■2010年07月14日の「今日のことば」■
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「何を言いたいのかよくわからん」
あなたがもし、仕事でそんなふうに言われることが多いなら、 まず次の3つのポイントをはっきりさせるようにしてください。 1.何の話か 2.なぜ今か 3.どうしてほしいのか 話す人の頭の中には、話したい「何か」がありますが、 話を聞かされる側にはそれがありません。 もし、あなたが「何か」を伝えようと思うなら、 相手があなたの話を理解するために、どうしても必要な 情報を伝える必要があります。 それがこの3つなのです。(略) 人に何かを伝える時、まずは話の概要について理解してもらい、 話の重要度や緊急性を伝えてから、話を聞いてもらった後に 相手にどうしてほしいのかを言います。
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たとえば、こんな感じだそうです。
「1.課長、先週のA社との商談の件ですが(何の話か) 2.今週末までにこちらからプランを提案する約束になって いたので、ドラフトを作ってみました(なぜ今か) 3.お時間のある時に、確認していただけますか (どうしてほしいのか) このうち、 1.がないと、他の仕事で頭がいっぱいの時、この課長は、 「それ、一体何の話だっけ?」と聞き返す必要が あるかもしれません。 2.がなければ、「それは、どれくらい急ぎなの?」と 忙しい課長ならムッとしながら言うかもしれません。 3.がなければ、きっと多くの課長は、 「で、どうしたらいいの?」「どうしてほしいの?」 と答えるでしょう」 「何の話か、なぜ今か、どうしてほしいのか」 これが、説明の3大ポイントだそうです。 確かに、相手からこの3つを押さえて話してもらえたら、 こちらもわかりやすいし、対処しやすいと思えます。 しかし、人には、話しの方のクセがあったり、 どうしても自分の思いが先立ってしまったりして、 この3つのうちのどれかを、抜かしたり、先に話たり、 強調したりしてしまい、その結果、相手に素直に伝わらない、 何を言いたいのかわからない、ということになりがちです。 仕事だけでなく、誰かに何かを伝えたいときには、 この3大ポイントをきっちりと押さえていきましょう。 |
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