■2006年04月29日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
人はつい、ベストのときの自分の能力を 「これが本当の自分だ」と思いがちである。 もちろん、 優れた自分を考えるのが気持ちがいいからだ。 これはいい。 しかし、ベストのときと比較して、 そこまで達しない自分、劣る自分に いら立ったりするのはやめようではないか。 ある時期、たまたま10できたのに、 いま、7か6しかできなかったとしてもいいではないか。 とにかく、いつまでもピーク時の自分にこだわって、 今の自分を責めるのはやめよう。
まゆの感想
ゴルフや、ボーリングなどをして、
「調子はどう?」と聞くと、だいたいの人が、 「今日は調子がでなくて…」と答えると言う。 いちばん、いいときの自分が 自分のスコアだと思いたいらしい。 うん、思い当たる… そう思いたい! ベストな成績が本当の自分の成績だと思いたい。 自分には、本当はもっと力があるのだと思いたい。 そう、思っていたいし、 少なくても、他の人にはそう思ってもらいたい… だから、できない自分がいると情けなくなって、 こんなはずじゃないと思って、 自分を責めたり、無理したりする。 しかし…自分の力量は、 ベストなときより、恐らく平均値なのだ。 そして、切ないが… ベストは特別なときに出るだけなのだ。 そのベストなときはいつもあるわけではないのだ。 この自分のベストをめざすのはいいけれど、 このベストが自分なのだと思い込むのは、 よくないなと思う。 |
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