■「今日のことば」カレンダー 2016年11月■
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2016-11-30 |
聴き上手であることは、 決して何でも受け入れる人になることではありません。 人との会話、人間関係を築く際に、感情は湧いてくるものです。 たとえば話を聴いていて、 「これは許せない」というような場合に出くわしたとき、 人からひどい仕打ちを受けたときなど、 怒りの感情があらわになることがあります。 こんなとき、自責や後悔の念が出ることがありますが、 破壊的な結果を招かない限り、自分を許してもいいと思います。 私たちは、いつも「いい人」でいる必要はないのです。 そもそも、完全な人間なんて、現実にはどこにもいないのです。 時には感情的になってしまうのもいいのではないでしょうか。 あとで冷静になってフォローすればいいのです。 |
2016-11-29 |
記憶よりも記録に頼ろう 「エピングハウス忘却曲線」という有名な実験があります。 それによると、人はいったん記憶した内容を 20分いないに42% 2日後には 66% 6日後には 75% 忘れてしまうというのです。 たとえば、上司から指示を受けて、いったん覚えているつもりの内容も、 20分経過すると半分近く忘れてしまうのです。 これは指示を出した上司の側に言えることです。 このような事実を知ると、記憶がいかにいい加減か、 そして「記憶よりも記録」に頼るべきかわかりますね。 聴き上手を徹底させていくには、ぜひ 記録をとるクセをつけましょう。 「たしかこうだったはず」とあいまいなやりとりをするよりも、 「こうです」と記憶したことを見せられるほうが ずっと説得力があります。 |
2016-11-28 |
「頭のいいメール」とは? 1)リマインド言葉 何にカンする話なのかを、相手に思い出させるための言葉が 最初にきます。 「……の件ですが」といった表現になります。 2)現在地 現在の状況を説明します。 「現在……の状況です」といった表現になります。 3)方向性 今後、どうするのかどうなっていくのかについて説明します。 「今後……となる予定なので、……しようと思っています。 また動きがあれば、お知らせします」 といった表現になります。 つまり、メールでは、 「過去」「現在」「未来」を確認するということです。 |
2016-11-25 |
ひとりではかかえきれないほどの重荷を 背負っている人がいたら、ときにはその重荷を ちょっと肩からおろすことも大事だと教えてあげよう。 そしてもしあなた自身が 口元をいつも引きしめているなら、 「食いしばった口元も、たまにはゆるめなきゃ」 と呪文がわりに唱えてみよう。 これを幸運のお守りにして、必要になったら、 いつでもとり出して言ってみてほしい。 |
2016-11-24 |
伝わらないのは、「はなす」だけの問題ではない。 まずは「伝えたい!」というパッションがあるかないか。 「伝えたい」という意欲もないのに、なぜ伝わらないかなんて論外。 「こんな大切なことなんだから、伝えたい!」という 気持ちになるくらい、伝える対象を大事に見つめてください。 伝えたい気持ちがあるという前提のもと、 次に必要なのは発信する「はなす習慣」。 「はなす」だけでキチンと伝わればOKです。 でも、伝わらない場合がありますよね。 そんなとき、次に必要なのが話を「きく習慣」。 一方的な発信だけでは、相手に伝わらない場合、 相手に発信を促し、相手からの発信を受け止める必要があります。 このように「きく」という双方向の対話を通して、 メッセージが伝わればOK。 でもまだ伝わらない場合があります。 「はなす」「きく」といった対話を通しても、まだ伝わらない。 この場合に必要なのが「みる習慣」。 お互いの思い込みや先入観が、 「伝わる」邪魔をしていることがあります。 こうなると、頭と心のギャップどころではなくバリア(=障壁)です。 この関係の場合、何を言っても訊いても伝わらない。 さらに悪化するという可能性が大です。 「みる」ことを通して、見方と見え方を変える必要があります。 |
2016-11-22 |
一度、相手を尊重してずっと見続けてみてください。 いい悪い、賛成反対、好き嫌いではなく、 「ふーむ、そう思うのか」と、 ただ相手の言っていることをそのまま受け止めてみるのです。 できれば、 「それって、すごいかもしれない」 というように、反対意見を新しい視点として楽しむ。 逆張りをして、なぜそう思うのだろう?と、 その人の視点を想像してみる。 そうすると、 たしかにまったく反対の意見にも一理ある、 ということに気がつきます。 |
2016-11-21 |
能力もそこそこあり、努力もしているのに、 うだつの上がらない人々に、桐山管長は注目します。 そういう出世できない人は、性格の悪い癖に 邪魔されていると指摘します。 で、この癖がやっかいなのは、自分ではわからないんです。 でも周囲の人々は見ているんです。 ひと言多い。 口が軽い。 陰口を言う。 意地が悪い。 嫌味や皮肉を言う。 自慢話ばかりする。 偉そうにふるまう… それらは性格から悪い癖で、他人にとっては不快に 思うことばかりですから、その人に好意を持つわけがありません。 悪い癖の持ち主は当然上手くいかなくなるのです。(略) 頭がよくて、能力があったなら、なおのこと 人から好感を持たれるように努めなければなりません。 そのためには、自分中心から相手中心に考え方を 変えてみることです。 |
2016-11-18 |
変化をほめる。 別にほめなくてもいいのだ。 帰った瞬間、「おっ、髪切ったね」 と言えば、それで十分ほめ言葉になる。 つまり人は、 「変化」を認められると、 それだけで嬉しいものなのである。 なぜかと言えば、 「変化を認める」ということは、 その人に関心を持っているという何よりの証拠だからだ。 自分のことに関心を持ってもらって、 嬉しくない人はあまりいないだろう。 逆に言えば、 「変化に気づかない」ということは、 関心がない、ということだ。 奥さんが怒るのも無理はない。 |
2016-11-17 |
桐山管長は、 「難しい仕事をするときには、その仕事を呑んでしまえ」 と言っています。 「とてもそんなことはできないなんて思うのは、 仕事に呑まれてしまっている」とも。 難しいアドバイスに聞こえるかもしれませんが、 呑んでしまうとなぜいいかをこう語っています。 「こんなこと何でもないさ。 オレならできると思うと、結構、知恵が出てくるんです。 勇気が出てきて何とかなるものです」と。 客観視できるということしょう。 呑んでしまうことによって、 いままで見えなかったものが見えてきます。 見えたらしめたもの、 あとは落ち着いて仕事に臨めばいいのです。 |
2016-11-11 |
お金や貸したものを返してもらいたいときの言い方。 「返してほしい」ということだけでなく、 「ケチな人だと思わないでほしい」 ということも同時に伝えるのです。 もちろん、 「お金を返してほしいけれども、ケチな人だと思わないでね」 などというのは、おかしいですから、言い方としては、 「今月ちょっとお金がピンチだから、この前のお金返してくれる?」 小銭であれば、 「今日小銭を忘れちゃったから、この前のお金を返してくれると ありがたいんだけど」などという形になるでしょう。 本の場合は、 「あの本、○日に別の友だちに貸す約束をしたから、 それまでに返してくれる?」などと言えばいいでしょう。 もちろん、「お金がピンチ」「小銭を忘れた」「友だちに貸す」 というのは、「嘘も方便」であって、事実である必要はありません。 単に、「私がケチだから返してほしいのではなく、 事情があるから返してほしい」ということを伝えるためには、 よいやり方だということです。(略) 「その本を友だちに貸すから返してね」と言えば、 本を返してもらるし、お互いのメンツも傷つかないわけですから、 「ケチだと思われずに、本を返してほしい」という望み通りになり、 状況をかなりコントロールできている感覚になるはずです。 |
2016-11-10 |
話し合いというのは簡単ではありません。 それは、会話というのが、常に攻守入れ替わる サッカーのようなものだからです。 一瞬も気が抜けませんし、攻めて(話して)いたと思っていたら、 いつの間にか攻められていたしします。 だからこそ楽しいのですが、そのうち隙を見せないように、 お互いにどんどん早口になり、相手のことを聴かずに、 ただ自分が言いたいことを話すだけの、 一方的な「伝達」になってしまいます。 |
2016-11-09 |
友人が、自分が幼稚園のときのエピソードを聞かせてくれた。 「父親が出勤する前、おれにシュークリームを買ってきてくれる 約束をしたんだ。 朝から待ち遠しかったが、父親はなかなか帰ってこない。 ようやく遅い時間に帰ってきたと思ったら、なんと手ぶらだった。 急用で1日中忙しくて買う時間がなく、明日買ってくるという ことだった。 おれは「お父さんの嘘つき!」と怒って、父親にかみついた。 すると父親は疲れているのに、再びシュークリームを買いに 出かけていったんだ。 当時は今のように遅くまで開いている店はなかったから、 探すのに苦労したはずだ。 どうにかこうにかシュークリームを持ち帰り、眠りかけていた おれに食べさせてくれた。 仕事で疲れきっていたんだろうけど、おれとの約束に こだわってくれたことが、すごくうれしかったなぁ」 友人の心に刻みこまれた父親の行動が、その後の人間形成に 大きく影響を与えていることを十分に理解できる話だった。 |
2016-11-08 |
「何をやろうか?どうしようか?」 「新しいことを始めようか?どうしようか?」 と迷ってしまうことがあると思います。 やりたい思いとやれない理由のバランスが とれているのかもしれません。 どちらか一方が明らかに重ければ、心は揺れずにすむはずですから。 そんな時には、「やれるように考えよう」と、 わざとやりたい方向に心のアクセルを踏んでみることで 動き出せる場合があります。 一つの考え方は、 「やりたい気持ちを大切にしよう」と、 自分のやりたい気持ちを再認識することです。 具体的には、それをやることで得られるものを 想像してみることです。 たとえば、望みが叶った場合、得られるもの、 まわりの人の反響などを、より具体的にイメージすることで 幸せな感じを予感出来れば、それだけやりたい気持ちが増し、 動き出せることがあるでしょう。 迷った時に、バランスよく考えてばかりいないで、 自分のやりたい気持ちを大切にして、 やれる方向で一度考えてみるといいのです。 |
2016-11-07 |
一つの幸せ、もしくは、 一つの不幸にとらわれている人がけっこういます。 たとえば、 「○○たら、幸せになれる」 「○○にならないと、幸せになれない」 「××だから、幸せになれない」 のように思い込んでいるような人です。 一つの幸せにとらわれている人は、幸せになりにくいでしょう。 一つの幸せにとらわれていると、他の幸せになかなか気づけません。 その幸せが得られない限り、幸せになれません。 その幸せをあきらめた時、絶望してしまうかもしれません。 「幸せはたくさんある」 と思える人は、幸せになりやすいのです。 幸せはたくさんあると思えれば、 いろんな幸せに気づきやすいでしょう。 一つの幸せが得られなくても、他の幸せを探すことができるのです。 一つの幸せを失うことがあっても、まだ他の幸せが 残っていることがわかるはずです。 自分が生き方に迷った時や、「不幸だ」と思った時や、 「幸せになれないんじゃないか」と思った時などに、 「幸せはたくさんある」と思い起こすことができれば、 心が幸せ向きになれるのです。 |