■「今日のことば」カレンダー 2019年11月■
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2019-11-29 |
頑固者は、 自分の考えをとても大切に思っています。(略) 頑固なあなたは、 一貫性のある生き方をしているかもしれませんが、 時代や世代によって価値観も変わります。 また人それぞれライフステージによって 価値観も変わってきます。 周りの変化に順応して 人間関係を円滑するためには、 あなたが受入れられる範囲を広げていくことも ある程度は必要になってきます。 これを読みながら 「いや、それでも自分の考えは曲げられない!」 と思ったあなたは本物の頑固者ですね! でも、自分の考えを大事にする分、 違う考えも同じくらい大事にできれば、 周囲の信頼はますます高まるでしょう。 他人の考えを受入れるというと 従うことは異なります。 一度で良いので、 「そうか、そういう考え方もあるんだ」 と、言えたらそれだけで かなり人間関係は円滑になるはずです。 |
2019-11-28 |
ネガティブな人とは… ネガティブというと マイナスイメージが先行してしまいますが、 マイナス思考は悪いことばかりではありません。 ネガティブな人は、物事を慎重に考えるため、 軽率な行動をとりません。 注意深く不都合な問題を事前に予測して、 いざという時に迅速に対応することができます。 それはネガティブな人の先回りして考えられる賢さと 無駄のない合理的な判断力の賜でしょう。 ポジティブが良いという考えももちろんありますが、 楽観的過ぎると自分の足元が見えない場合もあり、 大きな失敗につながります。 ネガティブな考えはとても大切にしたい部分です。 また、その繊細な感覚から細かいところにも 目が行き届くので、他の人が気づかないような 問題点にも気づけます。 ネガティブな発言は敬遠されると思われますが、 本質を見抜いた地に足がついた意見として、 共感を得やすい部分もあります。 組織の危機管理のためには必ず必要な人材です。 |
2019-11-27 |
若いうちに側頭葉の記憶系に膨大な知識を 取り込んだ脳は、何でも知っているような気持ちになる。 ちょっと聞いただけで、「それ、知っているよ」と 反応し、感動や意欲が湧かない状態になる。 そうなると、 書店で平積みされている本の題名だけを見て、 「どうせ書いてあることは同じだろう」 「読んだって何かが解決するわけではない」 と賢者を気取ったりすることになる。 その結果、50歳を過ぎると、豊富な知識が 脳の成長にブレーキをかけることになりかねない。 そして、他者を困らせる人になったり、 これから起きる事態への対応能力が低くなったりする。 多くの人が誤解していることだが、 10代や20代で学業成績用の知識をどれだけたくわえても、 その後の80年間で新たな知識を吸収しなければ、 あまり意味はない。 100年生きることを考えたら、 20代までにたくさん知っていることなど、 たいして重要ではないのだ。 |
2019-11-26 |
ある母親が真剣な顔で次のように訴えた。 私は3人の子どもを平等に可愛がりたいと思って、 一生懸命に努力しているつもりなんですが、 なぜか長男にイライラすることが多くて、 ついついたたく回数が多くなってしまうのです。 寝顔を見ながら、 「今日はごめんね」と謝ることがよくあります。 でも、どうしたことか、あの子を長女や次男のように 素直に可愛がってやれないのです。 はっきり言って、あの子の顔つきや歩き方が嫌いなんです。 自分で産んだ子を、心から可愛がることができないなんて、 悲しくなります。 この母親の場合も、交流分析を通して、 過去と現在とが心の中でごっちゃになって、 まさに〝場違い〟な感情反応をしていたことが 分かってきた。 彼女は、子どもの頃、よく兄からいじめられていたので、 彼に仕返ししてやりたい気持ちを常に抱いていた、という。 ところが、生まれてきた長男は、顔はもちろん、 身体の格好から歩き方まで兄そっくりだったのである。 そこで、彼女は兄と長男とを同一化し、 兄に対する憎しみを、知らず知らずのうちに、 わが子に出していたわけである。 これと似たことは、恋愛の場合にもよく起こる。 父親に愛着を抱いてきた女の子が結婚するとき、 父に似た男性を選ぶことは、我々の周囲でもよく見られる 同一化現象である。 |
2019-11-25 |
僕の教室に、後藤さんという方がいました。 彼は雑誌や広告にイラストを描くイラストレーター。 なのに驚くほど仕事が遅かった。 なぜなら丁寧だったからです。 自分の納得するえが描けるまでは、納品しない。 しかし、雑誌や広告には〆切りがあります。 じっくりと丁寧な仕事がしたいタイプの後藤さんは、 業界の時間軸に合わずに悩んでいました。 そこで、僕は、提案しました。 「いっそ、画家になっちゃえばいいんじゃないですか?」 「いやいや、絵描きになって食える人なんて、いませんよ」 すかさず、僕は返しました。 「それって、チャンスじゃないですか!だって、そこで 食えるようになったら、第一人者になるわけですよね。 しかも「画家が食えない」が一般論なら、 最初からあきらめている人が多いわけだから、 競争相手も少ないということです。 どう考えても『GO』じゃないですか!」 実は僕も、書道家としてやっていこうと決めたとき、 「若い書道家で食える人などいない!」と、 全員から止められました。でも、 「やめておいたほうがいいよ」 とアドバイスをもらうほど、 僕は「よし、これはチャンスだ!」 と、自分の道を確信したのです。 後藤さんは、今、絵描きをなりわいとして、 成功しています。 |
2019-11-22 |
「イス取りゲーム」では、イスの数は限られています。 イスに座れた人は勝ち残るけれど、 その分、座れない人も出てきます。 座れない人たちは敗者として退場しなくてはいけません。 「幸せ」になれる人の数が限られているのです。 「イス取りゲーム」思想だと、他人が幸せなときは、 自分がイスに座るチャンスが脅かされた状態になります。 幸せから排除されるという恐怖心が、 自己防衛本能を呼び起こし 「このままではまずい。引きずり下ろさなきゃ」 という嫉妬感情につながる、というわけです。(略) 嫉妬はぐずぐず考えていると、 内向きになり、積極性をなくしてしまいます。 「どうせ、私なんて」というネガティブ・スパイラルに 陥ってしまう危険があるわけです。 たちの悪い「嫉妬」どう消し去ればいいでしょう? |
2019-11-21 |
私は、心理カウンセリングを行っていた女性から、 こんな相談を受けたことがあります。 女性は40代の専業主婦で、女子高生の子どもが一人います。 彼女は幼いころから、 「女の子は結婚して家庭に入るのが一番幸せなのよ。 そして、いい人と結婚できるように、いい大学に入りなさい」 と母親に言われ続けて育ったそうです。 彼女自身もその言葉通りに、真面目に生きてきました。 ところが高校生になる自分の娘は、いくら言っても勉強せず、 コンパだ、オフ会だと、自分の育った時代では 考えられないことばかりやって、遊んでいます。 このままでは取り返しがつかなくなると心配した彼女は、 あるとき娘に、自分が母親に教えられたのと 同じことを言って、お説教をしたそうです。 すると娘はいつになく真顔となり、 「なんで結婚だけが女の幸せなの? ○○ちゃんのママは離婚しているけど、 バリバリ働いているじゃない。それに、 ママと同じ歳だけど、ぜんぜん若いし、 女としてすごくキレイじゃん」 と、言い返したのです。 彼女は絶句してしまい、娘の言葉に反論できませんでした。 自分は母親に言われたことが正しいと思って、その通りに 生きてきたけれど、娘に 「なんで結婚だけが幸せなの?」 と聞かれてはじめて、いままでその理由を真剣に 考えることがなかった事実に気づいたそうです。 確かに独身でも、幸せな女性はいるじゃないか、 私は間違っていたのだろうか。 いままでの私の人生はなんだったの? 彼女はわからなくなり、 すっかり混乱してしまったというのです。 |
2019-11-15 |
人は、自分の性格のなかで気に入らないものを見つけると、 それを否定的なニュアンスを多く含んだ言葉で表現する。 だが、そういった表現を使うことで、 その性格に対するイメージはますます悪くなっていく。 たとえば、あなたが自他共に認める だらしなく傲慢な人だったとして、それを 「ずぼら」とひと言で表現してしまうと、 言葉が持つ否定的なニュアンスによって、 「ずぼら」な性格だからこそ持ちうる長所を 見つけることが難しくなる。 もし、自分で「ずぼら」な性格にプラス面があることを 想像すらできないとしたら、他人にとってもそれは同じだ。 では、その性格を表現する言葉を 「ずぼら」から、「大雑把」に変えたらどうだろう。 否定的なニュアンスがやや弱まり、自分が少しはましな 人間になったような気がするかもしれない。 それでは、同じ性格を、 「社会や会社なので皆と同じ行動をとらせようとする 周囲の圧力に強い」と表現したらどうだろう。 これなら「ずぼら」と呼んでいた性格にも、 少しはプラス面があると思えるだろう。 |
2019-11-14 |
小さい頃は駄々をこねれば、 親もそれなりに応じてくれる。 しかし、いつも自分の望みがかなうわけではないことを 学んでいくと、わがままばかり言っても仕方がないと 自分のこころをコントロールします。 イライラせずに「待つこと」も覚えるようになります。 大人のビジネス社会でも、 「待つこころ」が求められることがあります。 部下が、いつも自分の期待通りの成果を 上げてくれるとは限りません。 部下の立場にある人にとっても同じことです。 自分の思い描いた評価を、 上司がいつもしてくれるわけではありません。 しかし、2回に1度程度認められれば(報酬がえられれば) イラついて怒鳴り声を上げたり、 ムカつくこともないのです。 |
2019-11-13 |
論文の正しい書き方を簡単に言えば、こういうことです。 「問いかけから始まり、発見に至って、 その発見の意外さで驚かせる」 すべてを疑うことから出発して、ありとあらゆる客観的 証拠を揃えて検証し、仮説を立てて、ドーダ!まいったか! と結論を述べる。 これが論文なのです。 最初の問いかけには2種類しかありません。 1つは、今までだれも問いかけたことがなかった、 まったく新しい問い。 もう1つは、いろんな人が問いかけたけれど 確定的な答えが出ていない問い。 この2つ以外は問いかけてはいけない約束になっているのです。 これが論文のルールです。 |
2019-11-12 |
アウトプットしながらインプットすると力がつく。 人間の脳髄の備蓄量には限界があるので、 備蓄を使い切ったらおしまいなのです。 というわけで、アウトプットをしたら 必ずインプットしなければなりません。 問題はインプットの仕方です。 というのも、アウトプットしたら次はインプットと 考えていると、アウトプットし終わって「から」、 インプットに取り掛かるということになるのですが、 たいてい、それでは遅いのです。 なぜでしょう? それはアウトプットし終わって、 脳髄がカラカラになった状態では、 インプットしにくいばかりか、再び満タンになるまで 相当の時間がかかるばかりか労力も要するからです。 なぜなのかわかはわかりませんが、 「才能出尽くし」の状態になってしまうと、 才能の再注入ははるかに困難なものになるのです。 |
2019-11-11 |
「自分の限界を感じるのは、 至らないからでも、悪いからでもない」 私たちは自分の限界を感じることがとても嫌いです。 それを「悪」と、欠点と考えがちです。 人がそれぞれ持っている本質にしたがって、 エネルギーの使い方が違います。 そして、適切でないエネルギーを使うときに、 私たちはぎくしゃくしたものを生じさせ、限界を感じます。 しかし、それはあなたが「だめ」なのではなく、 ただ、エネルギーを使う方法が違うだけなのです。 小さい船か、大きなエンジンの船か、客船かによって、 船の運転が変わってくるのと同じことです。 そして、そのときこそ自分を見つめるときなのです。 「ああ、こういうふうになったときに、 自分の限界を感じるんだ」 という気づきから成長は始まります。 気づきは癒しといわれます。 心の解放に向かっていきます。 |
2019-11-08 |
ある対談の席で30代の働き盛りのときに がんに罹り、それを奇跡的に克服された 初老のお医者さまにお会いしました。 今は末期の患者の治療に当たっているとのことでしたが、 病気を経た人、苦しみを知っている人の持つ温かさに 満ちていました。 自分の専門分野であったので、進行の程度も 死期がせまったこともすべて理解できます。 彼は話してくれました。 「医者でありながら、こういう病気になった 敗北感と励ましてくれる同僚の医者から仲間はずれに なったという孤独感に苦しみ抜きました。 最後になって自分ががんならがん、 敗北者なら敗北者でいいじゃないかと腹を決めました。 そのときからがんが消えていったのです。 これは何か意味があるんじゃないかと考えるようになり、 それが今の自分を生かしています」 |
2019-11-07 |
まとめなければ「まとまらない!」 人の前で一定の期間、まとまった話をするためには、 話し手が積極的にまとめる努力をする必要があります。 自分の頭の中に思い浮かんだことを、整理しないで 脈絡なしに口に出しては、相手をとまどわせるだけで、 わかってもらうのは難しいでしょう。 そこで話をする前に、 目的と対象を意識して、まず自分の考えを確立させ、 全体的な構成をしておくことが必要になります。 大事なことは、一にも準備、二にも準備なのです。(略) 人前での話しもまったく同じで、準備、 とくに構成のよしあしが話の出来、不出来を決めます。 まとまりのないまま話の場にのぞむことは、 何よりも聴いてくれる人に対して失礼なことです。 |