■「今日のことば」カレンダー 2015年2月■
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2015-02-27 |
ほとんどの人は「損をしたくない」と思って生きてますよね。 だけど、そういう生き方をしていると、自分でも気がつかないうちに ずるくなったり、意地悪になったりしやすいと思うの。 だって今の世の中がそうでしょ? みんなで得しましょう、損をしたい人は勝手に苦労しなさい っていう仕組みになってますよね。 幸運もお金も人のあいだをぐるぐる回っているんだから、 すべての人が一緒に得をするなんてあり得ないんですよ。 幸せになりたいなら、進んで損をしたほうがいいの。 人と付き合うときは、率先して損な役回りをすると、 誰かが幸運を持ってきてくれます。 自分のために損をした人がいたら、うれしくなるでしょ。 だから人間関係が円滑になるし、一緒に仕事をするときも、 信頼関係が早く結べるんです。 かといってなにか見返りを求めて損をしたり、 相手にとって負担になるような極端なことをしちゃダメ。 このあたりはバランスを考えて行動しないと運にならない。 僕の場合、なにか事を興すときは必ず損から入ります。 |
2015-02-26 |
俺はこんな説教めいたことを言うのは好きやないけど、 ちょっと気障(きざ)な遺言やと思うて聞いといてくれ。 人間は、 勇気はあるけど辛抱がたらんというやつがいる。 希望だけで勇気はないやつがおる。 勇気も希望も誰にも負けんくらい持ってるくせに、 すぐにあきらめてしまうやつもおる。 辛抱ばっかりで人生何も挑戦せんままに終わってしまうやつも多い。 勇気、希望、忍耐。 この3つを抱きつづけたやつだけが、 自分の山を上りきれる。 どれひとつが欠けても成就せんぞ。 宮本輝「春の夢」(文芸春秋) |
2015-02-25 |
有料老人ホームに入所していたMさんの部屋には、 アニメのキャラクターグッズにあふれていました。 どれも日本人なら誰でも知っているような有名なキャラクターでした。 高齢の女性がなぜこんなにアニメのキャラクターを好んでいるのか? 実は、それらのキャラクターを生み出したのは、 Mさんの息子さんだったのです。 Mさんの息子さんはとても有名な漫画家で、 その作品はいまでも多くの人に愛されています。 そんな偉大な漫画家を育てたMさんは、 明るくて温和なおばあちゃんでした。 いつもニコニコしているので、施設でも人気があり、 スタッフからも慕われていました。(略) 息子さんは、病気でMさんより先に亡くなりました。 大好きな息子さんを亡くして、Mさんはキャラクターグッズに 囲まれて生活するようになったのです。(略) Mさんは、その後、キャラクターたちに囲まれて 安らかに亡くなりました。 「短所なんかそのままでいいのよ。 短所を直しても、つまらない平均点の人間をつくるだけじゃない。 やっぱり長所を伸ばしてあげなきゃね」 できないところではなく、できるところを見る。 人それぞれの違いを尊重する。 Mさんの言葉は、私の子育てはもちろん、 社員教育にも大きな影響を与えてくれました。 |
2015-02-24 |
息子二人の仲は最悪でした。 Aさんもそのことを気にかけており、 「兄弟は仲良くさせないとダメだよ!」 「比べたら絶対にダメだ!」 「そんなことをしたら、私の子みたいに仲が悪くなってしまうから!」 と、私にことあるごとに言うのです。 (そう言うわけは、以下のことでした) 長男が言うには、かつてのAさんは学歴を重視していて、 学校の成績も兄弟を常に競わせていたそうです。 長男には「次男に負けるな」、 次男には「兄さんに負けるな」と、 ハッパをかけ続けていたのです。 兄弟で一緒に遊んでいると、 「競争相手なのに仲良くするな!敵だと思え!」 と言って、兄弟の関係にも厳しくAさんの考えを押しつけたそうです。 親が子どもに与える影響は大変大きいですから、次第に兄弟は、 本当に敵同士のようになってしまいました。(略) 家族がいても仲が悪い。老後どころか、 自分の死後もそれを引きずらなくてはいけない… 家族がいがみ合うことは、とても悲しいことです。 Aさん一家の骨肉の争いを見て、子どもには争うのではなく、 助け合うように接していくことが大切だと実感しました。 銀行で活躍していたAさんがなぜそんなことをしたのか? おそらく、銀行内での競争が厳しく、自分自身が 苦しんでいたのではないでしょうか。 争うのではなく助け合う。 このことは、会社にも当てはまると思います。 敵ではなくライバル関係のような適度な競争意識は大事だと 思いますが、チームで仕事をした方が、 大きなことが成し遂げられますし、気持ちがいいものです。 |
2015-02-23 |
愛されたいなら、駆け上がらないで「今、愛されたらいい」 愛されたいなら、目の前の現象を「受け入れればいい」 愛されたいなら、「自分から愛していけばいい」 愛されたいなら、「喜ばれる存在」になればいい 愛されたいなら、「頼まれやすい人」になればいい 喜ばれるように生きていれば、いつの間にか 「自分が喜ばせてもらえる」ような 「よき仲間」に囲まれるようになるのです。 |
2015-02-18 |
人間の脳はおよそ150億個の神経細胞によって 形づくられていますが、生まれながらその一つ一つに、 根源的な機能として三つの本能を宿しています。 「生きたい」 「知りたい」 「仲間になりたい」 の三種類です。 生命科学の分野では、 人類が地球上に生き残ることができた最大の理由は、 この三つの本能と優れた言語を獲得したことにあると 考えられています。 |
2015-02-17 |
昔から「好きこそものの上手なれ」 と言いますが、脳科学の見地から見ても、 これは真理であり、持てる才能を発揮するには 「好きと感じる気持ち」が欠かせません。 人間の脳には、興味を持ったり、感動したりしたことほど よく覚え、心がワクワクと動いたときに人間らしい考えを 生み出す機能が備わっているからです。 |
2015-02-16 |
感謝を表す言葉「ありがとう」の語源は、 「それはどこにでもざらにあることではない、 ありがたいことだ」 という思いにあります。 同様に、関西弁の「おおきに!」も、 「それは些細な小さなことではない、大きなことだ」 ということからきています。 どんな状況にも、「ありがとう」「おおきに」と 言い続けていく。(略) 何が起きようと、どんな時も、 「ありがたい!感謝します!」 という言葉を心から言えるようになったら、 あなたの人生に大きな変化が訪れるでしょう。 |
2015-02-13 |
人は、 「してもらう幸せ」をたくさん受けて成長し、 「自分自身に与える幸せ」を味わい、 最終的に「してあげる幸せ」で満足感を得るのです。 あなたの幸せバランスはどうですか?(略) 私は、幸せには、 志を一つにする「志合わせ」 共に協力して仕事をする「仕合わせ」 心から尊敬する師と出会う「師合わせ」 そして自らの使命に生きる「使合わせ」 があると思っています。 幸福の鍵は、あなた自身が握っているのです。 |
2015-02-12 |
相手が怒りをぶつけてきたときには、 相手の根底にある「一次感情」に目を向けてみましょう。 一次感情とは 「悲しい」「困惑」「不安」「焦り」「さしびさ」「心配」 などといったものです。 それに対して「怒り」は二次感情といわれています。 この怒りの根底に一次感情が潜んでいます。 つまり、一次感情が満たされないとき、 怒りの感情が湧いてくるのです。 相手の怒りをおさめるために謝ったり、 「ではこうしよう!」と解決提案する前に、 相手の根底にある感情に目を向け、 「つらかったね」と共感すること(心情理解)をしないと、 真の解決にいたらないこともあります。 これができないと、 「あなたは何もわかっていない!」と言われますし、 これができるようになると、相手はあなたに対して 「わかってくれた!」と信頼感を持つようになります。 |
2015-02-10 |
奥さんの一言を侮ってはいけない。 たとえば、会社が順調な時に、儲け話をもって あなたに近づいてきた人がいるとしよう。 その人物を、それとなく奥さんに見てもらったとする。 この時、奥さんが、 「あの人とは、あんまり付き合わない方がいいですよ」 というなら、素直に従ったほうがいい。 女の勘と俗に言うが、これは往々にしてピタリと 真実を言い当てるものである。 それを聞き入れず、あとになってその人物に騙されてしまった、 というケースは実際に多い。 |
2015-02-09 |
知識自慢の「知恵」足らず 知恵は知識の実戦で培われる 会社をつぶす社長は、知識と知恵のバランスが崩れている。 というよりも、知恵がなく、知識で頭でっかちになっている、 と表現したほうが当たっている。 知識を吸収するのは、別段、むずかしいことではない。 本や新聞を読む、セミナーなどに通う、あるいは 人と雑談しても得ることはできる。 だが、知恵の方はそうはいかない。 知恵とは、学んだことを実戦した結果、 培われていくものであって 外から吸収することなどできないのだ。 言い換えれば、知恵とはその人の、 「興味の対象、心のあり方、頭の使い方」なのである。 |
2015-02-06 |
感情「で」伝えるのではなく、 感情「を」伝える。 感情的になることと、 感情を伝えることはイコールではありません。 感情で伝えるのではなく、 感情を伝えられるようになると、 あなたも相手も、ストレスを溜めずに 付き合える関係になりますよ。 |
2015-02-05 |
身近な人にこそ、照れずに「ありがとう」を伝えよう。 たとえば、奥さんがいつもより時間をかけて 家の掃除をしていたとき、旦那さんに、 「あれ?今日はお客さんでも来るの?」 という言葉をかけられるより 「きれいに掃除したんだね、ありがとう」 と言われた方がうれしいものです。 つくった料理に対して、 無言で食事を食べ終えてしまうより、 「おいしいね、ありがとう」と言われたら、 つくり手は、 「喜んでくれた!またつくろう!」 と思えます。 身近な相手へのたったひと言の「ありがとう」は、 絆を深める魔法の言葉なのです。 |
2015-02-04 |
仕事をしていると、話しやすい人と、 ちょっと苦手だなと思う人がいるものです。 苦手な相手とは、できるだけ接点を持ちたくないのが人情ですが、 仕事上そうするわけにもいかないのが現実かもしれません。 そんな中、仕事を進めやすくするには、 苦手な相手にこそ、《報連相(ほうれんそう)》を こまめに行うことが大事です。 上司や先輩に可愛がられる部下は、 できるだけ相手との接点を多くしようとしている人です。 意外かもしれませんが、できるだけ上司や先輩と 接する機会を増やすのが可愛がられるコツです。(略) 距離を置けば置くほど、《溝》になります。 |
2015-02-03 |
便利なものはつくらないが、 必要なものはつくる。 三鷹光器 中村義一 天体望遠鏡や医療機器で知られる三鷹光器創業者の言葉。 便利なものは我慢できる。 それより「必要とされながら、ないもの」をつくるのが先だ。 たとえば人命に関わる製品だ。 「助けて」と言われて 「困難だから、できない」 と逃げることはしたくない。 この信念で望遠鏡で培った(つちかった)技術を 医療手術顕微鏡に転用、ライカ社との提携など 欧米にシェアを広げつつある。 |
2015-02-02 |
うまくいっている人たちに20年以上にわたって 取材をしてきて改めて感じるのは、 今の状況だけを見つめていても意味はない、 ということです。 人生は積み重ねです。 著名なアーティストはこう言っています。 20代でやってきたことは30代につながり、 30代にやってきたことは40代につながった、と。 おそらく40代は50代につながり、 それは後につながっていく。 あとで挽回する、というわけにはいかない。 だから、一生懸命に生きる意味が出てくる。 それは必ず後につながっていくのです。 |