■2019年11月15日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
人は、自分の性格のなかで気に入らないものを見つけると、 それを否定的なニュアンスを多く含んだ言葉で表現する。 だが、そういった表現を使うことで、 その性格に対するイメージはますます悪くなっていく。 たとえば、あなたが自他共に認める だらしなく傲慢な人だったとして、それを 「ずぼら」とひと言で表現してしまうと、 言葉が持つ否定的なニュアンスによって、 「ずぼら」な性格だからこそ持ちうる長所を 見つけることが難しくなる。 もし、自分で「ずぼら」な性格にプラス面があることを 想像すらできないとしたら、他人にとってもそれは同じだ。 では、その性格を表現する言葉を 「ずぼら」から、「大雑把」に変えたらどうだろう。 否定的なニュアンスがやや弱まり、自分が少しはましな 人間になったような気がするかもしれない。 それでは、同じ性格を、 「社会や会社なので皆と同じ行動をとらせようとする 周囲の圧力に強い」と表現したらどうだろう。 これなら「ずぼら」と呼んでいた性格にも、 少しはプラス面があると思えるだろう。
まゆの感想
人は自分のこと(性格など)を、
良いも悪いも、決めつけてしまう傾向が強いそうです。 たとえば「ずぼら」だと決めつけてしまうと、 ずさんで、いい加減で、不注意で、だめな人間だと思えてきて、 何をしてもよい結果にはつながらくなりがちだということです。 でもその「ずぼら」を、違う側面からみて、 「社会や周囲の雰囲気や圧力をあまり気にせず行動できる」 と言い換えてみると、 「自分の気に入らない性格もプラスに働くことがある」 と気づけるので、気に入らない性格も、 言い換えてみるとよいようです。 しかし当然ながら、その逆もありで、 自分が好きで、プラスだと思っていた性格が、 実は、マイナスに働くこともあるので、 こちらも言い換えてみるとよいようです。 つまり、性格はうまくコントロールされればプラスに働き、 そうでなければマイナスに働くので、自分の性格をよく知り、 自分の可能性を自分で潰したり、せっかくのチャンスを 逃さないようにすることが大切だそうです。 そのためには、決めつけず、言い換えてみたりして、 客観的に見てみるといいようです。 |
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