■「今日のことば」カレンダー 2006年4月■
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2006-04-30 |
いっしょに暮らしたり、 いっしょに働いていくことは、 相手の有能なところだけを利用して 生きていくことではない。 「いっしょ」と言うのなら、 すべて「いっしょ」なのだ。 相手の甘いところも、苦いところも 共に味わっていくのが「いっしょ」なのだ。 その味わいこそ、人生の味わいである。 愛に満ちた生活の味わいである。 |
2006-04-29 |
人はつい、ベストのときの自分の能力を 「これが本当の自分だ」と思いがちである。 もちろん、 優れた自分を考えるのが気持ちがいいからだ。 これはいい。 しかし、ベストのときと比較して、 そこまで達しない自分、劣る自分に いら立ったりするのはやめようではないか。 ある時期、たまたま10できたのに、 いま、7か6しかできなかったとしてもいいではないか。 とにかく、いつまでもピーク時の自分にこだわって、 今の自分を責めるのはやめよう。 |
2006-04-28 |
もし、あなたに、 「この人とは、一生つきあっていきたい」 と思う相手がいたら、 「すぐに仲良くなろう」という焦りは禁物だ。 むしろ不器用に、 ゆっくりと時間をかけて相手を「思い」、 ゆっくりと時間をかけて自分のことを 「思ってもらう」という作戦のほうが 有効である。 お互いに深いところで、 心と心の関係を結べるようになるには、 くりかえすが、それなりに時間がかかる。 長い目で見れば、「すぐに仲良くなる」能力よりも、 「ゆっくりつきあっていける」能力のほうが、 ずっと大切であることがわかってくるのではないか。 |
2006-04-27 |
「あれをしたから、あるいは、 これをしたから愛される」 のではなく、 「ただそこにいるだけで愛される」 ……それがわかるのは、 嬉しいことです。 |
2006-04-26 |
私たちは決して一人きりでいきてるわけではありません。 私たちは他者とかかわるなかで、 その多面性を発揮しています。 家のなかで家族といるとき、 会社で仕事をしているとき、 友達と会っているときとでは、 相手に対してそれぞれ違う面を見せています。 また、同じ人間と接するときでも怒っているとき、 感謝しているとき、何かお願いするとき、 そのときどきで私たちの感情や表現は微妙に違ってきます。 そういった、自分のなかの多面性を自然なものとして 考えられるようになれば、 それだけで解決する悩みもずいぶんあるでしょう。 私たちの人格というものは、 固定的ではっきりしたものではありません。 いつもひとつのきちんとした人格を持っていないからといって、 いい加減な人間だと思ったり、 本音と建前を使い分ける不誠実な人間だと 卑下したりする必要はまったくないのです。 |
2006-04-25 |
私たち人間というのは、 少しでもしっくりこないことがあると、 いともかんたんに理性をなくしてしまう、 ある意味でとても弱い生き物です。 驚いたことに、たいていは、 いつ思考能力を失ってしまったのか、 自分ではまったく気がつきません。 いや、それどころか、 怒ったり興奮すると、 私たちは自分だけがまともで、 あとはみんなバカ野郎ばかりだとさえ 思い込んでしまいます。 |
2006-04-24 |
多くの人がおちいっている大きな誤解とは、 この世にはすばらしい人間、 すばらしい物があると思い込んでいることだ。 しかし、本当にすばらしいのは、 何かについて「すばらしい」と思う 自分の心なのだ。 だから、 すばらしいものに恵まれた人生が すばらしいのではなく、 身近のどんなものにもどんな事態にも、 喜びと感動を持って生きる人生こそ すばらしいのだ。 |
2006-04-23 |
ショーに登場したゲストがいっていました。 「女性は相手が変わってくれることを期待して、 結婚するの。 男性は相手が一生変わらないことを期待して、 結婚するものなの」 |
2006-04-22 |
将来の不安はだれにでもあるし、 心配性の傾向だって 多かれ少なかれだれにでもある。 しかし、 人の心を長年見つづけてきた私は確信している。 「自分ではどうにもならないこと」を あれこれ心配するより、 「自分の力で変えられること」 すなわち、 「自分の心の持ち方」を変えた方が、 絶対に人生はうまくいくのである。 |
2006-04-21 |
企画そのものに意味があれば、 たいていの人には伝わる。 企画全体に意味がなければ、 表現や体裁がどんなに整っていても、 人には伝わらない。 |
2006-04-20 |
人の話を聞くとは、 次のような気持ちを伝えることだ。 「私はあなたという人に興味がある。 そして、あなたが感じていることは、 大切なことだと思う。 たとえ同意できなくても、 あなたの意見を尊重している。 あなたにとって大切な意見なのだと いうことはわかっている。 私のためにその話をしてくれているんだと 確信している。 あなたの考えを変えさせようとはしない。 あなたの価値を値踏みしたりもしない。 ただ理解したいだけだ。 あなたの話は聞くに値する。 話したいことがあったら、いつでも安心して 私のところにきてほしい」 |
2006-04-19 |
あきらめずにがんばれば、 必ず大いなる展開が得られる というわけではない。 あきらめる時期を 心得ているからこそ、 現状打破が起こることもある。 もう十分だと思ったときや、 従来のやり方が役に立たないと 気がついたときこそ、 (自分という)カバンの中味を 詰め直すときなのだ。 |
2006-04-18 |
「労せずして得るものなし」、 これは真実の半分にすぎません。 私たちは喜びや楽しみからも同じくらい、 いえ、 しばしばそれ以上学ぶことがあります。 苦しみは私たちに「これではない」という 大切なメッセージを与え、 喜びは私たちに「これだ」という 大切なメッセージを与えるのです。 |
2006-04-17 |
あなたがこの世に生まれたのは過酷な闘争の結果だった。 何千万、何億といった精子がその闘争に参加し、 そのうちのたった一つの精子だけが勝利を収めた。 それがあなただ。 大量の精子がたった一つの目標… 卵子に到達することは大変な闘争である。 その目標は針の穴よりも小さく、 精子そのものも何千倍に拡大しなければ 目には見えないほど小さい。 あなたの生命にとって最も決定的だった闘争は、 こうしたミクロの世界で行われた。(略) したがってあなたは、この戦いを通して この世に生を受けたチャンピオンだ。 チャンピオンとして、これから直面する 問題を解決していかなければならない。 あなたはチャンピオンである。 |
2006-04-16 |
できないことはいくら悩んだってできない。 できないものはできない。 それでいい。 でも、どんなときにも、 どんな状況にあっても、 何かしら「できること」はある。 小さなことかもしれないけど、 できることは必ず何かあるのです。 そのできることを積み重ねていけば、 気づいたときには、 できなかったこともできるようになっている。 以前は怖くてできなかったことも、 気づいたときにはできるようになっている。 そういうものです。 (順番を一部変えています) |
2006-04-15 |
何かを求めて、それを手に入れた。 手に入れてはじめて、それが注いだエネルギーに 見合うほどのものではなかったことがわかって、 がっかりした、そういう経験は誰にでもあるだろう。 自分にとって 意味のあることかどうかを十分に考えずに、 ただ自分はデキる人間だということを 見せびらかすためだけに 浮き足だった行動をとらないように気をつけよう。 |
2006-04-14 |
肝心なのは、魂を向上させる意志を持って、 生きたほうがいいということです。 その方が人生は楽しく、幸せなものになるからです。 では、どうやれば魂が向上するでしょうか。 まず、大切なのは、 「否定的なことを言わないこと」 と一人さんは言います。でも、その一方で、 「人間だから、否定的なことを考えるのは当たり前だ」 とも言っています。 一見矛盾のように思えますが、一人さんの説明はこうです。 「人間は自衛本能があるために、不安なことを 考えるようにできているんだよ。 だから、否定的なことを考えたり言ったりしたくなるのは、 当たり前なんだけれど、それを言わないように、 考えないようにして前に進んでいく。 それが「魂の修行」ということなんだ」 |
2006-04-13 |
これは、何か問題が起こったときに遣う言葉です。 斎藤一人さんは問題があると、必ず、 「それは簡単なんだ」 と言って、鮮やかに難局を切り抜けます。 なぜなら、問題が起こったとき、 本当にそう思っていなくても、 「ああ、その問題、簡単なんだよね」 と言ってから問題に取り組むと、 不思議に解決策が出てくるからです。 この言葉は本当に効果抜群ですので、 皆さんもぜひお試しになるようお勧めします。 |
2006-04-12 |
ぴんと伸ばしきったゴムは、 もうそれ以上伸びません。 無理に引っ張れば切れてしまいます。 でも、余裕を持たせたゴムは、 まだ伸びる力を持っています。 人間も同じです。 |
2006-04-11 |
「自分がなぜ、その職業を選んだか思い出す」 いま、あなたはなにか職業についています。 あなたには、もともとその職業を選択するに 至った「想い」があるはずです。 どんなにいま、その職業で つらい思いをしていたとしても、 最初にその職業に込めた気持ちがあるはずです。(略) 「いや、とくにないよ」などとは 言わないでください。 さまざまな選択肢の中からそれを選んだわけですから、 きっと選ぶ根拠となった、「意味」があるはずです。 |
2006-04-10 |
自分にはできないとわかったときに 「できない」と自分で認めること、 つまり自分の弱さを自分で認めることは、 人が元気で生きていくためには 意外に重要なのである。(略) 人間は、いつでもどんなときでも がんばればいいというわけじゃない。 ときには、元気になるために、 生き生きと人生を過ごすために、 弱くなったほうがいい場合もあるのだ。 弱くなることは悪いことではないし、 ネガティブな生き方でもない。 |
2006-04-09 |
「もし、あのとき○○していたら」 と思うくらいなら、こう思いましょう。 「あのとき○○しなくて、むしろよかった。 だからこそ今の自分があるのだから」 反省はすべきです。 しかし、後悔はすべきではありません。 反省は成長につながります。 しかし、後悔は成長につながらないだけでなく、 みじめな気持ちになるだけです。 今日決意しましょう。 2度と「あのとき○○すればよかった」と 思わないことを。 そう思うかわりに、こう考えるようにしましょう。 「今、この時点で自分ができる 最高のことは何だろうか」 |
2006-04-08 |
父親が子どものためにしてやれる 最良のことは、 彼らの母親を愛することだ。 |
2006-04-07 |
誰もが自分を励ましてくれる人を心から求めている。 失敗したこと、 まわりの期待どおりにできなかったこと、 人生のどこに問題があるかを、 わざわざ指摘してくれる人ならたくさんいる。 そういう、他人のエネルギーを吸い取る連中は、 掃いて捨てるほどいる。 自分自身であるだけで価値があるのだと 思わせてくれる人が、私たちには必要なのだ。 まわりの人に、 「私はあなたといると、自分のことが好きになる」 と言ってもらえるようになろう。 基本を忘れず、まわりの人を励まし、 相手の能力を、その人が信じている以上に信じる。 そして惜しみなく愛を表現し、 相手が自尊心を高める手助けをするのだ。 |
2006-04-06 |
ときには、馬鹿にされることもある ときには、非常識なやつだと思われる。 ときには、変なやつだと思われる。 ときには、誤解される。 ときには、嫌われる。 それがどうした? |
2006-04-05 |
自分の心が 否定的な考えでいっぱいなときに、 どうして、 愛に満ちた人間関係がもてるでしょうか。 |
2006-04-04 |
新聞や雑誌の編集者を務めたH・L・メンケンは、 アメリカの生活を論じた自分の意見に対して、 よく読者から怒りや批判の投書を受け取った。 彼はそれらの批判に、すべて同じ言葉で答えた。 「あなたが正しいかもしれない」。 熱しやすい状況を鎮静させるのに、 これ以上素晴らしい言葉があるだろうか。(略) その場の熱が冷めるまで、 とにかく相手が正しいことにしておく。 そして落ち着いてから、 論理的に話し合うのだ。 |
2006-04-03 |
被害者意識というのは、本人にとっても やっかいなものです。 それだけはありません。 被害者意識には、もっと複雑な顔があります。 当人は「自分こそ被害者だ」と思っているのに、 周囲の人の目には〈迫害者〉〈救援者〉と 映っていることがあるのです。(略) 私たちはずっと一つの役割に とどまっている訳ではありません。 〈迫害者〉〈救援者〉〈被害者〉という3つの 役割を、ころころと移り替わります。(略) 自分では〈被害者〉〈救援者〉の気分なのに、 相手には〈迫害者〉と見られていることだってあります。 (一部略) |
2006-04-02 |
いつも和気あいあいなのが、 いい関係なのではない。 結論を出すのが、 いいコミュニケーションなのではない。 |
2006-04-01 |
「ほかの人の問題を代わりに解決しないこと」 ほかの人の問題を、私なりあなたなりが 解決しようとすると、 事態を悪化させることになりがちです。 たとえば、子どもの靴ひもを親が結びつければ、 確実にその子どもは自分で結べないようになります。(略) 私は、困っている人、悩んでいる人に対し、 投げやりに「あなたの問題だ」と 突き放すような態度をよしとするものではありません。 ただ、その人たちが自分でできることまで 代わりにしてしまうのではなく、 彼らの支援をする方がずっとよいと思うのです。 |