■2019年11月27日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
若いうちに側頭葉の記憶系に膨大な知識を
取り込んだ脳は、何でも知っているような気持ちになる。 ちょっと聞いただけで、「それ、知っているよ」と 反応し、感動や意欲が湧かない状態になる。 そうなると、 書店で平積みされている本の題名だけを見て、 「どうせ書いてあることは同じだろう」 「読んだって何かが解決するわけではない」 と賢者を気取ったりすることになる。 その結果、50歳を過ぎると、豊富な知識が 脳の成長にブレーキをかけることになりかねない。 そして、他者を困らせる人になったり、 これから起きる事態への対応能力が低くなったりする。 多くの人が誤解していることだが、 10代や20代で学業成績用の知識をどれだけたくわえても、 その後の80年間で新たな知識を吸収しなければ、 あまり意味はない。 100年生きることを考えたら、 20代までにたくさん知っていることなど、 たいして重要ではないのだ。
まゆの感想
人間が老化しないもっともいい方法は、
「わかりきらないこと」だそうです。 自分は、もの知りだ、もういろいろなことがわかっている、 とあぐらをかいて、新しい情報や知識を受け入れず、 何をやってもどうせたかが知れている、とやってもみず、 人同士のつながりや情報のつながりを切っていくことは、 脳の刺激を少なくし、脳がどんどん退化してくそうです。 人生何十年か生きてくると、 わかった気がしてくるものですし、 わかったふうのことをひとつやふたつ、 ついつい、言ってみたくもなるものです。(苦笑) 確かにいろいろ見たり聞いたり学んだり、 経験してきましたからね。 でもそれは、自分が生きてきた何十年かのこと。 今は、人生80~100年時代。 おそらくこれから、その時代に向かっての 新たな知恵も情報も生き方も、 必要になってくると思われます。 そんな時代に向かっていくためにも、 脳の老化を防いでいきたいものです。 そのためには、いろいろなことに 興味を持ってチャレンジしてみたり、 趣味を持ち、それにこったり、調べたり、 生活の中に新たなことを取り入れたり、 仲間と大いに笑ったり、言い合ったり、 外に出て、散歩したり、映画をみたり、 とにかく…、 人生のすべてがわかっているような顔で、 苦々しく生きていくのだけはよしましょう~(笑) |
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