■「今日のことば」カレンダー 2010年7月■
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2010-07-29 |
あなたの隣りで黙々とパソコンに向っているその人は、 何がやる気のもとなのでしょうか? ぜひ、聞いてみてください。 思いがけない答えが返ってきますから。(略) 学習塾を大きなチェーンにまで育てあげた役員の一人は、 「トラブル」と即答しました。 「トラブルが起こると、ほおら来た、来た、来た!と、 熱烈歓迎することにしている」そうです。 他人には想像もつかないたいへんな困難、多くのトラブルに 屈することなく、逆にやる気のもとにして、 切り抜けてこられたのでしょう。(略) あるメーカーの社長(当時)は、「借金」と怒ったような 表情で答え、場が一瞬し~んと静まり返りました。 その会社は多額の債務で話題になっていたのです。 次の瞬間、パッと笑顔になって、 「…を返そうとがんばること、ですね。 応援よろしくお願いします」 と、答え、拍手を浴びていました。 その人らしい、そして少し意外な一面が出てきて、 たいへん楽しい会話が展開できます。 |
2010-07-28 |
20万円の給料で貯められない人は、 30万円になっても貯められないのが一般的である。 初めから18万円しか無いものと思って、 貯めるようにすることが肝心である。 時間にしても同じである。 8時始業の会社で遅刻する社員は、 「うちの会社は早すぎます。8時30分なら遅刻しません」 などと言うが、そうではないのである。 「理屈と膏薬(こうやく)はつけるところにつく」、 できない理由を探すより、できる方法を考えるとしよう。 |
2010-07-27 |
部下が悩んでいても、組織の正論で叱咤激励し 理解しようともしない。後輩が悩みを打ち明けても、 立派なアドバイスでそれから逃れようとする。 同僚の顔色が悪くても、悩みを聞く羽目になることを 怖れて声をかけようともしない。 妻(夫)や子どもの様子がいつもと違っていても、 忙しいのを口実に向き合おうとしない。 これらは、厳しさではなく「冷たさ」です。 そうした中で、聞いてくれない人に怒りを向け、 嫌いたくないのに嫌悪し、寂しさをつのらせていくのです。 人の心を聞けないこの社会を変えてゆかなければ、 いくら環境が整備され物質が満ちあふれたとしても、 人は幸せにはなれないのではないでしょうか。 |
2010-07-26 |
仮に、AからBに変えれば大きな成果が出ることが 明らかな場合、ほとんどの人がやり方を変えます。 しかし、Bに変えたほうがよいことはわかっていても、 結果にほとんど差がない場合、それでも、 あえてやり方を変える人はそんなにいないものです。 私は、ほんの少しでも「いい」と気づいたことは、 その場でBに変えるようにしてきました。 もちろん、実際に変えてみて、 「よくない」とわかることもあります。 そんなときには、元に戻すか別なやり方を考える。 このように、常に掃除のやり方を工夫してきました。 気づいたことを面倒くさがらずに、 処理していますと、さらに大きな気づきに出合います。 その気づきが、次の工夫につながります。 問題は、工夫など、気づいたことをすぐ試してみるか。 それとも、面倒くさいからといっていままでのやり方で そのまま続けるか。ほんの少しの差ですが、 数年続けると大きな差となって表れてきます。 |
2010-07-23 |
「都合の良い話」は、誰でも楽に聞けるものです。 それゆえ、「都合の悪い話」を聞いたときにこそ、 相手は心を開いて深い真実を語ってくれるようになります。 なぜならば、相手は都合の悪い話を聞いている、 こちらの辛さをどこかで感じ取り、同時にそれでも、 受け入れてくれることに温かさを感じるからです。 つまり、都合の悪い話を聞くことは 「愛情を伝える」ということです。 |
2010-07-22 |
《お知らせ》 本日、紹介した本の中に出てくる会社の一社を 本日分の「ぼちぼち日記」で紹介しています。 よろしければ、読んでみてくださいね。 こちらから→「日本でいちばん大切にしたい会社」 景気は与えられるものではなく、創るものです。 お客様が喉から手が出るほどほしい商品を創り、 提案すればいいのです。 それを創り、売る会社の規模が大きかろうが小さかろうが、 あるいはその商品がハイテクだろうがローテクだろうが、 お客様には関係ありません。 この活動は、どんな業種にもどんな企業にも当てはまります。 私のまわりには、20年も30年も 増収増益を続けている会社がたくさんありますが、 それらの会社を見てつくづく思うのは、 やはり景気は与えられるものではなく、 自分の力で創るものだ、ということです。 |
2010-07-21 |
「苦手な人と向き合うときは、最初から、あまり期待しない」 みなとうまくやっていける人なんか、いるわけがない 「そこまで他人の目を気にする必要はない」 人はあなたが思うほど、他人のことなど気にしていない 「友達はたくさんいるほうがよい、という幻想から卒業する」 知合いの数が人間関係のスキルを物語るわけではない 「みなと同じように振る舞うことに、とらわれすぎていないか」 奇をてらうのではなく、信念を持つことが大事 「逃げのウソをつくと、疲れるだけ」 ありのままの自分でいるほうが、ゆとりある対応ができる 「ひとりで過ごす贅沢な時間を味わう」 大切な答えは、ひとりの時間に見つかることが多い 「ひとりでいられないのは、心のどこかに不安があるから」 ひとりでは心細い、と思うから心細くなる 「重い、面倒な人間関係を、避けすぎていないか」 軽さ、楽しさだけを求めていては、いい人間関係はつくれない 「つねにポジティブ、ポジティブと自分にプレッシャーを かけていないか」 がんばれ、より、ドンマイのほうが心に染みるときがある 「自分のいいところだけ数えあげ、 思い切り甘い点をつけてしまう」 世の中は十分厳しい。 そのうえ、自分には、厳しくではつらすぎる。 |
2010-07-20 |
人間は善いことをすると喜びを感じて エネルギーが湧いてくるが、 善くないことをすると、心が沈んで、 自尊心が低くなるという罰を受ける。 基本的に人間は悪いことをすると エネルギーを奪われ、自分が苦しむことになる。 それを忘れないことだ。 そして自分をじっくりと、厳しく、誠実に見つめ、 いろんなことがうまくいかないとしても 人のせいにしてはいけないと肝に銘じること。 現実を変えるのはあなた自身だ。 人生を決定する力は、それが自分の中にあると 気づいた者に湧いてくる。 |
2010-07-19 |
「乗り越えたから笑ったのではなく、 笑ったから乗り越えられた」 と思いたい。 言いかえれば、 「いいことがあったから笑うのではなく、 笑っているからいいことがある」 と考えていきたいのです。 今、私たちができること、それは、 ひとりひとりが温かい笑顔をもつこと。 |
2010-07-16 |
幸せには三つあるといわれます。 ひとつ目の幸せは「してもらう幸せ」 赤ちゃんのとき誰もが、お腹が空けば泣いたし、 オムツが濡れれば泣きました。 すると、おかあさんが飛んできて、おっぱいを含ましたり、 オムツを替えてくれました。そのとき、私たちは幸せでした。 これが「してもらう幸せ」です。 ふたつ目は、自分で「できる幸せ」 字が書けるようになった、一人で自転車に乗れるようになった、 サッカーがうまくなった、なんでも自分でできるようになると、 偉くなった気がしてうれしいものです。 これが「できる幸せ」です。 そして最後は、人に「してあげる幸せ」 人に物を差し上げる、何かして差し上げる、相手の喜びを わが喜びとする、そんな人は、人から好かれ頼りにされます。 「してあげる幸せ」は、三つの幸せのなかでも最高の幸せです。 私たちも「してもらう幸せ」から「できる幸せ」へと進み、 そして「してあげる幸せ」を味わえる人生を送りたいものです。 |
2010-07-15 |
ゴミを拾っていて感じることは、 ゴミを捨てる人は捨てる一方。 まず、拾うことはなしないということです。 反対に、拾う人は無神経に捨てることもしません。 この差は年月がたてばたつほど大きな差となって 表れてきます。 人生はすべてこうしたことの積み重ねですから、 ゴミひとつといえども小さなことではありません。 いつも「志は高く、実践は足元から」 この姿勢こそが大切な心構えです。 第一、足元のゴミひとつ拾えぬほどの人間に、 何ができましょうか。 |
2010-07-14 |
「何を言いたいのかよくわからん」 あなたがもし、仕事でそんなふうに言われることが多いなら、 まず次の3つのポイントをはっきりさせるようにしてください。 1.何の話か 2.なぜ今か 3.どうしてほしいのか 話す人の頭の中には、話したい「何か」がありますが、 話を聞かされる側にはそれがありません。 もし、あなたが「何か」を伝えようと思うなら、 相手があなたの話を理解するために、どうしても必要な 情報を伝える必要があります。 それがこの3つなのです。(略) 人に何かを伝える時、まずは話の概要について理解してもらい、 話の重要度や緊急性を伝えてから、話を聞いてもらった後に 相手にどうしてほしいのかを言います。 |
2010-07-13 |
不思議なもので、「これは失敗なんだ」と自分の失敗を 認めることができた瞬間から、状況が一変します。 レンズのくもりが晴れたように、 いろいろなものが見えるようになるのです。 失敗と正面から向き合うことではじめて、 いまどういったことがどういったシナリオで起こっていて、 それによってどのような問題が発生しているかとか、 今後どのような展開をしていくかなど、 見えてくるようになるのです。 そうなった段階で、人はようやく「失敗後の対処」という 次のステップに進むことができます。 裏を返せば、失敗を失敗と認めないうちは、失敗後の対処など 考えることができないし、悪い現象を前にして、 何一つ手を打つことができないのです。 だから、失敗にうまく対処するには、 自分の失敗を認めることが大切な第一歩なのです。 |
2010-07-12 |
陶芸家の河井寛次郎先生は、 一人光る。 みな光る。 何も彼も光る。 という言葉を言っています。 職場の中でも、みんなでやろうなどといわなくても、 私一人、まずコツコツとやる。 そのひたむきな姿に共感者が現れてきて、 いつの間にかみな光る。 そして、されにそれを徹底して継続をしていると、 何もかも光るようになる。この順番です。 人間は義務でやらなくてもいいことがどれだけやれるか、 ということが人格に比例していると思います。 |
2010-07-09 |
「根深ければ葉繁し」というやさしい言葉がありますが、 いずれにしても根が先です。 ところが、根のほうはどうしてもやりたくない。 地下でいくら努力しても人に認められない、 わかってもらえないということで、張り合いがない楽しみがない。 すぐに認めて、ほめてくれないということで、 つい根を放っておいて木を伸ばそうとして失敗した人が、 世の中にたくさんいます。 私はそうすれば失敗するということを よく知っておりますから、とにかく根を深く広く張ると いう努力だけを今日までしてきました。 結果としてそれが今日、大変大きな力になっております。 この張り合いのない、楽しみのないことに、 どれだけ耐えられるかということ、 これに耐えられないようだったら、 私は駄目だと思います。 |
2010-07-08 |
《お詫び》 昨日、ことば中でぼちぼち日記「3つの化粧品」の話を 紹介しましたが、半端なアドレスを紹介してしまいました。 失礼いたしました…こちらからだと続きも読めます↓ 「3つの化粧品」 よろしくお願いいたします。 どんなに素晴らしいアイディアもコンセプトも、 相手に伝わらなければ、ゴミ同然です。 コミュニケーションは、相手に伝ってはじめて価値を持ちます。 とても相手が受け取れないような悪送球をしておきながら、 こんなに言っているの、なぜわからないんだ!と怒ったところで、 相手が受け取れないという事実には変わりません。 キャッチボールが続かないという事実は変わりません。 相手が受け取れないのは、あなたの送球が 相手に合っていないからです。 相手が聞かないとしたら、 あなたの話す能力が及ばないからです。 話す能力とは、相手の聞く能力を高める能力なのです。 |
2010-07-07 |
心からの100%の笑顔は本物で、20%のつくり笑いを ニセ物と思う人も多いでしょう。 でも20%と言っても、 100%にとりあえず20%は近づいているのです。 本人があきらめない限り、20%が30%、40%、50%と パーセンテージが増え、100%に到達していきます。 途中であきらめないこと。あきらめると、 「笑(しょう)が無い」といって、笑顔を失ってしまいます。 たとえはじめはつくり笑いでも、相手がそれに応えて 笑顔になればいいのです。 「今日はつくり笑いだったのに、あの人は心地よい笑顔で 返してくれた。よかった、ありがとうございます」 と、感謝の心が芽生えたとき、つくり笑いが本物の真の笑顔へと やがて変っていくでしょう。 |
2010-07-06 |
《チャンスだね》 井手 愛 悪口言われてしまいました。 チャンスだね、チャンスだね 優しくなれるチャンスだね ケンカをしてしまいました。 チャンスだね、チャンスだね 絆が深まるチャンスだね 作り上げたモノがこわれてしまいました。 チャンスだね、チャンスだね 新しいモノが作れるチャンスだね がんばったけど失敗しました。 チャンスだね、チャンスだね 目標がもてるチャンスだね 勝負に負けてしまいました。 チャンスだね、チャンスだね くやしさを知るチャンスだね 失恋してしまいました。 チャンスだね、チャンスだね 次の恋に出会えるチャンスだね お母さんに怒られてしまいました。 チャンスだね、チャンスだね 愛を感じれるチャンスだね たくさんのチャンスを見逃してしまいました。 チャンスだね、チャンスだね 次のチャンスにすぐに出会えるチャンスだね |
2010-07-04 |
小さなことにも、心が平衡感覚を失ってしまうのは、 地に足がついていない証拠。 必要以上に、背伸びしていないだろうか。 どんなに背伸びしても、 いまの自分以外の自分にはなれっこない。 逆に自分を過小評価して自信を失っている場合も、 足下は揺らいでしまう。 ありのままの自分でいい。 本当の自分を丸ごと受け入れたとき、 着実に成長して行くための 出発点に立つことができるのである。 |
2010-07-02 |
どんな結果が出ようと、 そこで終ってしまうということはめったにない。 その先へ、さらに先へと人生は続いていく。 つまり、そのとき、得られた結果は、失敗ではなく、 「単なる結果」のひとつにすぎないということなのだ。 期待どおりの結果が出なかったとしても、それが結果だ。 そう受け止めるクセをつけよう。 「結果」はつぎに向う「出発点」になる。 「失敗」だと思うとそこで止まってしまうが、 「結果」からは、しばらくたつと、 つぎに向う新しい芽がでてくるものだ。 |
2010-07-01 |
仏教で「和顔愛語」という言葉があります。 和やかな顔で、情を込めて語りかける。 これはお布施のひとつなのだそうです。 お布施とは、見返りを求めない善意のことです。 人付き合いにおいては、 この「和顔愛語」さえ心がけておけばよいでしょう。 これだけで充分、「他人を喜ばせる」ことになり、 ひいては「他人から愛される」ことになるのです。 「たったそれだけのことでよいのか」 と思われるかもしれませんが、つねにこれを心がけるのは、 相当むずかしく、強い精神力が要求させることです。 せっかくにこやかに話しかけても、 相手は不機嫌に応答してくるかもしれません。 しかし、それでもよいのです。 見返りを求めてはお布施になりません。 自分が、自尊心と誇りにかけて「和顔愛語」を実践したなら、 相手の反応がどうだろうと、たいして気にはならないはずです。 |