまうのである。 そして新しいことほど障害、問題点ばかりが見えて、 最後にはとてもできないということになってしまう。 「知識」が行動を制約してしまう。 確かに危険を回避するという意味では知識は大いに役立つ。 しかし「知識」とは、 目的を達成するために活用されるものでもあるはずだ。 すなわち、まずはじめに目的があり、 それを実現するために知識を駆使する。 それが知識というものの本来の価値ではないだろうか。 知識がすべての行動を制約するというのであれば、 知識などない方がましだ。 まず大きな夢を描き、そしてその実現に向けて 知識、技術を最大限に使っていこう。 |
2012-03-05 |
理屈や頭で考える先行きの見通しとは関係なく、 「それでも大丈夫、なんであれ大丈夫」と思い続けられること。 それが知恵です。(略) 完全に取り返しのつかないことなんて、 いったいどれほどあるのでしょう。 この生命さえあれば、どんなことでも取り返しがつくと思います。 そんなふうに信じられる以上の知恵はないと思っています。 知恵があるとは、器用に先行きを見通せることでもなければ、 何かにつけて器用に対応できることでもありません。 ただただ信じられること。 どんな状態でも大丈夫だと思えること。 それが知恵です。 |
2012-03-02 |
今のままでは、今のまんま。 行動を起こさなければ、何も変わりません。 あなたがひとりでどんなに苦しみもがいても、 何もしなければ何も生まれないのです。 すべてを救ってくれる「魔法の杖」なんて存在しないのです。 ですから、悩みを解決したいのなら、あなたが自分で 行動を起こさなければなりません。(略) 診察に訪れる若い患者さんを見ていると、みんな自分の 「境界線」を張っていて、「これ以上は踏み込まれたくない」 「これ以上は踏み込めない」という限界を、 自分でつくってしまっているような気がします。 そして、そんな自分をわかってくれる存在をひたすら 待っているような気がします。 しかし、待っていても誰も現れませんし、助けてくれません。 「変えよう」「変わろう」という気持ちをもって、 自分の殻を破らなければ、何も変わらないままなのです。 |
2012-03-01 |
キリのよい日から始めるのではなく、今すぐ始める。 今すぐ始められないものは、続かないです。 キリのいいところから始めるというのが、効果的じゃないのは、 その「キリ」ってヤツがないと出来なくなってしまうんですね。 僕自身も、例に漏れず、キリのいいところから始める人でした。 「そっかぁ、○○が○月○日にあるからなぁ、やらなきゃな、 いつからやろうかな、やっぱりキリよく、月曜日からやる?」 みたいな、そういう感じですよ。(略) 適した条件がすべてタイミングよく揃うことなんてないし、 「キリがいい」なんていうのを待っているのではなく、 とにかくすぐに初めてみるっていうのが大事なんです。 ときには、エイッという踏ん切りが大事なんですね。 踏ん切りは、キリを待たずに「今」つけるもの…です。 |