■2015年02月27日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
ほとんどの人は「損をしたくない」と思って生きてますよね。
だけど、そういう生き方をしていると、自分でも気がつかないうちに ずるくなったり、意地悪になったりしやすいと思うの。 だって今の世の中がそうでしょ? みんなで得しましょう、損をしたい人は勝手に苦労しなさい っていう仕組みになってますよね。 幸運もお金も人のあいだをぐるぐる回っているんだから、 すべての人が一緒に得をするなんてあり得ないんですよ。 幸せになりたいなら、進んで損をしたほうがいいの。 人と付き合うときは、率先して損な役回りをすると、 誰かが幸運を持ってきてくれます。 自分のために損をした人がいたら、うれしくなるでしょ。 だから人間関係が円滑になるし、一緒に仕事をするときも、 信頼関係が早く結べるんです。 かといってなにか見返りを求めて損をしたり、 相手にとって負担になるような極端なことをしちゃダメ。 このあたりはバランスを考えて行動しないと運にならない。 僕の場合、なにか事を興すときは必ず損から入ります。
まゆの感想
欽ちゃんの考え方や生き方は、本当にすごいなぁと思います。
実戦の人、それを継続してやってきているからです。 今日のことばの「損から入る、損をしが方がいい」でも、 いろいろなエピソードはありますが、例えば、 高校時代に洋食屋さんでのアルバイトの話があります。 洋食屋さんの女主人が、3人のアルバイト学生に、 「仕事は3つあるの。キャベツを切ったりカツを揚げる仕事。 配達、皿洗い、どれにする?」と、聞いたそうです。 欽ちゃんは迷わず、みなが避けようとする「皿洗い」にしたそうです。 そして、皿洗いをはじめたら、店にあるタワシじゃ全然落ちなくて、 自分で20円だして、金属のタワシを買い、いつもお皿とお鍋を キレイにしていたそうです。 これを続けていたら、店主に呼ばれて、 「萩本君、よかったら卒業するまでうちで働いてくれない?」と、 言われて、一人だけその後もアルバイトを続けることができたそうです。 そのとき思ったそうです。 「自分から損をしたり、一生懸命やっていれば、 やっぱりだれかが見ててくれるんだって。 損から入って一生懸命やろう、と思った」と。 そしてその後、これをずっと守ってきて、 だから自分は「運がいい」と、思っているそうです。 「損からはじめる、損から入る」「損をおそれない」 「得ばかりを求めない」「得したら損もする」など、 「得と得では、運が回ってこなくなる」など、 とても勉強になった本でした。 |
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