■2011年07月15日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「知恵は汗からの贈り物である」これは、
イギリスの思想家、トーマス・カーライルの言葉です。 知識は、本を読んだりしていくらでも得ることができますが、 知恵は汗を流すこと、つまり実際に行動しなければ 得ることができないということです。 掃除をすることでいいことがいっぱいある、と私は言います。 人はその話を聞いて、本当だろうかと思うはずです。 ここまでは、みんな同じです。 ここからが二つに分れます。 それならやってみようと、実際に身体を動かす人と、 よさそうだけれど納得できるまで身体は動かさない、 という人です。意外に多いのが後者で、 論理的にいいとわかるまでやらない、という人ですが、 しかし、それではいつまでもわかるはずありません。 そして、そういう人は、いくら知識は多くても、 汗からの贈り物の知恵は身に付かないのです。 ただ、知恵にも一つだけ欠点があります。 知恵は、一度身につけると一生ものですから、 悪い知恵も一生ものになってしまうことです。 消そうとしても消せません。 それに対処するには、いい知恵がつくことをたくさんして、 悪い知恵の比率を少なくしていくしかないのではないか、 と私は考えています。 長所を伸ばせば、短所が目立たなくなるのと同じです。
まゆの感想
やってみるといいこと、行動してみた方がいいことでも、
行動することを損得を考える人、頭で理屈を考えてしまう人、 身体を動かすことを面倒がる人は、やらないことを選びがちだ。 それらをやってみて、身に付く知恵の価値に気づかず、 知恵にあまり重きをおかないのだと思う。 しかし、やってみて行動して、初めてわかることは多い。 そして、その知恵をつくことを楽しめる人、 価値を知っている人は、どんどん行動していく。 ただ、確かに、悪知恵もそうで… 悪知恵の方が、自分に得になるように思えるから、 行動しつつ、悪知恵の方を多く得てしまうこともある。 そして、悪知恵は一度身につけると、悪いと知っていても、 得になると思うから、ついつい使ってしまう… 人間、良い知恵だけ身につくわけではなく、いやむしろ、 悪い知恵の方が、意識せずとも身に付いていき、 やっかいなことに、良い知恵よりパワーがあるように思う。 だから、悪知恵は、自分で注意を払い律していくしないと思う。 知恵も使いよう、できるだけよりよい方向に使っていきたい。 |
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