■「今日のことば」カレンダー 2011年7月■
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2011-07-29 |
私の知人の話だが、ある人が60歳を機に翻訳を始めた。 それも、漢方医学の膨大な資料を、80歳までに訳そうと思った。 コツコツやっていたが、なかなか進まない。 そのうちに、そのことを知った人たちが協力を申し出て、 2冊の本を出すことができ、いまは3冊目に向けて、 がんばっている。 これも「好き」という気持ちから始まったことである。 作家になりたい、音楽家になりたい、 自分が好きな事業を始めたい、 徹底して人に尽くすボランティアをやりたい…。 人はそのとき初めて、自分の中に眠っている個性に気づく。 人生というものは、これからでも変えられるのである。 自分の「これが好きだ」という感覚を大切にすること。 ここから信念が生まれ、それが「言霊」となり、 奇跡の誕生をも呼び込むのだ。 |
2011-07-28 |
焼き尽くすような大きな火よりも、 暖めるほどの小さな火のほうがよい。 (スコットランドのことわざ) 本当の宝物は無人島でようやく発見した金銀の財宝ではない。 本当の宝物は海辺でひろった貝殻、粘土で作ってもらったゾウ、 遠足の朝に握ってもらったおむすび。 ささいで小さいから宝物なのではない。 愛がこもっているから、 その愛で心が暖まるから、宝物になるのだ。 心を暖めるものは物にかぎらない。 手をそっと握ってあげること。 やさしい眼差し。 安心させる言葉。 身のまわりの世話。 ただ会うだけでも、それは人の心を暖める小さな火となる。 |
2011-07-27 |
人生であなたが出合う人は、 すべてみんな自分の師だと思いなさい。 他人の行動をとやかく批判せずに、 人はあなたを映すものだと考えて、 他人から何か学べることはないかとみずからに 問いかけてみなさい。(略) 無関心でいたいと思いながらも、 つい反応してしまうのは、 あなたの心に何かひっかかるものがあるからだ。 それは相手の問題ではなく、 あなたが学ばなければならないものなのである。 |
2011-07-26 |
「桃栗3年、柿8年、柚(ゆず)は9年で成りさがり、 梅はスイスイ13年、梨はゆるゆる15年、 梨の大バカ18年、ミカンのマヌケは20年」 文頭の「桃栗3年、柿8年」の部分は、 誰でも聞いたことがあるのではないでしょうか。 また、その後の文章や意味は、地方によって、 多少変わってくるようなのですが、 それぞれの植物が種から実を実らせるまでの年数は、 人間が成功するまでどれくらいの時間がかかるかを 例えているものだとも言われています。 努力した人は3年でi一人前になる。 ちょっとだけ努力した人は8年で一人前、 普通の人は、9年で一人前…努力しない人は18年、 さらにマヌケは20年かかってやっと一人前だよ! ということだそうです。 このように、昔の人は自然と人間を重ねた言葉を多く生み出し、 その中にはさまざまな成功の秘訣も隠されています。 |
2011-07-25 |
成功法則本に、 「トイレ掃除をするとお金持ちになれる」とか、 「大富豪と呼ばれる人たちはトイレ掃除だけは自分でする」 という話がありました。 しかしこれも、「本に書いてあったから」「あ~面倒くさい」 「やりたくないな~」「無理にでもやらなければ」といった 気持ちでやっていては、実はあまり意味がないのです。 きっとあなたは、この情報を手にしたとき、 『トイレ掃除=お金が入ってくる』 という言葉をまるで魔法のように捉え、初めのうちは、 意気揚々とトイレ掃除に励んだことでしょう。 しかし、一週間経っても一ヶ月経っても、いっこうにお金が 入ってくる気配はせず、だんだんトイレ掃除をしていることが 面倒くさくなり、やめてしまったことでしょう。 考えてもみてください。 もし『トイレ掃除=お金が入ってくる』であるなら、 ビルのトイレ掃除をしているおばちゃんは 大金持ちになっているはずです。 では、どうして『トイレ掃除=お金が入ってくる』 と言われるのか? 実は「トイレ掃除」と「お金が入ってくる」の間には、 もっとたくさんのイコールがはさまれているのです。 (下につづく) |
2011-07-22 |
私は、人間が平等に生まれてきたとは思っていません。 一人ひとり身体的にも精神的にも違いがありますし、 また両親も違えば環境も違います。 このようなことが一人ひとりの可能性を高めたり、 制限したりすることはあるでしょう。 しかし、自分の可能性に気づけば、生い立ちはどうあれ、 誰もが選択する自由を持っていると信じています。 人生は切り開くものでしょうか、それとも、 与えられるものでしょうか? ただ生きていれば満たされるのでしょうか、 それとも、何か有意義なことを求めるのでしょうか? 私は、誰もが他人に奉仕し(愛情を持って接し) 自分だけの運命を切り開くべきだと思っています。 (若者の育成に力を入れたアメリカの俳優 ヒュー・オブライエンのことば) |
2011-07-21 |
「私には10年のキャリアがある」といった場合、 ■1年のキャリアを10回繰り返しただけなのか、 ■1年ごとの経験を10回折重ねていったのか、 そこが問題です。(略) ■28歳までのキャリアは、勢い。 ■29歳からのキャリアは、意志。 ■そして、50歳でのキャリアは、あなたの人生の作品。 50歳になって自分のキャリアを振り返ったとき、 「これは自分がつくった作品である」 と誇らしげに言えるかどうか。(略) キャリアという一大作品は、いやがうえにもあなたの働き様、 生き様を象徴するものとして業務実績や履歴書という形で、 他人の目にも触れる作品となります。 キャリアにつながる選択の一挙手一投足を自らの意志で行い、 悔いのない納得の作品を何十年という歳月をかけて、 こしらえていきたいものです。 |
2011-07-20 |
変化はリスクである。 変化しないのはもっとリスクである。 変化は良いリスク。 変化しないのは悪いリスク。 20代のリスクは金のリスク、 30代のリスクは銀のリスク、 40代のリスクは銅のリスク、 ゆでガエルにならぬよう、 リスクに向き合う勇気を持つことです。 人はリスクと引き換えに何かを得る。 リスクは怯えるものではなく、利用するものである。 |
2011-07-19 |
《ジグザグの道》 私たちは険しい山を登った 山道は、なぜか真っ直ぐではなく ジグザグに折れ曲がっていた やがて、それは、 山の険しさをうまく和らげるためであることがわかった 真っ直ぐの道は、登山者の足にはつら過ぎる だから、よりなだらかな道を歩き続けることができる ジグザグというデザインが生まれた こういうことがしばしば起こる 私たちはなかなか気づかない… この道が誰かのやさしさゆえに紆余曲折に満ちていることを 曲がりくねったまわり道だからといって けっしてぶつぶつ文句を言ってはならない それは、神の意志なのである 私たちを安息の家へ導く、 険しい山の勾配を和らげてくれるための (作者不詳) |
2011-07-15 |
「知恵は汗からの贈り物である」これは、 イギリスの思想家、トーマス・カーライルの言葉です。 知識は、本を読んだりしていくらでも得ることができますが、 知恵は汗を流すこと、つまり実際に行動しなければ 得ることができないということです。 掃除をすることでいいことがいっぱいある、と私は言います。 人はその話を聞いて、本当だろうかと思うはずです。 ここまでは、みんな同じです。 ここからが二つに分れます。 それならやってみようと、実際に身体を動かす人と、 よさそうだけれど納得できるまで身体は動かさない、 という人です。意外に多いのが後者で、 論理的にいいとわかるまでやらない、という人ですが、 しかし、それではいつまでもわかるはずありません。 そして、そういう人は、いくら知識は多くても、 汗からの贈り物の知恵は身に付かないのです。 ただ、知恵にも一つだけ欠点があります。 知恵は、一度身につけると一生ものですから、 悪い知恵も一生ものになってしまうことです。 消そうとしても消せません。 それに対処するには、いい知恵がつくことをたくさんして、 悪い知恵の比率を少なくしていくしかないのではないか、 と私は考えています。 長所を伸ばせば、短所が目立たなくなるのと同じです。 |
2011-07-14 |
大いに笑うこと。 知的な人々の尊敬と子どもたちの愛情を勝ち取ること。 正直な批評家たちから好意的な評価を得て、 偽りの友の裏切りに耐え抜くこと。 美しいものを賞賛し、他人の長所を見つけ出すこと。 健全な子どもたちを育んだり、 庭をきれいに整えたり、 社会状況を改善したりすることで、 ほんの少しでも世の中を良くすること。 自分が生きたことで、たったひとりでも、 人生が楽になった人がいること。 成功したとは、こういうことである。 (米国の思想家、詩人 ラルフ・ウォルドー・エマーソン) |
2011-07-08 |
自分にとって本当に有意義なものというのは、 ごく限られています。自分自身も、ある時間に、 ある一カ所の場所にしか存在できませんから、 決定的な唯一の答えに到達するためには、あまり欲張らないで、 シンプルを基準にするしかないと思うのです。(略) シンプルに生きることは、ある意味、 選択を制限されてしまうような感じる人もいるかもしれませんが、 そのシンプルな選択が、自分の必要とするものの基本の すべてを満たしてくれていれば、物足りなさは感じないものです。 どんなに美食を重ねても満足できなかったけど、 自然の湧き水を飲んだら幸福な満腹感に満たされたとか、 愛する人の手料理が一番美味しかった、 家具を全部処分して、必要最小限の物とシンプルな空間で 暮らすようになってから、初めて落ち着いた、そんな感じです。 あれこれ言葉を並べられるよりも、 ひと言でズバッと表現された方がわかりやすいように、 自分の中の迷いが消えたら、生き方も、表現方法も、 何もかもがシンプルになっていくものだと思います。 |
2011-07-07 |
自分で抱えきれない、許せない思いは 「天のゴミ箱」へ捨ててしまいましょう。 この天のゴミ箱は、いつも自分の目の前にあります。 ですから、許せない思いは上の方に投げるといった感じではなく、 目の前にあるゴミ箱にポイ!と入れるイメージで行ってください。 または、天に届くベルトコンベアーのような装置があって、 そこにポン!とのっける感じでもいいでしょう。 もう役目が終ったものを、 いつまでも自分のところに置いておいても、重荷となって 存在するだけですから、この「天のゴミ箱」という コンセプトを活用して、許せない思いを天に返してしまいましょう。 |
2011-07-06 |
「何にも夢中になれない」とか、 「自分を信じて生きることができない」と言う人がいます。 うまくいかないことだったらやらないとか、やっても、 苦労するだけだからなんて、結果ばかり気にしてしまうから、 自分を信じて夢を追いかけることができないのです。 しかし、何かを信じてやってみる過程そのものに 意味があるのであって、たとえ思い描いたような結果が でなくても、自分に何が足りなかったのかが学べれば、 それが価値ある結果なのです。 結果が見えないと努力できないようでは、話になりませんし、 自分の期待通りの結果がすぐに出ないと諦めてしまうようでは、 何事も達成することはできません。 何かやりたいことが見つかって、信じて夢中になっている時が、 最高に幸せな時なのです。 追い続けることが 自分に幸せをもたらしてくれるような夢を持つことです。 結果を出して、誰かに評価してもらうために追う夢は、 ただの欲求であって、夢ではありません。 |
2011-07-05 |
私たちは、一度「この人はこういう人だ」と 思い込んでしまうと、なかなかその思い込みから 自由になることができません。 けれども、何かのきっかけで固定観念が壊れる体験をすると、 相手が別人のように見えてくることがあります。 そんなはっとする体験をしたなら、それを生かしたいものです。 嫌悪感や恨みなどのネガティブな感情を通して相手を 見ていると、相手のいやな点ばかりが目についてしまいます。 たとえ親切にされても、それを素直に取れません。 固定観念を捨てて相手を見れば、 今まで気づかなかった姿が見えてきます。 今まで欠点だと思っていたことも、見方を変えれば、 長所だと思えるかもしれません。 |
2011-07-04 |
うまくいかないときであっても、 あきらめずに四方八方に突き当たれば、 成功の糸口をつかめることがあります。 誤ってプールにダイヤモンドの指輪を落としたと 想像してみてください。 水の中に入ってダイヤモンドを捜すのに、 一度しか捜さないのと、10回、100回と 水の中に入って捜すのとでは、 発見確率がまるで違ってきます。 一度のチャンスであきらめないでください。 人生のサイコロは何度振ってもいいのです。 |
2011-07-01 |
人生はマインドで180度変わる。 答えはシンプルです。 否定すれば不可能だし、肯定すれば可能となる。 肯定的な人にとっては、たとえ 地雷の埋められた道であっても、 散歩道と何ら変わるところがありません。 逆に、否定的な人にとっては、 安全であるはずの小道を歩いても、 地雷の埋められた道と同じ。 考え方一つで、 これほど違う結果がもたらされるのです。 |