■2013年11月11日の「今日のことば」■
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グーグルに、エリック・シュミットというCEOがいます。
「プロフェッショナル仕事の流儀」のインタビューでお会いしました。 彼は、会議をするときに、自分が何か言った後、 誰かが異議を唱えるのをじっと待っているそうです。 もし誰かが違うことを言ったら、 さらにそれによって、論議が巻き起こるのを待つ。 その論議に、ずっと耳を傾けるそうです。(略) とにかく、周りの人の言うことをよく聞く。 いろいろな人の意見を聞いて、最後は自分で決めるのです。 この「いろいろな人の意見を聞く。最後は自分で決める」こと。 これは、グーグルのような大企業の社長だけではなく、 どんな人にとっても大切なことです。(略) ただし、ここは難しいところですけれども、 いろいろな人の意見を聞いても、 最後は自分に帰ってこなければいけない。 あっちにフラフラ、こっちにフラフラと流されてはいけない。 いろいろな人の話を聞いて、その人たちを鏡にして、 100人に聞けば、100の鏡があるわけですから、 いろいろな形で自分が見えてきます。 そして、最後は自分に帰ってきて、 自分とはどんな存在であるか、 自分の人生をいかに生きるかについて考える。 この行ったり来たりがうまくできたら、 人生はこんなに楽しいことはありません。
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人は、意見を聞くのが苦手ということはよく言われています。
とくに、耳に痛い話しや、自分の意見への反論を聞くことは、 自分が否定されたような気持ちになるので、冷静には聞けません。 そして、誰かが、話したり意見を言っているときには、 次に自分が、どう話すか、どう反論するかばかりを考えがちなので、 他の人の意見にじっと耳を傾けて聞くということが、 なかなかできていないとも、言われています。 しかし、やはり、脳にとっても、仕事にとっても、 生きていく上でも、人の意見や話しに耳を傾けてよく聞く、 ということは、とても大事なことのようです。 それによって、いろいろなことが知れることは間違いなく、 自分の知識や知恵が増え、その幅が大きくなります。 また、脳もさらにいろいろと考え活性化しますので、 自分の意見も話しも深く、大きなものとなります。 苦手だとか、イヤだとか、辛いとか、 そんなこと言っているより、自分のためにも、脳のためにも、 仕事や人生のためにも、耳を傾けていきましょう。 そして、いい意見、話しは自分に取り込んでいきましょう。 最後は、やっぱり自分の思った通りだったと思ってもいいのです。 自分で決めればいいのです。 (というより、これが大切だと茂木さんは言っています) 人の意見や話しを聞くことは、いずれ、自分の基となり、 力となってくる、そう私も思っています。 (そうわかっていてもなかなか上手く聞けませんが…(泣)) |
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