■2019年11月28日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
ネガティブな人とは… ネガティブというと マイナスイメージが先行してしまいますが、 マイナス思考は悪いことばかりではありません。 ネガティブな人は、物事を慎重に考えるため、 軽率な行動をとりません。 注意深く不都合な問題を事前に予測して、 いざという時に迅速に対応することができます。 それはネガティブな人の先回りして考えられる賢さと 無駄のない合理的な判断力の賜でしょう。 ポジティブが良いという考えももちろんありますが、 楽観的過ぎると自分の足元が見えない場合もあり、 大きな失敗につながります。 ネガティブな考えはとても大切にしたい部分です。 また、その繊細な感覚から細かいところにも 目が行き届くので、他の人が気づかないような 問題点にも気づけます。 ネガティブな発言は敬遠されると思われますが、 本質を見抜いた地に足がついた意見として、 共感を得やすい部分もあります。 組織の危機管理のためには必ず必要な人材です。
まゆの感想
この本には、短所と思われるような、
(たとえば、おしゃべり、根気がない、飽きっぽいなど) 60のことが書かれていて、そのそれぞれに、 短所の強みとなる特徴とともに、気をつけるとよいこと、 その短所を持った人との付き合い方がまとめられています。 上記は、短所の強みとなる特徴のまとめですが、 気をつけるポイントとして、以下のようなことが まとめられています。 「周りからやさしい言葉や励ましの言葉をかけてほしい、 自分の本当の気持ちや考えに共感してほしいネガティブな 発言をしていることはありませんか? 不安をかき消すためにネガティブになっているとしたら、 「どうせ○○だから」 「そんなの無理に決まっている」 という決めつけの言葉ではなく、 「こういうところが不安だ」という、 ストレートな表現で相手に伝えてみましょう。 対人関係は自分のだけではありませんから、 相手の気持ちが高まる言動を心がけたいものです。 ネガティブな発言、考えの裏にある素直な気持ちを 一歩立ち止まって考え、発言していきましょう。 すると、あなたは正直な人、勇気ある人として、 周囲から好感をもたれるでしょう」 また、その短所(今回はネガティブ)を持った人との 付き合い方は、以下にするとよいとか。 「あなたから見ていると、 「そんなに悪い方向によく考えられるな」 と感じることがあるかもしれません。 このタイプの人にとっては、 ネガティブに考えることは安心する手段なのです。 なかなか自信が持てないという人も多くいます。 そんな人にポジティブな考え方を伝えても、 受けとってもらいにくいので、主語を「私は」にする メッセージでコミュニケーションをとりましょう。 「そんなことはない、考え過ぎだよ」ではなく、 「私は○○だと思うよ」と自分の想いとして伝えます。 あなた個人の意見は否定されにくいですよね。 そして、もしあなたがポジティブな考えの持ち主なら、 このタイプの人とはぜひとも親しくしておいてください。 お互いを否定し合わない関係なら、すばらしい パートナーシップを築けるでしょう」 短所だと思われる性格も、見方を変えれば、 良いところにもなるのだと思いました。 |
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