■「今日のことば」カレンダー 2018年11月■
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2018-11-30 |
そもそも個人的な内容をSNSに投稿すること自体が、 「私は強烈な自己愛の持ち主で、賞賛欲求が人一倍強い人間です」 という「匂わせ」になってしまっているのである。 このような鼻につく匂わせ、呆れられるような匂わせをする人は、 自分を大きく見せたくて「匂わせ」をしているはずなのに、 実際にはそのわざとらしさや子どもっぽさに呆れられ、 結果的に小人物とみなされる。 それなのに「匂わせ」をせずにいられない。 周囲の人たちは、 「虚勢を張っているのが見え見えなのに、 なんであんなみっともない自慢ができるんだ」 「どうしてそのくらいのことでいちいち自慢するんだろう。 子どもじみてる」 「よっぽどコンプレックスが強いんだなぁ」 などと呆れている。 でも、本人はそんなことはまったく気づかずに、 事あるごとにわざとらしい匂わせをしまくる。 このように、無意識的衝動に駆られ、匂わさずにいられない タイプを「匂わせ」過剰症候群と呼ぶことにしたい。 「匂わせ」過剰症候群の人は、自信がなく不安なのだ。 だからこそ、「匂わせ」をせずにいられない。 匂わせることで、自分の評価を高めようと必死なのだ。 |
2018-11-29 |
普段は夫のグチばかりなのに、 SNSには、「旦那さま、ありがとう」 などと投稿して、幸せな家庭を匂わせる。 多くに人が見る可能性があるSNSでは、 うまく取り繕っているつもりかもしれない。 だが、普段グチばかり聞かされている人たちは、 「いったいどっちがほんとなんだよ」 と、そのギャップに戸惑う。 「こんなんじゃ、自分たちのことも 陰でどんな風に言われているかわからないな」 と感じ、信用できないと思うようになる人もいるはずだ。 「匂わせ」と普段の言動のちょっとした矛盾で、 人望を失ってしまうのだ。 ただし、何の矛盾もなくても、 「幸せな家庭」匂わせで人望を失うことがある。 なぜなら、自分が幸せだということをわざわざ匂わそうとする 姿勢だけでも、人に嫌悪感を与えるからだ。 良識のある人だったら、わざわざ 「自分の家庭が幸せだ」などという匂わせをしたりしない。 そんなことをしたら、家庭に何らかの事情を抱えている人や、 結婚をしていない人の気分を害するかもしれない、といった 配慮をする気持ちの余裕を持っている。 自分が幸せだということを自慢げに発信してしまう 配慮のなさが、人望を失わせるのである。 |
2018-11-28 |
道路には、整備や管理を行ったり、 道案内をするために名前がつけられています。 一般国道では、現在国道1号~507号まであります。 このうち、59~100号までと、109,110,111, 214,215,216号の48路線が欠番となっているため、 実際には459の路線となっています。 国道1号から58号までは、東京を中心として国土の骨格を 形づくるように、順次番号がつけられました。 また、101号からあとの番号は、北から南へと 順次番号をつけていく方法が原則となっています。 高速自動車道は国土を縦貫し、または横断する全国的な 高速自動車交通網の要となる道路であることから、その名前は 「中央高速道」「東海自動車道」「東北縦貫自動車道」 「九州横断自動車道」など広域的な通過位置を代表する 地域名がつけられています。 |
2018-11-27 |
「嫌いだけど我慢してつきあう」をやめてみる。 相手をどうしても好きになれないのに、 他の人と同じように親しくする必要はありません。 どうしようもなく嫌いな相手を好きになることほど、 難しいことはないでしょう。 そういう場合、付き合いを断つことが最善の策ですが、 それが無理なら相手との間に「壁」をつくっておくことです。 壁をつくっておかないと、相手は勝手にずけずけと あなたの領域に入ってきてしまいます。 基本的に「相手を必要以上に自分の領域に入れない」 という意思を持ってください。 壁を作るという意思を持っていないと、 相手の言動に振り回されてしまいます。 ついつい相手のペースに巻き込まれて、 したくもない話をしたり長時間いっしょに過ごす羽目に なったりすることもあるでしょう。 これでは、どんどんストレスが溜まってしまいます。 でも「この人に何か言われたら、きちんと壁をつくろう」 と決めていれば、何もかも相手に左右されことは なくなるということです。 |
2018-11-26 |
私は、自分にとって意義を感じない飲み会には 始めから一切参加しません。 もちろん「意義を見いだせないので参加しません」 とは言いません。 「外せない予定が入ってしまっているので」 と言って断ります。 一方で、本当にお世話になり、辞めていかれる前に どうしても直接お礼を言っておきたい方の送別会には 必ず出席しますし、予定が合わなければ個別に時間を 取ってもらえないかとお願いすることもあります。 意義を感じない飲み会であれば、とにかく理由をつけて 断ってしまうのもひとつのポリシーだと思います。 伝え方(断り方)に配慮は必要ですが、 断ることに罪悪感を覚える必要はありません。 「自分の意思でより大切なものを選び取っているんだ」 と思ってください。 |
2018-11-20 |
喋りたくてしょうがない人がいる。 人の話を黙って聴くということができない。 そもそも人の話をまともに聴いていない。 他の人のが自分の最近経験したことを話始めたとたんに、 「私なんか…」と割り込んで、自分の経験を話始める。 その勢いに押されて、話そうと思っていた人は黙るしかない。 ある人が、職場でこんなことがあったと話始めると、 「でも、それって随分前じゃない」と即座に遮り、 自分の話にもっていってしまう。 このように、すぐに人の話を遮り、言いたいことを言い出す。 人の話を聴く気はまったくない。 こっちの言葉を受け止め、消化することをしない。 こっちの言うことが自由連想の刺激にしかならない。 そこから思い浮かぶことを喋り始める。 一方的に喋るばかりで、噛み合った対話にはならない。 このタイプにこちらの伝えたいことを 浸透させるのは、至難の業だ。 |
2018-11-19 |
「ある店でクレームをつけた客が、店員の態度が悪いと 言ってキレた。騒ぎを聞きつけて揉めているところに 駆けつけた店長が客に丁寧に謝って、店員にきつく注意した。 それに納得できない店員は逆ギレして店長に怒鳴りだし、 クレームをつけた客が仲裁していた」 といった文章を口頭で伝えていく。 するといつの間にか、 「ある店で店員の態度が悪いといって注意した店長に 逆ギレした店員がいて、たまたまそこに居合わせた客が 間に入って仲裁した」 という話になったり、 「ある店で店員の態度が悪くて客が怒り出した。そこに 店長が仲裁に入ったが、客の言い分があまりひどいため、 ついに店長が逆ギレして、店員が店長をなだめていた」 という話になったりする。 同じ話を聞いても、こんな具合に 人によって聞いたつもりの話がまったく違ってくる。 これほどに私たちの記憶というのは揺らぎやすく、 当てにならないのである。 さらに言えば、人づてに耳に入った話というのは、 かなり変容していると思っていた方がよい。 |
2018-11-16 |
ごはん日記をつける。 大切なことは、 1日3度の食事すべてを日記をつける、ということです。 特別なときだけではなく、無意識のまま 流してしまいがちなことをすべて意識化する。 まさに自分のためのトレーニングなのです。 共有するためのものとは違い、 ありのままの自分を包み隠さず書くことで、 効き目がでます。 書き方にルールはありません。 自分のやりやすい方法を見つけて、 実践してみてはどうでしょう。 |
2018-11-15 |
不満を持ってこられる相談には、 次のような「3つの事実」があるように思います。 1.怒りや悲しみがあると、 いつまでも事態が好転しない 2.周囲への感謝がなければ、 怒りや悲しみは決して減らない 3.自分の体への感謝がないと、 すべてが改善へと向かわない 健康に配慮するのであれば、 自分が日頃頂いている感情にも 注意しないといけないということでしょう。 |
2018-11-14 |
人と人の関係が決裂する際には、 その前に必ず「予兆」があります。 その予兆に気づけるか、気づかないか。 それだけで相手の関係が大きく変わります。(略) 「相手の都合を解釈できない」のが、 関係が崩壊する主因です。 相手の都合は、どこかで必ず言動となって表面化します。 それが予兆です。 そもそも人は、自分勝手な都合で生きています。 勝手ながらも人は、親や兄弟、姉妹と関係を営み、 友人や恋人と関係を営み、配偶者関係を営み、 同僚と関係を営もうとします。 だから問題が起きるのです。 その勝手な都合を、自分が解釈できるか? 受け止められるか? 危機的な状況で、 表面化している予兆に気づくかもしれません。 予兆に気づいてはいるけれど、あえて関係を壊れることを 望んで放っておくかもしれません。 関係が壊れる時の背景というのは多様です。 |
2018-11-13 |
人は時間の経過によって、どんどん変わります。 心変わりすることがいかに悪いような意見が一部にありますが、 私はそうは思いません。 人が人である以上、心変わりは自然な行為です。 その変化を自身で明確に知ることは、 本心を知る、すなわち 「自分がその時、本当に望んでいるものを知る」 ことに他なりません。 |
2018-11-12 |
究極の成功とは、 自分のしたいことをする時間を 自分に与える贅沢である レオタイン・プライス |
2018-11-09 |
実に悲しいことに、 私たちの何より深く最高に強い関係こそが、 もっとも変えにくいのだ。 誰でも、飛行機で出会った人には、 自分のカバンをすべて見せることができる。 しかし、配偶者やパートナー、親しい同僚に対して、 自らをさらけ出せる人がどれだけいるだろうか。 自分を含めた周囲の人々を見てみるといい。 人間関係の領域に、深い絶望の泉が見えるだろう。 そこでは希望や夢が自分の能力を超えてしまっている。 私たちは、こうした自分を圧迫する感情をもちながら、 それを技術をもっていない。 フェラーリのキーをもっているのに、 誰も運転の仕方を教えてくれる人はいないようなものだ。 多くの人が、衝突事故を起こし、 やけどを負っているのも、不思議ではない。(略) 多くの人たちは、人間関係… 恋愛であろうと友情であろうと、仕事上の関係であろうと、 完全に満足していない場合、相手が別の人だったら すべてがうまくいくはずだと考える。 しかし、より深く意味のある関係を築くための 唯一の秘訣は自己を表出することだ。 不可能に想うかもしれないが、 これが人生のシンプルな事実なのだ。 人々がつまずいてしまうのは、 自分を明らかにする勇気がなかったり、 自分が何者で、人生に何を求めているかを 表現する言葉をもたないためであることが多い。 |
2018-11-08 |
「大人なんだから、ひとりでなんでもやらなければ…」 と考えるのは、あまりに窮屈だ。 仕事にせよ、家事にせよ、 自分でひとりで背負いきれないときは、 周りの人に助けてもらえばよい。 私たちは、生まれた時からこれまで、 そうやって育ってきたのだから。 自分ひとりでできないことは、 素直に人に手を貸してもらうことだ。 それは恥ずかしいことではない。 だからといって人に助けてもらうことを 「当たり前」と思ってはいけない。 そのお返しに感謝や感情の気持ちをこめて、 いざというときには、相手にも手を差し伸べたいという 気持ちでいれば、お互い、 楽に歩んでいけるのではないだろうか。 |
2018-11-07 |
日本の会社では、個人の職務範囲が不明確になりがちだ。 同じ職場内の仲間ということで、 担当外の仕事を手伝うということも珍しくない。 個人主義の徹底した文化圏なら、 個人の担当する職務が明確に規定されており、 いくら隣の人物が仕事が終わらず、必死の形相で残業態勢に 入ろうとも、自分のすべきことが終わり終業時間が来れば、 何の躊躇もなく即刻帰るだろう。 だが、私たちは、そのように割り切れない。 自分だけあっさり帰るのは申し訳ないと思う。 そして、自分のすべき仕事ではないけれど、 隣の人物の作業を手伝ったりする。(略) 一応個人の職務範囲は形式上は規定されていても、 実際に仕事をする際には、臨機応変に越境していく。 いわば「職務中心」でなく「職場中心」で動く、 といったところが私たち日本人にはある。 |
2018-11-06 |
欧米では、コミュニケーションは 自分の意見や思いを正確に伝えるための手段である。 ゆえに、できるだけ正確に伝えなければならないし、 論理的で説得力あるコミュニケーションを 心がける必要がある。 一方、日本においては、 コミュニケーションは良好な関係を保つための手段である。 ゆえに、お互いの意見や思いの相違点はできるだけぼかして、 なんとなくいい感じの雰囲気を醸し出すような コミュニケーションを心がける必要がある。 このような日本的コミュニケーションの曖昧構造が、 「俺は聞いてない!」 発言がやたらと生み出される土壌となっている。 |
2018-11-02 |
家事をしている時、 あるいは納屋で仕事をしている時、 これまでの失敗や過ちを思い出すことがあります。 そんな時は考えるのを急いでやめて、 スイレンの花を思い浮かべるの。 スイレンはいつも、沈んだ気持ちを明るくしてくれます。 思い浮かべるのは、ガチョウのひなでもいいんだけど。 |
2018-11-01 |
できる部下ばかりを集めてみたところで、 それが良い結果をもたらすというものではありません。 できる部下は引く手あまたで、いつ他の会社に 移ってしまうかわかりません。 できる部下頼みでいると、ある日、突然、 稼ぎ頭がいなくなって業績が急降下などと いうことにもなりかねません。 しかも、できる部下ばかりでは、それぞれが一匹狼として、 行動することになり、チームとして機能しなくなります。 プロ野球チームを思い出してください。 高い契約料で有名選手を集めているチームが 優勝するとは限りません。 よいバッターがたくさんいるのに、うまくつなげずにいる ケースも多々見受けられるではありませんか。 いろいろなレベルの人間がいてこそ、 チームは活性化するのだということを肝に銘じて、 全体の底上げを図っていきましょう。 遠回りのようでいて、それが一番の近道なのです。 |