■2012年03月07日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
物事をいつも1段階目とか2段階目までしか見てないくせに、
「それですべて」と思っている人に、 3段階目があることを分からせることは、すごくむずかしい。 だって、そういう人たちは、3段階目などは 「ない」と思い込んで生きているんですから。 しかし、物事にはすべて「深さ」があります。 3段階目までいった人には、4段階目があるかもしれない、 ということが分かります。 4段階目の人は、さらに奥があるのを知っていますから、 自分はまだものが全然見えていないんだろうな、と いうことがわかるわけです。(略) 言い換えると、物事には奥行きがあって、深いところまで 見れば見るほど、その先にまだ、見えていないことが たくさんあることが分かってくるのです。 つまり、分かっていないことが分かってくる… そして、それについての関心が高まる、だから見ようとします。 まずは、自分には、 「見えていないものがある、分かっていないことがある」 という意識がとても大事です。
まゆの感想
この本では、さらにこう言っています。
「わたしたちは、デジタルカメラのように、全部くまなく 頭の中に映像として記憶するわけではありません。 目に入ってくるものを選んで見る、というか、あらかじめ 見ようと決めたものだけが「見える」のです。(略) もともと、見ようと決めたものしか見えないとしたら、 見ようと思わなければ見えなくなってしまう、 すると、表面的なものだけを見て、自分は もう十分見えているつもりになっている人には、もうそれ以上は 見えないことになってしまう、のではないでしょうか」 そして「見える力の大原則」として、 1.気にしていると、ものは見える 2.思い込みがあると、ものは見えない 3.人は、自分に必要なことだけを選んで見ている 4.人は、本当に必要なことを見ていないことも多い と、いうことです。 表面的なことや情報を見て、分かった気になり、 これですべてとばかり物事を決めつけて他は受け付けない、 などということ…私にはよくあります。 物事には、奥行きがあり、その先があるので、 簡単に分かった気にならず、 「今、自分に見えている現象は、表面的なことかもしれない」 「まだまだ分かっていないことが自分にはたくさんある」 と、肝に銘じて注意していこうと思っています。 |
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