■2015年02月17日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
昔から「好きこそものの上手なれ」
と言いますが、脳科学の見地から見ても、 これは真理であり、持てる才能を発揮するには 「好きと感じる気持ち」が欠かせません。 人間の脳には、興味を持ったり、感動したりしたことほど よく覚え、心がワクワクと動いたときに人間らしい考えを 生み出す機能が備わっているからです。
まゆの感想
そして、この「好きこそものの上手なれ」のしくみは、
脳のこんな働きからだそうです。 「私たちが何かを見たり、聞いたりしたとき、その情報は、 目や耳の神経を通って、脳の後頭部にある視覚中枢、後頭、 側頭葉にある聴覚中枢に伝わります。 次いでその情報は、脳の中心部に位置する「A10神経群」と 呼ばれる部位を介して、されに頭の前のほうにある 前頭前野に向かうのですが、じつはこのA10神経群を 通過する間に「面白い」「うれしい」「ワクワクする」と いった感情が自然と生まれるしくみになっています。 たとえていうなら、情報に「気持ちのレッテル」が 貼り付けられるようなイメージです。 A10神経群でレッテルを貼られて送り出された情報は、 前頭前野でそのレッテルをもとに認識、判断されますが、 なかでも脳が興味を持ったり、好きになったりした情報は、 さらに自己報酬神経群(自分自身に報酬=ごほうびを与えることに よって機能する神経細胞群)を介して脳内を何度も駆けめぐり、 新しい考えを生み出します。 「好きだからもっと知りたい」 「面白いからもっと覚えよう」 とモチベーションが上がり、その情報について「考える」 思考のプロセスが働くわけです」 だから、学校の勉強や、仕事も、 授業や仕事の内容に興味が持てるか否か、 さらにはそれを教えてくれる先生や上司、 会社が好きか嫌いかによって、本人の学習意欲や思考力、記憶力 仕事に対する取り組み方が左右されるとか。 「好き」「面白い」「うれしい」「ワクワクする」 という気持ちは、人間にとってとても大切なのですね~ |
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