■2010年07月27日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
部下が悩んでいても、組織の正論で叱咤激励し
理解しようともしない。後輩が悩みを打ち明けても、 立派なアドバイスでそれから逃れようとする。 同僚の顔色が悪くても、悩みを聞く羽目になることを 怖れて声をかけようともしない。 妻(夫)や子どもの様子がいつもと違っていても、 忙しいのを口実に向き合おうとしない。 これらは、厳しさではなく「冷たさ」です。 そうした中で、聞いてくれない人に怒りを向け、 嫌いたくないのに嫌悪し、寂しさをつのらせていくのです。 人の心を聞けないこの社会を変えてゆかなければ、 いくら環境が整備され物質が満ちあふれたとしても、 人は幸せにはなれないのではないでしょうか。
まゆの感想
冷たい社会、そんな中にはいたくないし、
冷たい人はいやだ、そんな人にはなりたくない、 と、思っているけれど、気が付けば、そんな中に、 入り込んでいる自分を感じる。 そして、ときとして自分を「冷たい人間」だと感じる。 そんなときは、だいたい「ゆとり」をなくしているときで、 このごろは「ゆとり」がなくなってきていると感じている。 今の時代は、やるべきことが多くて、 やらねばならないこと(と自分が思っていること)が多くて、 それらに追われ、心も体も「ゆとり」をなくしてしまっている。 そして、傍らの人の話もゆっくりと聞けなくなっている。 ときどき、「ゆとり」をなくしてしまってまで、 やらなくてはいけないことってなんだろう、 あれも、これも、本当には必要なことだろうか、 そんなことより、大切なことがあるのではないか、と考える。 けれど、答えを見つけるまもなく、次のことに追われていく。 そして、知らずに「冷たく」なっていく… これでは、いけない。 人間として、あたたかさややさしさを失いたくないから、 ゆとりをなんとか取り戻していきたいと思う。 |
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