■「今日のことば」カレンダー 2013年11月■
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2013-11-29 |
《他人を変えようという試みが私たちにおよぼす影響》 いくら他人を変えようとがんばったところで、私たちにとっても 相手にとっても好ましい結果が得られることはめったにありません。 1.たいてい失望する 他人を変えようとしても、相手にはそれは拒む権利があります。 結局、私たちは望んでいた「成果」が得られずに 失望することになります。 2.自分の問題を解決しそこなう 自分が抱える問題のほとんどを作りだしたのが自分だという 事実を見逃しがちです。苦境に陥ったとき、 「自分はそれについて何ができるか」という建設的な 視点からではなく、「自分はこんな目に遭った」という 被害者の視点から状況を把握しようとするのは、その表れです。 結局、他人が問題を解決してくれるのを待っているうちに、 私たちは同じ問題を何度も経験するはめになります。 3.多くの人を遠ざける 自分が正しいと確信し、「自分の信念に合うように他人が 変わるべきだ」と思い込むと、高慢ちきな人物になります。 あまり偉そうに振る舞うと、周囲の人から 「この人は自分を何様だと思っているんだ!」 と反感を抱かれてしまいます。 4.親密な関係を台無しにする あまりにも多くの人が、 「親密な関係になれば相手を作り変える権利を手にした」と 思い込んでいます。しかし、自分の期待どおりに相手が 変わることを求めるのは、恋愛関係ではほぼ致命的です。 自分の思いどおりに相手を変えようとすると、 相手をみじめな気分にさせてしまうからです。 以上のように、他人を変えようとすることは、 幸せを手に入れる方法ではないことは明らかです。 |
2013-11-28 |
私たちは様々なプロセスを体験することで、 知らず知らずのうちに価値観が変わっていき、 ものの見方も変わっていきます。 そして、後になってみて 「ああ、あれはそういうことだったんだな」 とうなずいて、こだわっていたものを 楽に手放すことができるようになります。 人生は 「プロセスを受け入れることが上手になるための レッスンの繰り返し」 ともいえるのです。 |
2013-11-27 |
勇気がでないのは、いろんなものを失いたくないから。 自分の仕事、地位、居場所、安定、給料、愛情、信頼、 名誉、プライド、命、家族、友達、安全、自由、平和…。 だからここから動きたくない。 だから何も変えたくない。 だから他人かを責めることに全力をあげる。 だから会社や上司、体制を批判することに全力をあげる。 だから自分が変わらなくていいように必死で正当化する。 でもそれは仕方のないこと。 だって失うのは怖いもの。 だから勇気っていうのは、それらを捨ててもいい、 損してもいい、嫌われてもいい、失ってもいいという覚悟。 失うものが何もないとしたら、あなたは何をするだろう。 |
2013-11-26 |
「ホントの自分」はこの6つでできている 1.気持ちを切り替える力…回復力 2.前向きな自分を保つ力…展望力 3.人と共感する力…社会的直感力 4.自分と向き合う力…自己認知力 5.まわりの空気を読む力…状況への感受性 6.一つのことに集中する力…集中力 これらは、自分の感情について考えてみたときに浮かぶものと、 ちょっと違っているかもしれません。 けれど、いい加減な観察によってではなく、 科学の力を集めて結論づけられたもので、 厳密に設計された実験に基づいています。 |
2013-11-25 |
人は、どんなささやかな希望でもよい、 希望さえあれば、たいていの試練には耐えられる。 今はつらくても、「将来必ずこの苦労が報われる」 と思えば、かなりの苦労にも耐えられるものだ。 だが、現在のように希望が見えないときには、 さすがにタフな人の心も後ろ向きに引きずられてしまう。 「このつらさが本当に報われるだろうか?」 この問いかけが何度も繰り返されたとき、 人の心は耐え切れなくなる瞬間を迎える。 何があろうと傷つかない無神経、鈍感な「究極の自己中心」 人間を除き、生身の人の心は傷つきやすく壊れやすいものだ。 だからこそ、安らぎもくつろぎも必要になる。 そして何よりも「ほっとする」瞬間が欠かせない。 もちろん厳しい環境は簡単には変えられない。 苦しさを感じさせる環境も避けて通れないかもしれない。 しかしそこから先「そんなつらさや苦しさをどう受け止めるか」 は変えられる。 しかも、自分自身の力で変えられるのだ。 良いほうに考えるのも、悪いほうに考えるもの、自分である。 |
2013-11-22 |
善い原因は、善い結果、つまり幸福をもたらす。 悪い原因は、悪い結果、つまり不幸をもたらす。 自分のつくった原因は、自分に結果を(禍福)をもたらす。 ここで原因とは、あなたの「行ない」です。 行ないとは、体での行ない、口での行ない(口で言う行為)、 心での行ない(何かを思うこと)を言います。 重要なことは、自分のすべての行ないは、 いずれ自分に結果をもたらすということです。 これは善いも悪いも同様です。 |
2013-11-19 |
散らかった机とは、草サッカーの「だんご状態」のようなものだ。 ペンにも書類にも、メモにも、まったくポジションというものが 決められていない。あるいは、決められているのかもしれないが、 それが厳守されていない。 だから、書類が無造作に積み上げられ、ペンも書類もかくれんぼ しているかのように、書類の山に埋もれている。 整理整頓が苦手だという人は、 ぜひ、それぞれの道具に「定位置」を与えてあげよう。 掃除をしようとか、片づけようとか考える必要はない。 ただ、それぞれの定位置に道具を戻し、 いつでもプレーできるように机の上のフィールドを整えておくのだ そうすると、たとえば攻撃のポジジョンにいるはずの カッターナイフが守備のポジションにいると、 その間違いにすぐに気がつく。 どんなに書類が増えていっても、彼のポジションは 決まっているのだから、机全体が散らかることはない。 この方法を使えば、どんなに整理整頓が苦手な人でも、 簡単にキレイな机が手に入る。 |
2013-11-18 |
私はどうしても許せない事柄に出合ったとき、 「違う」とか、「あやまれ」と、 妥協せずに面と向かって、言ってしまうことがある。 でも、ひと晩たって考えてみると、 「あのときああ言わなければよかった」とか 「言いすぎだったかなぁ」と反省することも多い。 ひと晩じっくりと時間を置いて考えることで、 自分の言動をクールに振り返ることができるようになっている。 それと同じように、自分の心をクールに振り返るために、 「間を置いて見るゆとり」がほしい。(略) 何よりも、心が追い詰められているときには自分を見失っている。 自分を客観的に見れなくなっている。 そんなとき、ちょっと心を休めることができると、 ものの見方が驚くほど違ってくる。 自分を振り返る「ゆとり」を持とう。 |
2013-11-15 |
わたしたちの誰もがそうであるように、 本人はいつもできる限りのことをしているのですが、 やむを得ずそうなっているという場合もたくさんあります。 あなたにも、きっと心当たりがありますよね。 「どうして、連絡がないのだろう?」 「あの人はなぜ、ああした態度をとるのだろう?」 「なぜ、彼らはあんな事件を起こしたんだろう?」 そう頭で考えてもわからない事態に遭遇して、 相手を責めそうになったら、 このことだまをつぶやいてみてください。 「きっと何か事情があるんだね」 そうすると、相手の事情を詮索したり、事情説明を求めたりする 気持ちが消えていき、今自分ができることに意識を 集中することができるようになります。 何の事情があるのか、わからなくてもいいのです。 このことだまによって、あなたの中に、相手を思いやる気持ちが 呼び起こされてくることが最も大切なこと。 「あの人もがんばっているんだよね」 「みんなベストオブベストを生きているんだから、きっと大丈夫」 そんなふうに、周りの人を思いやることができたら、 結果として必ずうまくいきます。 |
2013-11-14 |
たとえば、朝起きたときに 「今日は、少し胃が痛いな…」と 感じたときも、 「今日は、仕事に行くのがいやだなぁ」 と思ったときも、このひと言。 「どんな自分もすべてよし!」 このアファメーションの持つ全肯定のパワーで、 少しくらい感情の揺れやカラダの不快感があっても、 へっちゃらになります。 それどころか、3回くらい大きな声で繰り返すと、 いつの間にか不調が消え、癒されていることに 気づくこともあるでしょう。 気になる人からのメールのことで、 イライラしたとしてもいいのです。 「どんな自分もすべてよし!」 何かを感じても、何を考えても、まあいいよ! と、自分をゆるしましょう。 すると、不思議なほど心が軽くなり、ポジティブな方向へ 考えを切り替えていけるものですよ。 |
2013-11-13 |
「上司の無理解」など、どこの会社でも日常茶飯事である。 無責任か無理解、あるいは責任転嫁、上司に関するこの3つの 悩みを抱えていないビジネスパーソンはいないかもしれない。 だからこそ、悪いほうに考えるのも簡単にできる。 恨む憎む対象が明確だから、「自分がやらない理由」を 見つけ出すのも簡単だ。明らかな敵がいれば、 「やらない自分を正当化」できるからである。 そこから「損得の道」がはっきり分かれる。 恨み憎むことは、その対象と自分を 同じレベルに置いてしまうことになるのだ。 あるいは、絶対に超えられないレベルであると 無意識に認めてしまうことになる。 もし自分がそれ以上の力を秘めているのであれば、 恨み憎むレベルでは決してとどまらないはずだ。 そう考えれば、恨むことがいかに無意味なことかが見えてくる。 人を恨むことは「自分がやらない理由」を 見つけ出すことと同じ。 |
2013-11-12 |
昔、本居宣長のところに松坂の商人がやってきて、 宣長と源氏物語を購読していて、こう言った。 「先生、世の中にはいろいろな快楽がありますが、 学ぶことほどの快楽はありませんね」 学問とは、そういうものです。 |
2013-11-11 |
グーグルに、エリック・シュミットというCEOがいます。 「プロフェッショナル仕事の流儀」のインタビューでお会いしました。 彼は、会議をするときに、自分が何か言った後、 誰かが異議を唱えるのをじっと待っているそうです。 もし誰かが違うことを言ったら、 さらにそれによって、論議が巻き起こるのを待つ。 その論議に、ずっと耳を傾けるそうです。(略) とにかく、周りの人の言うことをよく聞く。 いろいろな人の意見を聞いて、最後は自分で決めるのです。 この「いろいろな人の意見を聞く。最後は自分で決める」こと。 これは、グーグルのような大企業の社長だけではなく、 どんな人にとっても大切なことです。(略) ただし、ここは難しいところですけれども、 いろいろな人の意見を聞いても、 最後は自分に帰ってこなければいけない。 あっちにフラフラ、こっちにフラフラと流されてはいけない。 いろいろな人の話を聞いて、その人たちを鏡にして、 100人に聞けば、100の鏡があるわけですから、 いろいろな形で自分が見えてきます。 そして、最後は自分に帰ってきて、 自分とはどんな存在であるか、 自分の人生をいかに生きるかについて考える。 この行ったり来たりがうまくできたら、 人生はこんなに楽しいことはありません。 |
2013-11-08 |
多くの人は難しいできごとを前にすると、 できない理由をつくってしまう。 これは、ある種、人間の特技でもある。 「俺は将来、総理大臣になる」という若者がいたとしよう。 凡人は、 「ムリムリやめておけ、だってお前は…」 みたいな話しをし始める。 チャンスをつかむ人間は、 「なれるね。ただ200年くらいかかるかもしれない。 よし、その時間を縮める策を考えよう」 こういう発想をする。 何事もできることを前提に考える。 次に、障害になっていることをひとつずつ潰していく。 これが「何事もやってできないことはない」という 使い古された言葉の真髄である。 少ないチャンスをつかむ人間は、 このことを本能的に実行しているのだ。 |
2013-11-07 |
多くの人が、自分は特別な能力も学力もない、 ただの凡人だと思っている。だから、 サラリーマンをやっているんだと考える人もいる。 そんな人は、 自分の仕事が誰にでもできるつまらない仕事だと思っている。 でも、そう思っている限り、自分に自信はもてないと思う。 自分に自信がなければなにもできない。 結局、自分の仕事がつまらないというのは、 あなたが自分でそう解釈しただけのことなのだ。 そのたったひとつの解釈が、 つまらないあなたをつくりだしている。 それだけのことなんだ。 これから自信をもってたくましく生きていくために、 あなたには、腹を決めてほしい。 「自分には誰にも負けない力がある。 その力は自分を信用し続ける気持ちから生まれる」(略) 世の中に成功できない人なんていない。 多くの人達が成功できないのは、 成功しようとしていないからである。 あなたが成功を望むなら、 「成功する」と本気で考えなければならない。 心の底から断固決意するのだ。 断固たる決意ができたら次に進もう。 |
2013-11-06 |
問題なのは、悩みの「先」に何があるか、である。 もしも、あなたが悩み(起爆剤)を通じて、問題の解決に向け、 何らかの行動を取れるなら、ひとつも問題はない。 多いに悩むべきだし、納得できるまでとことん考えるべきだ。 しかし、ただ「どうしよう」「もうダメだ」「俺は終わりだ」 といって途方に暮れているだけなら、それは本当の悩みではない。 そんなもの、単なる甘えであり、泣き言であり、逃げ口上である。 この両者の間には、天と地ほどの差がある。 今後、あなたが何か悩みごとを抱えたときにも、決して 「悩んでいる場合じゃない」などと思わないでほしい。 そうではなく、問題解決の「起爆剤」として 悩みがあることを自覚し、とことん悩もう。 そして、思いっきり「先」へジャンプしてほしいのだ。 悩みは、あなたを成長させる大きなチャンスなのである。 |
2013-11-01 |
自分を愛するということは、利己主義になることではない。 人を押しのけ、自分だけがスポットライトを浴び、 みんなからほめてもらう…それは利己主義です。 そうではなく、縁の下の力持ちの自分を惨めに思わない。 これが私なんだと受け入れることができる。 他の人と比べて、いろいろなところで見劣りがする、 でも、これが私なんだ、せめて私が、お前を愛してあげるからね、 他の人はあんまり愛してくれないかもしれないけれど、 がっかりしないで、私がお前を愛してやるから、と。 四六時中、一緒にいる自分を愛せなくて、どうします。 軽蔑しかできない人といるのは、誰だってごめんこうむりたい。 ところで、いつも自分と一緒にいるのは、自分なのです。 その自分がどんなに惨めであっても、愛想をつかさない、 嫌わない、いじめない。 私たちが、好きな自分と一緒にいるということは、 機嫌良く生きることができるひとつの秘訣です。 |